松井の通訳を務めているのはRogelio Kahlon(ロヘリオ・カーロン)で、
Rogelioを英語にしてRogerと呼ばれている。
彼はジラルディをはじめヤンキースの選手達とも仲が良く、現地の番記者にも人気があるらしい。
今季は松井の実戦参加が遅れたために随分と暇でそれを記者たちにからかわれていたが、
逆に松井が出場しはじめてからは一変して、急に忙しくなった。
DET戦の後のインタビューが終わった時に、記者のひとりがロジャーに少し休みたいかどうか質問した。
するとその途端口を開いたのは松井だった。
“That’s right, you better give him a break,”
Matsui said in perfect English as everybody laughed.
別に‘perfect English’と騒ぐほど大層な英語ではないが、状況が状況だっただけに大ウケした。
松井に通訳いらないじゃん・・・(^。^)
松井の英語力については検索してみても諸説ある。
実は私はこのオフに松井の側近中の側近、広岡勲氏に直接質問&提言する機会があった。
内容を要約するとこんな感じの遣り取りだった。
なりぽん
試合後のYESのヒーロー・インタビューで松井の出番が、私の知る限りでは誕生日にグランドスラムを打った時の1回しか無かったが、あれ以外にも松井が呼ばれて当然の試合があったと思う。YESはやはり通訳を介すことに抵抗があるのか。もしそうならばそろそろ松井が‘単独’で臨むケースを広報担当として考えてはどうか。松井の英語力でそれは可能なのかどうか。
広岡勲氏
広報担当なのでYESに売り込んだりはするが通訳付きを嫌うのは事実で、王建民やメルキーも呼ばれない。松井は英語を聞き取る能力はかなりあるのであとは話す方の問題。何れそうなれるように努めたい。
きちんと答えてくれたのはいいが、どこか政治家の常套句の‘前向きに検討します’
に通じる印象が強かった。
確かに松井はアメリカに語学留学した訳ではなく、ベースボールをしに行った訳で、
英語のインタビューを受けるかどうかなんて全くの別問題とも言える。
野球に集中するためには寧ろそんなことから無縁でいた方がいいかもしれない。
でもね、私としてはYESのキンバリー・ジョーンズのヒーロー・インタビューを
受けている松井の姿を数多く目にしたいのだ。
それによって現地でのプレゼンスが上がるしファン獲得にも繋がると思う。
プレイとしてはその資格を得ながら英語の問題で弾かれるのが気に入らない。
何を聞かれても他の多くの選手達がそうであるように‘great’を連発していれば大丈夫。
あとは冒頭に紹介したエピソードでも分かるように、英語でコミュニケーションを取れると、
あっちのマスコミともより良い関係を築くことができる。
政治家と国会記者クラブの関係が閉鎖的で歪であるように、松井と日本人マスコミにも
悪い意味での馴れ合いがある。
それが読むに堪えないヨイショ記事に繋がったりする。
そういう世界から脱皮する意味でもツールとしても英語は必要な気がするのだが、
シーズンが始まったら英語より素振りだね。
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