放置していれば確実に癌化していた大腸ポリープを発見しそれを切除して、
将来致命的になっていたかもしれないリスクを回避することができた。
これは大腸の内視鏡検査を行ったお陰だ。
実はその10ヶ月前には便潜血検査という方法の検査を受けていた。
時折血便の症状があったからだ。
結果は‘陰性’だった。
普通はその結果に満足してしまい、もう何もしない。
未体験の面倒臭そうな内視鏡検査を受けようとは考えない。
結果が‘陽性’でも受けたがらない人がいるほどだ。
それなのに何故検査を決意したか。
頻度はたいしたことは無いが相変わらず血便の症状があったのは事実だ。
ただ私は例のワーファリンという血を止まりにくくする薬を服用しているから、
歯を磨いただけで出血したり、簡単に目が充血したりする。
‘血も滴るイイ男’だから仕方がない・・・(>_<)
それだけの症状で別に痛くも苦しくもないから‘尻に火が付く’状況ではない。
では何が動機づけになったのか。
‘グレイズ・アナトミー’と‘リ・ジェネシス’だ。
なんじゃ、それ?
と言う人が大半かもしれない
どちらも海外のテレビドラマだ。
前者は外科インターン達を描いたアメリカの医療ドラマ。
後者はバイオ犯罪捜査を扱ったカナダのドラマだ。
細かい台詞や場面は忘れてしまったが‘DNAがすべてを決定する’という内容の話が
しきりに出てくるのである。
病気もそうだし性格も全部DNAで決まるというのだ。
別に‘DNA万能説’を‘妄信’する訳でも‘洗脳’された訳でもない。
ただ両親を癌で亡くしている私は自分も癌にやられるのではないかと
妙な‘現実感’を覚えたのだ。
それが内視鏡検査を申し込もうと思った直接的なきっかけだ。
ドラマを観ていなかったら恐らく行動しなかったと思う。
あとは到る所で目や耳にした大腸癌に関する情報にも背中を押されたかもしれない。
日本人が罹る癌の中でいま最も‘旬’なのだ。
既に日本人女性の癌死亡原因のトップになっていて、
2015年には国民の癌死亡原因の1位になると言われている。
相場の世界じゃないが‘The trend is your friend.’
確実に右肩上がりのトレンドには‘敬意’を払うべきだ。
そこで大腸と胃の内視鏡検査を同時期に実施した。
実は胃がそうであったように大腸の方も‘異常なし’の確認をするだけだと思っていた。
まあ結果的には‘異常あり’だったが、この早期発見が見事に奏功したことになる。
今振り返っても何故ドラマを観ただけで、まるで‘魔がさした’ように検査をしようと思ったのか、
自分でもわからない部分もある。
直観力みたいなものでもあったのか・・・(^。^)
松井秀喜のビッグ・ファンとしては、松井の膝の内視鏡手術に‘触発’されたとでも書けば
‘絵になる’が、さすがにそれは無い。
因みに内視鏡でポリープを切除する時の方法は‘ポリペクトミー’と呼ばれるが、
‘グレイズ・アナトミー’と‘リ・ジェネシス’‘合わせ技’にチョッとサウンドが似てる・・・(^。^)
2008年2月7日木曜日
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