2009年3月10日火曜日

松井秀喜の‘perfect English’~オフに広岡勲氏に提言したYESでの‘単独’ヒーロー・インタビュー~

今日は松井秀喜の英語力に関しての話だ。
松井の通訳を務めているのはRogelio Kahlon(ロヘリオ・カーロン)で、
Rogelioを英語にしてRogerと呼ばれている。
彼はジラルディをはじめヤンキースの選手達とも仲が良く、現地の番記者にも人気があるらしい。

今季は松井の実戦参加が遅れたために随分と暇でそれを記者たちにからかわれていたが、
逆に松井が出場しはじめてからは一変して、急に忙しくなった。
DET戦の後のインタビューが終わった時に、記者のひとりがロジャーに少し休みたいかどうか質問した。

するとその途端口を開いたのは松井だった。

“That’s right, you better give him a break,”
Matsui said in perfect English as everybody laughed.

別に‘perfect English’と騒ぐほど大層な英語ではないが、状況が状況だっただけに大ウケした。

松井に通訳いらないじゃん・・・(^。^)

松井の英語力については検索してみても諸説ある。
実は私はこのオフに松井の側近中の側近、広岡勲氏に直接質問&提言する機会があった。
内容を要約するとこんな感じの遣り取りだった。

なりぽん

試合後のYESのヒーロー・インタビューで松井の出番が、私の知る限りでは誕生日にグランドスラムを打った時の1回しか無かったが、あれ以外にも松井が呼ばれて当然の試合があったと思う。YESはやはり通訳を介すことに抵抗があるのか。もしそうならばそろそろ松井が‘単独’で臨むケースを広報担当として考えてはどうか。松井の英語力でそれは可能なのかどうか。

広岡勲氏

広報担当なのでYESに売り込んだりはするが通訳付きを嫌うのは事実で、王建民やメルキーも呼ばれない。松井は英語を聞き取る能力はかなりあるのであとは話す方の問題。何れそうなれるように努めたい。

きちんと答えてくれたのはいいが、どこか政治家の常套句の‘前向きに検討します’
に通じる印象が強かった。

確かに松井はアメリカに語学留学した訳ではなく、ベースボールをしに行った訳で、
英語のインタビューを受けるかどうかなんて全くの別問題とも言える。

野球に集中するためには寧ろそんなことから無縁でいた方がいいかもしれない。

でもね、私としてはYESのキンバリー・ジョーンズのヒーロー・インタビューを
受けている松井の姿を数多く目にしたいのだ。
それによって現地でのプレゼンスが上がるしファン獲得にも繋がると思う。

プレイとしてはその資格を得ながら英語の問題で弾かれるのが気に入らない。

何を聞かれても他の多くの選手達がそうであるように‘great’を連発していれば大丈夫。

あとは冒頭に紹介したエピソードでも分かるように、英語でコミュニケーションを取れると、
あっちのマスコミともより良い関係を築くことができる。

政治家と国会記者クラブの関係が閉鎖的で歪であるように、松井と日本人マスコミにも
悪い意味での馴れ合いがある。
それが読むに堪えないヨイショ記事に繋がったりする。

そういう世界から脱皮する意味でもツールとしても英語は必要な気がするのだが、
シーズンが始まったら英語より素振りだね。

2009年3月6日金曜日

日本がWBC初陣の日に松井秀喜が初見参の因果~それにしてもイチロー礼賛包囲網は異常ではないか~

これも何かの因果なのだろうか。
日本代表チームがWBCの初戦を戦った日に、松井秀喜がこのスプリング・トレーニングで
初めてラインアップに名を連ねた。
選手が歯抜けのせいもあって4番DHでの出場となった。

松井秀喜にとってWBCは‘鬼門’であり‘無縁’だ。
松井ファンのわたしにとってもどこかWBCは距離感を感じる。
それでも前回はそれなりに熱狂した部分もあったが、今回は今のところ相当冷めている。
高校野球でさえまだ春の大会をしない時季にプロが世界一決定を争うと言われても無理がある。

日本代表の初戦はコールドゲーム必至とも言われていた中国戦だったが、
文字通りの‘お寒い試合’で今後におおいに不安を抱かせる内容だった。

チームリーダーを務めるイチローが不振だ。
もともとイチローを好まないわたしだが、それ以上に激しく嫌悪感を覚えるのが
気味の悪い程のイチロー礼賛をするマスコミだ。

実況も常にイチローが中心、普段からその‘温さ’で飯を喰っている感のある栗山は勿論だが、
古田も緩いし、中居も話にならない。
義田貴士というイチローとの仲の良さだけで売っている鼻持ちならないパラサイト男がいる。
どうみても整形したとしか思えない鼻を持っている。
そんな仲良し組の‘大丈夫、まったく心配無い’宣言を聞いても歯が浮くだけだ。

