2010年1月26日火曜日

あのA-Rodが言うから説得力がある~ワールドチャンピオンチームの一員であることに勝るものなし~

A-Rodにベーブ・ルース賞が授与された。
wikiを読む限りでは飽くまでもワールドシリーズでのパフォーマンスによって
選ばれるとあるから、MVPを獲得した松井秀喜も対象になってもおかしくないと思うのだが、
現地の記事を読む限りではポストシーズン全体の印象も影響しているようだ。
この賞は全米野球記者協会(BBWAA)のニューヨーク支部によって決定されるから、
NYを離れた松井には不利だったのかもしれない。

そもそも9年ぶりに王者を奪回したNY勢が盛り上がるには遥かにネーム・ヴァリューのある
A-Rodの方が相応しかったのだろう。

それはさておき、受賞パーティーでの彼のコメントが悪くない。

"I've been up here a couple of times to receive MVP Awards, But nothing compares with the feeling of being part of a world championship team. Not even close, not one-tenth of it."

勿論こういう状況では誰でも空気を読んだことを言いたがるものだが、
何処となく本気だと実感できるものがある。
ア・リーグのMVP3回、HR王5回、その他数々の個人タイトルを手中に収め、
最高年俸の男の発言だからこそ迫力もあり説得力がある。
メジャーリーガーとして最高の喜びはやはりワールドチャンピオンのチームの一員となることなのだ。

A-RodがNYYにやってきてからはワールドシリーズに出場することさえできずに、
The curse of A-Rodとまで言われていたからなおさらだろう。

まあ、松井秀喜の野球観は常にチームが頂点に立つことで一点の曇りも無いが、
エロもやっと真っ当な価値観に覚醒したらしい。

ヤンキースは2010年も再び最大の喜びを味わう十分な戦力があるが、
ポストシーズンに強いエロに変身させたlucky charmとは既に別れたとのことなので、
今シーズンは新しいガールフレンド次第になる。

因みに奴はベーブ・ルース賞の次は同じメンバーで選出するグッド・ガイ賞を狙っている。
逆に松井が狙うのは自身のベーブ・ルース賞、いや、チームメイトの誰かが獲れることだな。