2009年8月24日月曜日

マルチHRの鬼になった松井秀喜があのベケットから2発~ヤンキースがシリーズを制しほぼ決まった?~

先ずはこのボストンとのシリーズの第1戦の7打点についてだ。
あの後色々なところで紹介されていたので知っている人も多いと思うが、
この対決で7打点というのは過去2人いてフェンウェイでやったのは1930年のルー・ゲーリック。
松井はそれ以来ということになるらしい。

‘The happiest man in Fenway’だった訳だ・・・(^。^)

で、翌日はもはやお決まりになっている‘5タコ’に終わった。
それは思い切り想定内だったのだが、あのJapanese Kid相手にチームが負けたのは想定外だった。

3連戦の前は最悪でも1勝すればいいと思いながらも、こうなるとどうしても今日の試合をモノにしたくなる。

マッチアップは最多勝を争う、サバシアとベケットという文句無しのエース対決だ。

ジラルディになって松井がスタメンを外されるのは基本的にレフティのことが多いが、
例外的にベケットの時もしばしば外されていた。

まさか今日も・・・という不安もあったが5番DHで出場。

1打席目、初球を叩き右中間のブルペン越えに22号ソロHR。

へぇ~、やるじゃん・・・(^。^)

と思いながらもHR1本ぐらいだとチームが勝っても、サボり癖がついた私としては
ブログのお休みを決め込んでいた。

試合は1,2戦のワンサイド馬鹿試合とは違って、緊迫感が漂う。
BOSは昨日の14得点の内13点が2アウトからという妙な勝負強さが出てきたので、
2点ぐらいのリードではまったく覚束ない。
5回のA-Rodの2ランHRで4点差になったところで一息ついたが、
その後再び3点差にされるとまたムズムズしてしまう。
そういう流れで逆転された経験をこの対決では何度も味わっているからだ。

そこで再び松井が仕事をする。
この前の2本目とほぼ同じ通称“Pesky Pole”の傍に落下する23号ソロ・ショットだ。

その瞬間ヤンキース関係者のふたりの男が天を仰いだ。
ひとりは4点差になってセーヴ機会でなくなったリヴェラ。
もうひとりはこれでまたブログを書かざるを得なくなったナリポンだ・・・(>_<)

ベケットの1試合5被弾はキャリア・ワースト、その内の2本が松井だ。

今年の松井のマルチHRは4度目だが最近出場した7試合で3度とまさに‘マルチHRの鬼’と化している。

23本のHRを奪った相手にはサンタナ、ハラディ、今日のベケットと錚々たる名前が並んでいる。
最近のHRは‘イッタ~~~~’というよりは‘いっちゃうのか~~’という感じで、
無造作に打っている感じがする。
これだと逆に30本越えも現実味を帯びてきたか。

エース、ベケットで落としたレッドソックス。
試合後、ジラルディやロングは明言しなかったが、
今日は‘早いカウントで狙え指令’が出ていたらしい。

確かにジーターも松井を初球HRだった。
リーグで四球が2番目に多いチームが今日はゼロという‘珍事’もそのせいだろう。

これでBOSとNYYのゲーム差は7.5となった。
常識的には‘ほぼ決まった’と言っていいだろう。
あさってからのTEX戦ではBOSファンもNYYを応援するに違いない。

それにしてもこの好カードはまさに‘全米的イヴェント’だ。
第2戦はFOXがそして第3戦はESPNが中継した。
松井的には‘7打点試合’をやって欲しかっただろうが、今日のベケットからの2発も
十分に‘訴求効果’はあるだろう。

2本目は帳尻と言う人もいるだろうが、実は貴重な1点だったのだ。

このシリーズの‘得失点’を計算すればその‘価値’が分かる・・・(@_@;)

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