2008年3月21日金曜日

真央CHaaaan!!!~‘一転び八起き’の浅田真央が薄氷の世界フィギュア初制覇~

ここ最近は自分が心から応援しているスポーツ選手がスカッと活躍するシーンに
お目にかかれていない。

心から応援できる選手といえば先ずは松井秀喜、宮里藍、浅田真央だ。
特に通ぶった拘りがある訳でもなくミーハーと言われればそれまでのメンツと言える。

松井と宮里は大人として見ているが、真央ちゃんの場合は
どこか可愛い娘を見守るオヤジの要素が混じっている。

或いは‘真央CHaaaan!!!’と怒声をあげる追っかけのような感覚もあるかもしれない。

とにかく表情を見ていて可愛らしい。
シェイプアップされたスタイルの良さにも惹かれる。

彼女は‘朝起きて、顔を洗ってご飯を食べて、学校へ行ったけど楽しかったです’みたいな
受け答えしかできない。
ナリポン的には最悪な筈なのに、真央ちゃんの場合は自分でも驚くほど寛容だ。

なんて素直でわかりやすい表現なんだろう・・・(^。^)

しかしいくら可愛くてもスポーツ選手としての実力がなければ魅力も限定的だ。
実力を発揮していればテコンドーの岡本依子だって許容できるから不思議だ。

真央ちゃんの場合は実力も文句なしの世界トップクラス。
そうなるとまさに魅力は相乗的に高まる。

その真央ちゃんが世界フィギュアのSPで僅差の2位につけたとなると、
どうしてもフリーをライブ観戦したくなった。

モーグルの上村愛子がワールドカップ5連勝を達成したが、
一度もライブ観戦できなかったのが悔しくてならなかった。

そもそも‘スポーツはライブ観戦’がnariponismだ・・・(^_^)

世界フィギュアのライブ中継はJスポーツ・plusでやっていたが
生憎このチャンネルは観られない。

それでもネットで観られる方法を突き止めた。

主要選手の編集済みの録画放送と違って実際のフルの戦いはかなりの長丁場で相当疲れた。

SP1位のコストナーは思いのほか点数を集め、
見ていて流石だと思わせたキム・ヨナは意外に伸びずに2位。

いよいよ浅田真央の登場だ。

フリーではそつのない真央ちゃんなら大丈夫だな・・・(^。^)

そんな楽観はいきなり吹っ飛んだ。

えっ、何この転倒・・・(-_-;)

着地での転倒は見慣れているが、踏切りのタイミングでは初めてだ。

ショートトラックでの転倒のように身体ごと氷の上を‘滑走’している。

本人は後で‘心臓が止まるかと思った’と言っているが、
そもそも弱点だらけの心臓しか持ち合わせてない私は‘凍る’しかなかった。

大きくため息をつきながら、自分がここまで苦労してライブ観戦したのが徒になったような気がした。

しかし立ち上がって再開した彼女の滑りは素晴らしかった。
素人目だが普段よりダイナミズムを感じさせるものだった。

転倒で一瞬完全沈黙に陥っていた場内も、その後の演技に活気を取り戻した。

うん、これは‘一転び八起き’だな・・・(^。^)

相場で言う‘谷深ければ山高し’じゃないが、いきなり奈落の底に落とされた分
そこ(底)からの復活劇は見事だった。

さあ、そして点数の発表だ。
ふたつの点数が明らかになり、正確ではないが暗算で‘いける’と思った瞬間、
転倒による減点1が目に飛び込んだ。

あ~あ、これで駄目か?

いや、セーフだった。
なんと得点差は0.88、まさに薄氷をふむが如しでコストナーを差した。

引き揚げる真央ちゃんは涙、涙だが、こういう映像にはこっちも‘脆弱’だ。

残るは中野だけ、上々の演技で場内の声援も相当大きかったが、
彼女の演技の構成上完璧に滑っても点数が伸びないのは私でも経験則で知っていた。

案の定、場内の激しいブーイングを呼ぶ得点しか出なかった。

ヤッター、真央ちゃんが世界フィギュアを初制覇・・・(^O^)/

満面の笑顔で優勝インタヴューを受けている。

世界に配信できるワールドクラスの美しい笑顔だ・・・(^。^)

そしてあっという間に表彰式。

アカペラで現地の人達が歌う‘君が代’が中々聞ける。
SMAPの中居の100万倍イイ感じだ。

日本語をあれだけ上手に歌いこなせたのは、恐らく真央ちゃんを筆頭に
日本勢の優勝を確信して特訓したせいに違いない。

もう時刻は朝の6時半を過ぎていた。

あれだけ眠かったのに興奮で妙に目が冴えてしまったので、急遽、朝食の前倒しをお願いした。

いつもと同じレシピのHLTサンド(ベーコンじゃなくhamね)だったが、
機嫌の良さがソースになって、まさに‘飯ウマー’・・・(^。^)

0 件のコメント: