2010年5月28日金曜日

Los Angeles、ロサンゼルス、ロスアンジェルス~そろそろ日本人も‘ロス’なんてやめて‘L.A.’(エル・エー)と正しく略そう~

去年の12月松井秀喜のLAA入団が決まった時から今日のネタはいつか書こうと思っていた。
そもそもナリポンは本わさびを醤油に溶く人とLos Angelesを‘ロス’と略す人を許せない。
な~んて言うと前者だけで凡そ半分以上、後者では99%の人を敵に回しそうだ。
許せないというのはわざと過激に言っているだけのお遊びだが、
逆にきちんとしている人を大いに認めたくなるのは事実。
本わさびの方はまあ浸透しているが‘ロス’の方は相当ハードルが高い。
今回こうして書くきっかけを作ってくれたのは、超常連さんのひとりが
書き込みの中で‘LA’と表現していたのを発見したからだ。

むむ、おぬしできるな・・・(^。^)

‘ロス’はなぜいけないのか。
先ずはwikiからの引用を読んでもらいたい。

「Los Angeles」という都市名は、スペイン語の los ángeles、すなわち、「天使」を意味する ángel(アンヘル。男性名詞)の複数形 ángeles に男性複数定冠詞 los を前置したものに由来する。英語に直訳すると the angels である。

「Los Angeles」 の発音は、スペイン語では「ロサンヘレス」(太字はアクセント)、英語では「ローサンジャラス」または「ロサンジャリーズ」に近い発音である。日本語表記では、外務省など政府機関においては「ロサンゼルス」としているが、「ロサンジェルス」「ロスアンゼルス」「ロスアンジェルス」なども見られる。

当市の略称は、英語とスペイン語ではLA(英語: エル・エイ、スペイン語: エレ・ア)、日本語では「ロス」(Los) が用いられる。ただし、「los」はスペイン語の男性複数定冠詞であるためそれ自体は意味を持ち得ず、スペイン語・英語いずれでも「ロス」をロサンゼルスの略称として用いない。


‘the angels’をしきりに‘the’ ‘the’ ‘the’と言っていると思うとやはり滑稽だろう。
そもそも相場師にとっては‘ロス’というのは損失のlossを思わせるから、
‘ロス疑惑’とか聞くと必要以上に反応して嫌っていた面もある。

でも、日本で‘ロス’と言えば通じるし、寧ろ‘LA’なんて気取っても逆に通じないぞ。
と反論されたら認めざるを得ないが、そこは世界標準を重んじるというか、
現地で通じないことは避けるべきという正論に逃げるしかない。

実は3月に当地で大学教授をしている夫婦2組と会食する機会があった。
その中に南カリフォルニア大学で学んだことのある日本人と英国出身の女性がいたが、
この話題を振ったところ‘ロス’は日本人にしか通じないという結論で一致した。

と言う訳で、今日のこのエントリーを読んだ人達が今後‘LA’派に転向するか、
‘ロス’派に留まるか。
別にどっちでも大勢に影響ないようだが、そういう細かいことの集積が人生だったりする。

因みに‘L.A.’でもピリオド無しの‘LA’でも大丈夫だが後者はルイジアナ州の略称にも使われる。

その後もググっていたらこんな記事を発見。

★LA観光局が日本人観光客誘致へ「ロス」追放運動

 ロサンゼルスを「ロス」とは呼ばないで――。日本人観光客の誘致を強化している
米ロサンゼルス観光局が、日本向けにこんなイメージアップ作戦を展開している。
ロサンゼルスは、米本土の都市の中で日本人観光客数トップ。お金を多く落とす
日本人は地元経済への影響も大きい。だがここ数年は同時テロやイラク戦争などの
影響で日本人の数が激減。昨年ようやく回復したが、全盛期にはほど遠い。

 そこで観光局は今年、「初めて消費者向け広告の予算を計上」(広報)し、
日本人の誘致に本腰を入れ始めた。手始めに3月、東京と大阪の地下鉄駅構内に
ポスターを張り出し、主要な女性誌にPR記事を掲載する。「ロス」追放運動も
その一環。
 日本では「ロス」という呼び方が定着しているが、観光局によると「ロス」は
「ロス疑惑」や「ロス暴動」を連想させ、イメージが悪い。代わりに広めようと
しているのが「LA(エル・エー)」という呼び方。もともと米国ではLAが一般的。


2005年2月の日経新聞だが、既にこんな動きがあったのに
一向に改善されていないのね。
こりゃあ、今更ブロガーが取り上げたところで変わんないね・・・(-_-;)

じゃあ今日の結論は何れにせよ本わさびは醤油に溶かない、粉わさびはどうでもいい。
ってことで・・・(^。^)

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