2009年8月22日土曜日

乱獲歓迎、帳尻上等、就活大変~松井秀喜がBOS戦で2HRを含むキャリア・ハイの7打点の活躍~

今日からヤンキースはレッドソックスと敵地での3連戦。
6.5ゲーム差とほぼ安全圏にいるがそれでも直接対決は独特の緊張感がある。
そんな中、先攻のヤンキースは早速1死満塁のチャンスを迎える。
ここで打席に松井秀喜だが2ストライクと追い込まれる。
実況のケン・シングルトンが松井はこのシチュエーションは強い男だが
今シーズンは失敗が多い、とコメントした直後、見逃しの三振に倒れる。
今日の球審のJoe Westはストライクゾーンが広くコールが遅い。
広くてもゾーンが一定していれば文句は無いがそれも怪しいから評判が悪い。
松井の最後の外の球も実況はしきりにボール臭いと騒いでいたが、
どうなるものでもない。

いきなり松井が戦犯候補だな・・・(-_-;)

そこを救ってくれたのが2アウトから先制の2ラン・シングルを放ったポサーダだ。
ある意味この試合の最大の殊勲打といってもいいかもしれない。

しかしヤンキースはそれを忘れさせてしまうくらい得点を重ねる。
パーティーに乗り遅れていた松井も5回の(1度目の)打席で3ランHRをBOSのブルペンへぶち込む。
そして同じ回に(2度目の)打席が満塁で回ってくる。
マイケル・ケイだけでなく誰でも思い描く1イニング7打点の夢は叶わなかった。

7回には先頭のA-Rodが2006年5月以来のトリプルを放った。
そこで松井は本来の得意技のゆるい1塁ゴロで1打点追加した。

よしよし、大技と小技で4打点か・・・(^。^)

しかし今日の松井にはさらなるドラマが・・・。
9回の第6打席、ランナーを2人おいて初球を叩くと、ライトポール際に飛び込み、
今日2本目の3ランHRとなった。

3+1+3=7

1イニング7打点は夢に終わったが、1試合7打点を達成、これはキャリア・ハイだ。

2本のHRで節目の20本をクリアして21本。
打点は一挙に66打点に跳ね上がった。

この試合のスコアはESPNがまるでNFLみたいだと揶揄した20-11。

終始リードを保った展開での松井の7打点はよく私がエロを批判する時に使った
帳尻っぽい印象がある。
まあ全部なければ13-11の接戦になるから単純に帳尻とも言えないが・・・。
しかし、今の松井は来季に向けての‘就活’もしなければならない。

乱獲歓迎、帳尻上等、就活大変なのだ・・・(^。^)

この前の4安打2HR5打点を記録したSEA戦の時にこんな記事が有った。

The series against Seattle could be an audition for Matsui. The Mariners have used Ken Griffey Jr. and Mike Sweeney as their designated hitters this season. Griffey has hit only .226 with 12 home runs and Sweeney .228 with four homers. Both are on one-year contracts.

今日の2本目のHRはまさにフェンウェイのライトにある‘スウィート・スポット’だったから、
少しは売り込みになったかも・・・。

帳尻とはいえここまで派手に乱獲すると完全にヒーロー扱いされる。
NHKの映像で試合終了後松井が呼ばれて、通訳のロヘリオもスタンバイする姿が見えた。
そこでNHKの映像が切れたのですぐさまMLB.tvで確認したが、今日のYESのインタヴューは
松井ではなく、密かなスランプ状態から脱したエロだった。

但し試合後の記事や写真、ビデオハイライトでは‘Matsui’‘Godzilla’が文句無しの主役だ。

出場機会が制限されている松井だが、もしかして30HR、100打点の夢が叶う
チャンスもゼロではなくなってきた。
ただ、チームが独走態勢になると9月の途中からは若手を起用したりするかもしれない。

な~んて期待しすぎるとまた大反動がくるので程々にしましょうか。

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