あちらの記事でHideki Matsuiといえばclutchやsluggerがデフォだったのが、
今やslumpやstruggleが常について回るようになってしまった。
そして遂にL.A.TimesにはHideki Matsui keeps dropping in lineup; will he fall all the way out?と書かれてしまった。
開幕4番だった男が7番まで落ち、まもなくマシスが復帰したら
DHは好調ナポリに奪われて居場所が無くなるかもしれないという読みだ。
松井ファンとしては心が痛むが、チームが低迷する中ではそういう議論が出てくるのも甘受するしかない。
打席での振る舞いが結果以上に見ている人間にそう感じさせる。
最近一応ヒットは出てきたが、ここは何かド派手な活躍が必要だ。
そして今日のTOR戦、まさにそれが実現した。
同点で迎えた6回裏に松井が打った瞬間それとわかる勝ち越し2ランHRを放ったのだ。
ベンチで松井を迎えるチームメイトの表情は最高だった。
チームが勝ち越したことも勿論だがもがいている松井に結果が出たのを祝福しているようでもあった。
ハンターはいつも通りだがアブレイユが特に興奮していた。
一呼吸置いて再び近寄って来たソーシアも松井と言葉を交わし満悦の表情でグータッチをした。
これで勝ったら見出しを飾れるな・・・(^。^)
な~んて安易な考えは持たない。
今のLAAのブルペンでは残り3イニング3点リードで同点イメージだからだ。
今日はそれでも頑張ったが9回1点リードの場面でアブレイユが痛恨のエラーを
犯してしまい同点にされてしまった。
こうなると松井のヒーローどころか折角の2ランHRが空砲になる恐怖が忍び寄る。
そして9回裏サヨナラを決めたのは散々戦犯ズームアップ攻撃を受けていたアブレイユだった。
FOXのヒーロー・インタヴューも奴に取られた。
Matsuiが見出しを飾り、お立ち台に呼ばれる可能性があったのを消した
‘戦犯’は自作自演のアブレイユだ。
まあ、そこは‘勝ちゲームに戦犯無し’だし、試合展開を知っている人なら
あれが‘実質決勝’HRだったことを理解できる筈だ。
そもそもあぶさんは私の好みの選手だから許す。
しかし観客も現金なものだ。
HRを打った後の打席では大きな歓声と拍手で松井を温かく迎えた。
あわやマルチHRという当たりであれが入っていれば相当インパクトがあっただろう。
明後日から始まるSEA戦はア・リーグ西地区最下位争いだが一部の日本人には天王山とも言える。
先ずはそこで今日のような活躍をして欲しいものだ。
2010年5月27日木曜日
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