2009年6月8日月曜日

Hustling Hideki~松井が今季初のNY紙1面登場を果たしたしょっぱい‘決勝2ゴロ’~

nypost-06-08-09


昨日の試合から現地の実況はしきりにゴージャスとかビューティフルを連発していたが、
確かにハイヴィジョンで観ると惚れ惚れするような天気で芝生が輝いている。

天気とは裏腹に暗いのは松井ファンだ。
そもそも松井自身の表情が冴えない。
昨日はスタメンを外れ、8回の裏勝ち越しのチャンスで登場したが三振に倒れた。
YESでも相当問題視したチェック・スウィングの判定だったが、
クラッチ・ヒッターを標榜していた頃だったら(←過去形)その前に何とかしていたかもしれない。

今日はスタメン出場したが、2ゴロ*2+センターフライで相変わらずヒットレスだった。

8回の4打席目は名誉挽回には絶好の場面。
既に2点入れて同点、しかも1死満塁だ。

かつてはキングとも呼ばれた最低限シチュエーションだが、
今の松井には昔ほどの安定感、信頼性は無い。

初球をバットの先に引っかけてしまいこの日3つめの2ゴロ。
しまったと思う余裕もなく必死に1塁に走った。
マイケル・ケイが絶叫する・・・‘NOT IN TIME’
エロが生還しヤンキースが逆転に成功した。

狙ってもなかなか打てない絶妙のソフト・グランウダーだった。

何としょっぱい勝ち越しRBIなんだ、まあ3度目の正直だな・・・(>_<)

いいんです、兎に角何とかする、これが実に大事なこと。
一歩いや半歩間違えばゲッツーでイニング終了、A級戦犯扱い必至だった。

因みに、デービッド・コーンが厳しく非難していたが、
1塁ランナーのポサーダの漫然とした走塁は頂けない。
打球処理をした場所からいって、あそこは一旦ストップして、
確実に併殺を防ぐことを考えなければいけない。

昨日は代打でしかも2アウトだったが、決め切れなかった松井が今日はしょっぱい方法だが、
逆転を演出した。

そしてもうひとり、昨日苦杯をなめたリヴェラが登場する。
今日は快調に2アウトを取り、迎えたのは代打ロンゴリアだ。
昨日はジラルディに敬遠を指示され、本人は勝負したかったのに結果的にはそれが裏目となった。
‘チーム内不一致’をマスコミは騒ぎたてていた。
そう言えば、去年もムースとの間で同じようなことがあった。

そのモンゴリアが2ゴロで試合終了。

結果論と言えばそれまでだが、形の上ではリヴェラ自身が‘自説’の正しさを証明した事にはなる。

今年のヤンキースは今日で33勝目になるが20個目の逆転勝ちというのは驚異的だ。
そして、ほとんどどうでもいいがジラルディの監督としての200勝目になるそうだ。
松坂が投げたBOSが負けたので単独首位に返り咲いた。

松井の2ゴロが‘決定打’になったんだから、もっと起用方法を考えろよ・・・(^。^)

というのは冗談で、今日で4試合ヒットレスという状態では何かと厳しい。
但し、試合終了後の表情にはやや明るさも戻っていた。

松井にとっては単にヒットを打つことではなく、チームの勝利に貢献できることが最大の良薬だ。
この決勝2ゴロが何かのきっかけになってくれれば嬉しいが・・・。

いやはや、驚いた。
NY紙をチェックしたら、あの松井来年不要説を展開したNY Postの裏1面が松井だった。
今季初登場だ。
WINNING the RACEの見出しで
Hustling Hideki helps Yanks rally past Rays, move into first

これは流石と言っていいのかお目が高い・・・(>_<)

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