昨日、イチローが9年連続200本安打に‘あと2本’となった時点で、
日本列島は熱狂していた。
なにしろNHKの定時ニュースの冒頭で‘日本のためにがんばってもらいたい’と
珍妙なコメントをするオバサンが登場する始末。
‘200本安打’は‘政権交代’同じくらい国民に浸透している感じだ。
‘あと50本’の頃から狂騒を始めていたメディアも必死だ。
因みにアメリカでジーターの記録を騒ぎ始めたのは‘4 to Go’からだった。
今日のマリナーズはダブルヘッダーだから、安打製造機のイチローの達成確率は極めて高い。
中継もNHKだけでなくJスポーツ、それにTBSまで乗り出した。
ところが現地が雨で試合開始が遅れ文字通り水を差された。
私はヤンキース戦をMLB.tvで観戦していたので後まで知らなかったが、
JスポとTBSは急遽ヤンキース戦を中継したらしい。
まるでイチロー様の‘前座’扱いだな・・・(-_-;)
ジーターの記録達成に酔ったのはいいが、そのハングオーバーでBAL相手に連敗をしたヤンキース。
今日も中盤まではフラストレーションが溜まりまくる展開だった。
戦犯候補がぞろぞろ。
ランナー3塁(1アウト以下)で悉く失敗する。
松井もダメ、テシェエラは3度もしくじって流石に大ブーイング。
守備ではレフトのデーモンがアウトカウントを間違えて‘第2のレイサム’をやらかしてしまう。
2死満塁で見逃がしの三振に倒れたA-Rodは守備を終えた後‘時間差抗議’を始め、
それを守ろうとしたジラルディ共々退場処分になった。
ジラルディ退場は‘勝利の方程式’だが4番が居なくなるのはなんとも軽率だ。
その直後、松井はリードオフ・シングルを放つが‘さっき打てよ’と言いたくなる
チグハグな攻撃。
試合後に判明したが、チャンスで2打席凡退した後、ケヴィン・ロングコーチが
アドヴァイスを与えて‘一変’したとのこと。
デーモンのボーンヘッドで‘オー・マイガッド!’状態だったサバシアだが、
キレずに投げ続け3-3で迎えた6回裏。
2アウト満塁で打席には松井。
1塁ランナーのヒンスキーを直撃しそうな鋭い当たりはライトへの勝ち越し2点タイムリー。
それまでのヤンキースはRISPで15-3という拙攻だったから、まさにビッグヒットになった。
松井自身を含め数多くの戦犯候補が救われたな・・・(^。^)
サバシアは17勝目を挙げ、サイ・ヤング賞争いに生き残った。
2点差でインシュアランス・ランが欲しい8回裏、1死1,3塁で再び松井の登場。
ここはしっかり‘最低限の仕事でいいぞ’と思ったら、なんと初球を叩き3ランHR。
出迎えのジーターを相手に‘俺ってすごい!?’とおどけた表情を見せた。
久々に登板機会があると準備をしていたリヴェラはのけ反った。
8得点のうち松井が5打点か、完全にヒーローだな・・・(^。^)
よせばいいのにその後もボンバーズは手を緩めず、松井の価値が希薄化する。
最終スコアは13-3と大勝だったが、6回裏のあの松井の勝ち越し打までは
決してそんな感じではなかった。
あ~、こんな活躍しちゃったらブログも書かなきゃいけないな・・・(-_-;)
その後マリナーズの試合が始まった。
この段階になって‘らしくない’長打が目立っていたが200本目は‘イチローらしい’
ショートへの内野安打で見事達成。
これで日本中が狂喜乱舞、イチロー一色になるな・・・(・o・)
‘イチロー以外の日本人選手はメジャー・リーガーとして認めない、眼中にない’
まるで‘一億総張本化’している中で5打点挙げるメジャー・リーガーがいても
日本ではニュースにならないだろう。
まあイチローの‘一件落着’で世の中のMLB報道が‘正常化’することを期待しよう。
ってそれはしょせん無理な話か・・・(-_-;)
2009年9月14日月曜日
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