2008年7月22日火曜日

A tough cookie~松井秀喜が自分で膝の手術の‘執行猶予’を決断~

松井秀喜が左膝の手術をせずに治療を続け復帰を目指すことになった。

実は手術を敢行することを前提にした‘予定稿’を準備していたのである意味面喰ってしまった。

手術によって松井秀喜の2008年が終了することを素直に嘆き悲しむ内容だったが、
だからと言って今日手術回避の一報を聞いて喜べるほど事態は単純ではなさそうだ。

膝の状態は一時に比べればやや改善しているかもしれないが、
客観的には手術を実施するのが‘穏当’なのだろう。
それを松井が自身の意向を強く主張して‘執行猶予’に持ち込んだ印象が強い。
言葉は悪いが‘ゴリ押し’と言ってもいいかもしれない。

キャシュマンGMのコメントにこう言うのがあった。

‘Matsui is one tough cookie.’

‘tough cookie’ってどんな意味なんだろう。

英和だと
((略式))不屈の(荒っぽい)男, したたかな人.

英々だとこんな感じだ。

・A tough cookie is a person who will do everything necessary to achieve what they want.

・someone who is very determined to do what they want and who usually succeeds even in difficult situations.

この場合のやりたいことが実際にプレイをしたいことを指すのか、手術回避を指すのか。

野球に対する真摯な姿勢なら評価していると解釈できるが、手術を断固として拒絶するという意味だと、
首脳陣を困らせていることになる。

何れにせよチャレンジというよりはギャンブルと呼んでいい程、確率の低いことを狙っている。

手術の方向で完全に外堀を埋められて、松井もそれに不承不承従うと思っていたが、
最後の段階になって松井の本心が見えてきた。

それがどんな結果になろうが自分で決めたことなら本人もファンも納得しやすい。
松井秀喜の野球選手としてもヤンキースの一員としても厳しいステージが続くが、
ファンはひたすら祈るしかない。

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