何かにつけて現実を直視しない‘大本営発表的な臭い’がプンプンするのだ。

以前‘新聞はイチローに甘すぎる!’という文春のコラムを取り上げたことがあるが、
それが日の丸を背負うことによってさらに増幅されている。
‘スポーツニュースは恐い’という本に書かれている‘忘れさせないナショナリズム’が、
サブリミナルなんてもんじゃなくあからさまに刷り込まれていく。

そして当然のことながらこんなこと書いているわたしは‘非国民’扱いだ。

‘多事争論’でも‘是々非々’でもない報道の危うさを感じ取れる人間が送り手にも受け手にも少なすぎる。

この異常とも言えるイチロー礼賛包囲網が呪縛となってイチローの不振を招いている可能性もあるわけで、
そうなると自爆行為とも言えなくない。

ここまで書いた分を読み直すとかなり偉そうだし、正直自分でも語気が強すぎると感じているが、
まあ今日はこのままでいきます。

わざわざ‘語気’って・・・他意はありませんよ。

さて松井だが、実戦参加が遅れることは知っていたが一応毎日番記者のブログで
スタメンはチェックしていた。
当初の予定よりさらに遅れていたのでやっとMatsui DHを発見して少しホッとした。
相手はWBCのカナダ代表だ。
U.S.A.戦はYESの実況放送があって、チラッと観たがカナダ戦は中継無し。
昔懐かしいGAMEDAY観戦になったが、STの場合アップデートもリアルタイムではない。
断言できないが松井の顔写真が更新されているような気がする。
渡米の時の映像でも感じたが少し痩せて頬がこけて見える。

松井は2打席だったがセンターフライとサードへのポップフライでヒット無し。
DHのポジション争いをしそうなポサーダと途中交代させられた。

松井の実戦初戦、リヴェラのブルペンでの初投球等の話題を完全に吹っ飛ばしたのは
やはりこのお騒がせ男、A-Rodだった。
臀部に違和感があって手術が必要になる可能性も否定できないそうだ。

かつてのメラメラと燃えるようなヤンキース愛がかなり冷めているので情報弱者になっているが、
1ヶ月後シーズンが始まればそれなりに燃えてきそうだ。
そのためにも松井には故障せずに無事に開幕を迎えて欲しい。

因みに番記者の開幕スタメン予想では一応5番DHになっている。

2009年3月1日日曜日

Forbes Global 2000でみる‘一年先’は闇~AIGに続きランキング5連覇のシティグループも政府の管理下に~

マスコミが犯罪者について近所の人の評判を集めている場面で、しばしば耳にする決まり文句がある。
‘顔を合わせるといつも挨拶をするし、まさかこんなことをする人とは・・・’

おいおい、挨拶をするかしないかだけで犯罪者になるかどうかわかるのかよ・・・(>_<)

世の中には陽気で愛想が良い犯罪者もいる訳で、この決まり文句の単純さを馬鹿にしていながら、
一方でお隣さん達に会うと‘いざという時’に備えて必要以上に丁寧に挨拶をしてしまう
自分がいたりするから面白い。

挨拶を基準にしての‘まさかあの人が・・・’というのは余りにも根拠が希薄だが
こっちの‘まさかあの会社が・・・’はどうなのだろうか。

有力経済誌フォーブス(Forbes)は世界の富豪のランキングを発表することで有名だが、
世界の企業についてもForbes Global 2000というランキングを公表している。
経済誌と言えばフォーチュン(Fortune)も有力で古くからアメリカ国内外の企業ランキングを
発表しているが、こちらは単純に総収入をベースにしている。
一方フォーブスの方は売上高、利益、資産、市場価値の4つの要因に基づいて決められているので、
企業の実力をより的確に反映させている印象がある。

Forbes Global 2000の発表を開始したのは2003年だが、
栄えある初代第1位はシティグループだった。
そしてなんとシティは2007年まで5連覇するのである。
さすがに2008年は急降下するがそれでもしぶとく24位にとどまっている。

AIGはどうだろうか。
3位→3位→3位→4位→6位→18位

AIGは昨年のリーマン破綻直後に資金繰りに行き詰まり破綻寸前に追い込まれたが、
膨大な額のCDSを人質にして政府に救済され公的管理下に置かれた。

シティグループもついに株価は1ドル台に下落、政府が株式の36%を取得する形で
政府の管理下での再建を目指すことになった。

‘まさかあの会社が・・・’なんてもんじゃない。
世界に冠たる超優良企業であった筈の2社が凋落も凋落、まっさかさまの地獄行きだ。

まさに‘一年先’は闇だな・・・(>_<)

こんなことになるとフォーブスの担当者も顔色無しだろう。
ランキングが指標として軽視される可能性もおおいにある。

いや、意地の悪い見方をすればデスノート的指標性はあるかもしれない。
予備軍のひとつに目されているバンク・オブ・アメリカだが、
5位→6位→4位→3位→2位→3位とAIG,シティの後に続くには遜色無い順位を確保している。

資本主義の権化であるアメリカにおいて‘国有化’という言葉はやはりどこか馴染まない。
それに伴うコストも膨大なものになるだろう。

近い将来‘まさかあの国が・・・’という事態があるかもしれない。