2009年5月9日土曜日

ヤンキースの4番A-Rodが今季初スウィングで連敗を止める~エロ効果でサバシアも完封~

日本の大型連休に合わせて‘大型連敗’をしていたヤンキースだが不振に苦しみ、
Boo攻撃を受けているテシェイラがこんなことを言っていた。

“We found another way to lose.”

まさか‘大発見’をして日々喜んでいる訳ではないだろうが、負けパターンは実はみな同じ。
攻撃陣で言えばRISPでのタイムリー欠乏症も酷いが、
さらに悲惨なのが‘Man on 3rd, < 2 outs ’での‘最低限の仕事’の成功率だ。

裏は取っていないが全試合観戦している私の記憶だと5月1日のLAA戦で
松井が犠飛を打って以来一度も成功していない。

投手陣で言えばスターターが持って6回、その後のブルペンが圧倒的に弱い。
そして終にはリヴェラまでもが連続被弾の‘珍事’を起こす始末。

5連敗して今日からは地区最下位のBAL3連戦。
ここで手術、リハビリ明けのA-Rodが今シーズンのデビューとなった。

私に‘理由は無いがエロは予定より早く復帰しそうな気がする。あいつはそういう奴だ。’
と書かれたがその通りになった。
4番サードで出場した第1打席、四球のランナー2人をおいて、初球を今季‘初スウィング’すると、
何と先制3ランHRという劇画も真っ青の展開。

彼の留守を守っていた3人の代役達は28試合でHRはゼロだったから、
まさに格の違いを見せつけたことになる。

その後は2三振を含め3度凡退するが、最初の一発が効いてチームは4-0で勝利、
‘大型連敗’を脱した。

エロ効果なのか女房役がピチピチの23歳になったせいか、
無駄遣いの権化扱いされていたサバシアが完封。
立ち上がりのピンチで2塁塁審が誤審で盗塁をアウトにしてくれたのも大きい。
因みに今日の球審はあのボブ・デービッドソン。

最高年俸の4番が打ち、年俸的には絶対エースのサバシアが完封するという流れになった。

はいはい、エロ様、あんたがいないと勝てない、勝てない・・・(>_<)

エロをどこかで好きになれないナリポンとしても今日は素直に認めざるを得ない。

実際YESのマイケル・ケイが実況の中である数字を紹介した。
自分でBALに向かう飛行機の中で調べたというのも少し驚いたが、
エロがヤンキースにやってきた2004年以降、エロが出場した試合の勝率は0.595で
出なかった時は0.465だそうだ。

代打出場の取扱いがどうかは不明。

そうそう松井の連続試合安打は案の定1打席だけの代打出場で途切れた。
その後はまた打ち続けているが未練がましい表現としては
‘Godzilla has a 16-game hit streak as a starter.’というのを見つけた。

松井シンパのケン・シングルトンは今日のエロの一発と松井のヤンスタ・デビュー戦の
グランド・スラムを重ねて、スターは何かを持っていると解説していた。

A-Rodの存在で勝率が変わるとしてもそれは本人の直接的要因だけではない。
特に前後を打つ打者には大いに影響がある。
5番に‘降格’になった松井は所定の位置で仕事をすればいい。

“We found another way to win.”

そんなコメントを是非聞きたいものだ。

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