2008年9月2日火曜日

仕組み預金を売り過ぎた新生銀行が改心?~5年物定期預金1.7%(1.8%)の‘自由自在’は隠れた魅力~

なりぽんブログと言えば、書く方にとっても読んでくれる人達にとっても主役は、松井秀喜とヤンキース。

実際に松井やヤンキースに何か起きた時のアクセス数は記事の有無、良し悪しに関わらず増加する。

ところがである。
私はこの3月から楽天ブログのバックアップの意味もあって、
GoogleグループのBloggerサービスを利用し始めた。
この中には私の理解力を遥かに超えたアクセス分析をしてくれる機能が備わっている。
Google Analyticsと呼ばれるものだが、これをわからないなりに見ていると色々なことが見えてくる。

どこの検索を使い、どんなキーワードで、どの記事にアクセスしてきているのか。
極めてショックだがそこにはヤンキースも松井秀喜もいないと言っていい。
開設以来圧倒的な強さで上位を占めているのは‘日本振興銀行’である。
ペアになっている関連ワードがなんとも‘それらしい’が・・・(>_<)

1. 日本振興銀行 詐欺
2. 日本振興銀行 問題
3. 日本振興銀行 定期

そうなのだ、楽天ブログでは私のポエム(笑)と同じくらい反応の薄い、
金融ネタというか定期預金ネタだが、Bloggerではダントツの1位だ。

という訳で、今日は新生銀行の定期預金のお話。

新生銀行と言えば‘仕組み預金’という印象が強い。
‘仕組み預金’とは何かということをナリポン流に面白可笑しく無責任に解説するとこんな感じだ。

見た目は化粧美人の女性とお付き合いできる権利を持った男がいるとする。
2,3年は順調なデートが保障されていて、更に年数が進めばもっとディープな交際が
可能だと夢が膨らむ。
ところが3年後からは1年毎に女が男と別れたくなったら、いつでも別れられる権利を持っている。
女の気持ちひとつで男はいつでもポイされてしまうのだ。
逆に男が他にもっと素直でスッピンでも魅力的な女性を見つけたので、
もう別れたいと申し出ても基本的には別れられない。
どうしてもと願い出ると、女の方から‘化粧品代その他の費用’を請求されてしまうのだ。
それも男が聞いたことのないような高価な化粧品で男は完全に涙目状態。

って、かえってわかりづらい説明になってしまったかも・・・(>_<)

何れにせよ客にろくに説明しないままに表面上の高金利を強調し、いざ中途解約となると
元本を大きく割り込む場合が多く、その販売方法については当局も動いた経緯がある。

その仕組み預金の雄である新生銀行がなんと改心したのか9月1日から、
素直な定期預金で高金利キャンペーンを開始したのだ。

今までも1年物、2年物では高金利定期があったが、今回は3年、4年、5年が登場した。

‘実りの特別円定期’

6ヶ月 0.7%、1年 1.0%、2年 1.1%、3年 1.3%、4年 1.5%、5年 1.7%

2年までの金利は他行でも同水準のものがあるが3年以降はライヴァル行も限られている。
高金利のために気持ち悪がられている日本振興銀行で3年 1.5%、5年 1.7%だが
9月16日以降金利引き下げの予定だ。

オリックス信託銀行は預け入れ金額で利率が違うが、3年 1.0~1.3%、5年 1.3~1.5%だ。

う~ん、新生の3年以降は極めて魅力的だな・・・(^。^)

そこで迷うのは3年~5年のどれにするかという問題だ。
予測不能なりに金利の見通しも気になるし、人生のキャッシュフローも考えなければならない。

しかし実は迷う必要はないのだ。

男も女も黙って5年物をやればいい・・・(^。^)

何故かというと下記の中途解約利率を見るとわかる。
我ながらこの発見はGJだと自負している。

預入期間が5年の場合

6ヵ月未満・・・解約日における普通預金の利率
6ヵ月以上1年未満・・・約定利率×30%
1年以上1年6ヵ月未満・・・約定利率×40%
1年6ヵ月以上2年未満・・・約定利率×50%
2年以上2年6ヵ月未満・・・約定利率×60%
2年6ヵ月以上3年未満・・・約定利率×70%
3年以上4年未満・・・約定利率×80%
4年以上5年未満・・・約定利率×90%


3年以上の中途解約金利は1.7%の80%で1.36%、4年以上だと1.53%になる。

そうなのだ、ストレートの3年物(1.3%)、4年物(1.5%)より高い。
おまけに好きな時に下ろせる。
勿論無事に5年間預け続けることもできる。

繰り返しになるが3年以上を考えている人は迷わず5年物を選べばいい・・・(^。^)

仕組み預金は顧客にチョイスがなかったが、これは逆に客の‘自由自在’だ。

性悪女が突如とんでもなく素直で従順になった・・・(^。^)

この定期預金は総合口座の中での作成になるから、定期の元本の9割か最大500万まで
いわゆる当座貸し越しもできる。

当座貸し越し金利だが、大昔は+0.25%が一般的だったが、
今は+0.5%以上、或いはそれ以上になる一本レートにしているところが多い。

新生の場合は一本レートで現在は1.88%だ。
5年物定期だと+0.18%のコストで一時的に融通することができる。

なお新生には‘プラチナサービス’というのがあり、
月末残高で一定の条件をクリアすれば翌月からメンバーに認定される。
今回のキャンペーン定期では金利もすべての期間で通常より0.1%高く、5年物では1.8%となる。
但し500万以上とかの条件もあるので注意。

キャンペーンは10月末まで続くが、金利は予告なく見直しされる場合があるのでこれも注意。
5年物の国債は1.0%ぐらいなので1.7%は‘高所恐怖症’だ。

因みに中途解約金利の‘隠れた魅力’については、記事にする前に確認する意味もあって、
サポートセンターに電話をかけてしまった。

コンファームできたのはいいのだが、いつもの悪い癖で
‘私がそちらの側の人間だったら即刻見直しますね’とヒントを与えてしまった。

最後にお決まりなので書いておくけど、この記事に書いてることの真偽とか、
定期預金作成は飽くまでも自己判断、自己責任で‘夜露死苦’・・・(^。^)

≪追記≫

偶然アクセスログ(直近50件を表示)をチェックしたら新生銀行からのアクセスが
2008-09-03 15:13:33 *.shinseibank.co.jpを皮切りに10件近くあるのを確認。
記事の対象となった関係者のドメインを発見することは珍しくないが、
まさかこれで魅力あふれる‘中途解約利率’の見直しになったりしないことを願う。

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