その後は地力を発揮して3連勝。
先発投手3人で失点合計はわずかに3、先発に勝ちが付く正統派の戦いっぷりだ。
打撃面ではニック・スウィッシャーがこの世の春を謳歌している。
どこかアクターズ・スクールにでもいそうなキャラだが、自分でも好調過ぎて恐ろしがっているらしい。
事故死したLAAのNICKと大当たりのNYYのNICKでは好対照だ。
打数は少ないがチーム内3冠王どころかほかの打撃成績も殆ど彼がトップだ。
確かにややラッキーな面もあるが、それもきちんとバットを振っているからだろう。
ポサーダも肝心なところでは打点を挙げて存在感十分。
去年の4月は打率1割台で低迷したカノーも今年は好調。
ヒットを打つだけでなく、あれほど我慢できずに何でも振る男が早くも四球を‘量産’している。
他の打者もそれなりに活躍し始めてきたので、著しく不調な4番松井秀喜が殊更目立つ。
一応今日は今季2本目のヒット(左中間ダブル)を放ったが、
目の前でスウィッシャーが掃除した後で打点にもならない。
後続の好調2人も凡退したので点数に絡まない虚しい一打になってしまった。
素人目にも明らかにバランスが悪い。
外のボールを追いかけながら下半身が引けている。
ヒットが打てないだけでなく、お得意の‘productive out’もできない。
昨日は無死2塁で、解説のフラハティが松井は最悪でも楽にランナーを3塁に進めるだろうと
お墨付きを与えたのに三振。
今日はスウィッシャーがヘッドスライディングで1アウト3塁の状況を作ったのに、
点にならない2ゴロで‘最低限の仕事’ができなかった。
マイケル・ケイの‘NOT JOB DONE’を聞くと、まるで自分が責められているように感じて
溜息が出る。
3試合目に予想外のスタメン落ちをした松井だが、
今の調子だと首脳陣が起用に消極的になるのは当然と言える。
いつまで続くかわからないが、お調子者スウィッシャーの名前をどこかに入れようとするだろう。
今日のラインアップは当初デーモンがお休みでレフトにスウィッシャーの予定だったが、
テシェイラが左手首を痛めて急遽変更になった。
特にシリアスではないので長引かなそうだが・・・。
YESの中継の中で今年からの企画で‘TOYOTA TEXT POLL’というのがある。
毎試合4択の設問で視聴者アンケートをやるのだ。
今日のやつは故障から復帰した4人の選手の中で活躍が期待される人は誰という問いだった。
結果は
1.ポサーダ 63%
2.A-Rod 22%
3.王建民 11%
4.松井秀喜 4%
目の前の調子に影響されやすい刹那的な数字だろうと思いながらも、
まあ仕方がないかな・・・。
もうひとつ、新ヤンキースタジアムのこけら落としのカブス戦(2戦目)の時に実施したのは
ヤンキースの中で誰が最もHRを打つかだった。
1.テシェイラ 55%
2.A-Rod 34%
3.松井秀喜 6%
4.その他 5%
これだけ期待されていないと逆に開き直ってしまえと言いたくなるが、
ともかく結果を出して実績を積み重ねスタメンに相応しい信頼を得るしかない。
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