松井秀喜の電撃的な結婚については、プレス・コンファレンスを受けて
ニューヨークのメディアも次々と報じた。
ニューヨークタイムズの見出しはこうだ。
Matsui Gets Married, and Not Just to Beat Jeter
前半はまんまだが、後半のジーターは何の話かわからない。
最初は松井だけではインパクトに欠けるので貴公子ジーターを借りてきたのかと思った。
しかし記事を読んでみるとなかなか面白い。
スプリング・トレーニングに突入した時にジーターとアブレイユがどっちが先に結婚できるか
賭けようということになった。
不覚にもあのおっさん顔のせいもあってアブレイユが独身だとは知らんかった・・・(^。^)
その話を聞きつけた松井が自分も賭けに参加したいと申し出たのだ。
基本的には最初に結婚した者が勝ちだが、特別ルールも作った。
先に結婚されても、結婚し返せばチャラに出来るというものだ。
ジーターはそれなりにお盛んだがステディな相手はいないのに対し、
アブレイユにはガールフレンドがいるらしい。
その辺を考慮してジーターは1年以内、アブレイユは半年以内という決めにした。
そのふたりがクラブハウスで今回の松井の結婚を知らされた。
普段何があっても平然としているジーターもこれには驚いた。
やや憤慨した様子でもある。
"How do you say sneaky in Japanese?"
sneaky:こそこそした, 隠れてする, ひそかな, 卑劣な, びくびくした
アブレイユは‘マジ?’と驚嘆しながら、6ヶ月の支払い猶予では無理だと判断し、
チェックを切る覚悟を決めた。
賭けた金額については不詳だが一説ではUS$1000とされている。
連中の年俸からいえば屁みたいなもんだが、
金額以上に‘勝ち負け’に拘る感覚は理解できる。
松井は1月には結納を交わしていたというから、そもそもこのレースに参加するのは八百長っぽい。
それでも逆にグッド・ガイ松井がチームメイトをまんまと罠に嵌めている光景は微笑ましい。
記者とのこのやりとりもユーモアがあってなかなかよろしい・・・(^。^)
Asked whether he got married just to win the bet,
Matsui let out a loud laugh. “Maybe,” he said.
このタイミングでの結婚の理由は‘できちゃった婚’ではないかという憶測もあったが、
実はこの賭けに勝つためだったのだ?・・・(^。^)
虚仮にされたジーターは何とか挽回しようと必死だ。
記者に松井がワイフの名前を公表したかどうか逆取材し、されてないと聞くと、
‘マツイが金を払わないと名前をバラスゾ’と通訳に大声で怒鳴った。
ジーターは実際に彼女の名前を知っているらしい。
だったら何故賭けに参加させたのかという素朴な疑問はあるが、
この‘奇策’でジーターは負けを逃れられるかもしれない。
2008年3月28日金曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