2008年10月11日土曜日

‘現役’巨人ファンのみんな、本当におめでとう~原辰徳は確実に名監督への道を歩む~

原巨人が143試合目でリーグ優勝を決め連覇を果たした。

2003年の8月まで40年近く熱狂的な巨人ファンだった私としても、この優勝は実に嬉しい。
しかし、所詮今は‘現役’の巨人ファンではない分‘真の現役’巨人ファンに対してどこか遠慮がある。

これは全力で巨人の単勝を一点買いしている人への敬意とも言える。
私の場合は1位になることを願ってレースは観ているが馬券は買っていない。
コミットしていない分、格段に差があるのだ。

それにしても今年の巨人の戦いぶりをレースに例えると余りにも劇的だ。
いきなりゲートの出に失敗し中団で揉まれ続け、4コーナーを回ってからの驚異的な鬼脚。
単勝馬券を握りしめながらも実際は諦めて、取り敢えず6頭立ての3着に入ってくれと
思っていた人も多かったに違いない。

それだけではないが原監督の突然の解任が私がファンを辞めた直接的なきっかけだ。
だから原待望論が起こり、復帰を果たした時は当然視したものだ。
選手としては超一流とは言えないが、名監督としての道を確実に歩んでいるのではないか。
前にも書いたことがあるが、原辰徳は父であり監督である原貢氏をいつも見て育ってきた。
環境的にもDNA的にも監督の素養には極めて恵まれている。

神宮球場で阪神戦の結果を待った上での胴上げだったが、
選手全員がしっかりと胴上げに参加していたのが好印象だった。
近年はカメラを意識して勝手にジャンプして、胴上げに参加しない不埒な選手が増えたと嘆いていた。
レギュラーメンバーが固定できず、若手を含め数多くの選手達で勝ち取った伝説的勝利だからこそ、
その指揮を執った監督を心底持ち上げたかったのだろう。

各選手の評価については私の出る幕はないが、
ナリポン的には打者で大道、投手で山口に拍手を送りたい。

‘現役’巨人ファンのみんな、本当におめでとう。

‘Yankee-less October’を過ごす羽目になった‘往年’のファンにも応援させて下さいね。


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