さて前2回は明治(安田)生命のネガティヴ・キャンペーンのような内容になってしまったが、
今日は一応実用的な話だ。
私は明治安田生命との生命保険契約を1月中に定期部分の3800万をゼロにして
主契約の200万にすることにした。
それに伴い、1月から保険料も2万5千円から2千円に引き下げる。
この減額変更の手続きをどのタイミングで行うのが最も契約者にとって得なのか。
得というのは従来の死亡保険金4000万の有効な期間をどれだけ長くキープできるかという意味だ。
先ずその前に理解すべきことがある。
12月に引き落としになった保険料は飽くまでも12月の分だということだ。
家賃のように翌月分を前もって払っているのではない。
本当なら月初に保険料を払いその月の保険契約が有効になるというのが合理的に思えるが、
実際は26日とか27日とかに支払っている。
継続的に払い込みをしていれば特に問題はないが、今回のように保険契約を変更する場合はどうなのか。
頭で考えれば2月1日から保険契約も保険料も減額になるというのが整合性もあってスッキリしているが、
実際は当月中の契約変更にも応じている。
結論から言えば、1月中に変更の手続きが完了するまでは、変更前の保険契約が有効となる。
つまり月末ギリギリまで粘るのが最もお得ということになる。
私は事務上本社での処理が済むのに1日余裕を見て届を出すつもりだ。
27日に従来の保険料が引き落としになるが、2月中に新保険料との差額がリファンドされるとのこと。
私の場合だと約2万3千円となるが、もし死ななかったらこの保険料を不払いなのに
ほぼ1ヶ月間減額前の保険契約をキープできることになる。
死亡した場合は勿論旧保険料を払う必要があるが大儲けだ。
この整合性を欠く一種の抜け穴はおそらく1ヶ月の払込猶予期間と呼ばれる制度から
生じてくるものと思われるが、契約者には有利なことだ。
タイトルでは‘裏ワザ’などとキャッチーな単語を使ったが約款に基づいた正当な遣り方だから
臆することは無い。
但し、保険屋さんにとっては嫌な裏ワザになることは間違いない。
明治安田の場合この点に関しての質問に誰も即答できなかったが、
それが‘意図的’だったかどうか質したら、本当に正確なところが分からなかっただけと返答された。
では月初とか月半ばに手続きをしようとする顧客に対して‘遅くした方が有利ですよ’と誘導する
‘顧客思い’の人はいますかね、と訊くと‘いないと思います’
まあ、日本一の不払いキング明治がそんなことする筈がないか・・・(-_-;)
因みに私の担当の問題の所長は、自動引き落としの金額を変えるためには
10日以上前に伝えなければならないと言って早期の手続きを促してきた。
私とは相変わらず波長が全く合わない男らしい言い草だが、
そんな技術的で本質的でないトークでハンコを押してしまう人も結構居るかもしれない。
以上書いてきたことは明治安田生命の場合だ。
ニッセイのコールセンターにも電話してみたが、最初に出た女性は派遣なのか回答できず、
いきなり課長に回された。
彼は答えを持っていて説明してくれたが、半日後には一部説明に間違いがあったとして
訂正の電話を架けてきた。
ニッセイの場合は引き落とし日までに‘停止’の意思表示をしておけば(電話でO.K.)
変更届けは月末まで出せばいいそうだ。
それにしても単純な疑問だが、これだけ大手生保のそれもキャリア十分の幹部社員達の知識が
何故この件に関しては曖昧なのだろうか。
私のようなケチくさい発想をする奴が極めて稀有なのか。
数週間の手続きの違いがあっても実際にその間に死亡保険が発生することが殆ど無いのか。
それとも特有の保険屋さんへの‘従順さ’のせいなのか。
逆に言えばこの裏ワザに興味のある人も少なそうだが、もし使う場合は当該保険会社に
必ず確認すること。
同じ会社でも人によって説明が違ったりするのでその辺も要注意だ。
2009年1月21日水曜日
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