2008年8月20日水曜日

8.19松井秀喜復帰すれども‘復活の日’にはならず~チームもダメを押される敗戦~

松井の復帰の日を前にして昨日から私はややナーバスになっていた。
思い起こせば松井のメジャー・デビューもトロントだった。
初打席でハラディからレフト前のヒットを放ちジーターを迎い入れ
2003年のヤンキースの初得点を叩き出した。

縁起の良いトロントで復帰を飾ってくれ!

NHKは北京五輪の陰で細々とBS-hiを利用してメジャー中継をしているが、
まるで松井の復帰を予見していたように今日と明日のTOR戦を組み入れていた。
放送が始まると試合開始前の松井の姿をカメラがとらえた。

子供の頃、夏休みが終わって久し振りに級友と顔を合わせるとどこか照れ臭かった。
日焼けで真っ黒になった奴、身長がのびた奴、髪型が変わった奴、可愛くなった奴、
休み前に知っている印象と違い別人に見えることがあった。

約2ヶ月振りに松井秀喜を見てそんな少年時代を思い出した。

松井は顔も身体も少しふっくらしているように見えた。
髪も長すぎる。
全体的に緩い感じだ。

復帰初戦ということもあって打順は7番、勿論DHだ。

2回に初打席が回ってきた。
実況のマイケル・ケイが‘clutch player’‘professional hitter’のマツイを紹介した。
結果は当てただけのレフトフライ。
その後もセカンドフライ、見逃しの三振と凡退した。

アル・ライターもいきなりリーグ有数の好投手バーネットを相手にするのはタフだと同情気味だった。
実際チーム全体で14個の三振を喫した。

ヤンキースの先発ラズナーも頑張って投手戦になったが、
1-1からデーモンの今日2個目の痛い落球絡みでリードを許しそのまま2-1で敗戦。

松井の復帰でフルタイムCFに指名されたデーモンがいきなりフェイタルなことをやらかし、
チームもクリティカルな負けを喫してしまった、

チームの勝利に貢献したいと言っている松井は何もできないままon deckでゲーム・オーバー。

8.19松井秀喜は復帰したが‘復活の日’にはならなかった。

2006年の9.12では自ら4打数4安打でチームも大勝したのとは極めて対照的だが、
これが今年のヤンキースなのだろうか。
上位にいるライバルチームはみんな勝って完全にダメを押された感じだ。

私も私なりにゲン担ぎの朝食メニューで努力はしてみたが今回は功を奏しなかった。
松井のプレイが観られればいいや、今季はどうせ終戦だから、
と気持ちを楽にしようとしているが、松井の居るヤンキースの敗戦はやはり堪える。

ところでいつものようにNY紙の電子版をチェックしていたら、NY Postのトップに‘Hideki’の文字があった。
えっ、と思ったらHideki Irabuの暴行事件の記事だった。
10年前の‘fat pussy toad(太ったヒキガエル)’にはいまだにニューズ・ヴァリューがあるらしい。

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