ピン・ストライプのユニフォームを着ていた。
‘あれ、休みもなかったのに顔の表情が生き生きしているぞ’
守備位置に走る松井を見ながら、私は少し期待した。
最初の打席は、ノーアウト2塁でレフト前ヒット、
当たりが強すぎたのでタイムリーにはならなかったが、先制点へ繋げる安打だった。
第3打席は、1アウト、1,3塁のチャンスで回ってきた。
‘この打席が問題だな、どうにかして3塁ランナーを返してくれ’
ドキドキしながら観ていたが、フルカウントから左中間に放った当たりは、
打った瞬間、3塁ランナーが元木だとしても楽に帰ってこれるディープな当たりだった。
こういう犠牲フライを打つと、日本の野球関係者は異口同音に、
‘最低限の仕事はしました’
と、抜かす。
そりゃあ、HRや安打が出れば最高だが、だからと言って犠牲フライを‘最低限の仕事’と、
したり顔で解説する連中には正直辟易とする。
‘おまえが現役のとき、どれくらいの確率で最低限の仕事を果たしたんだよ’・・・<`ヘ´>
実際、世に言う‘最低限の仕事’が求められるシチュエイションでの全体の成功率っていうのは、
どれくらいだろう。
正確な数字は持っていないが、5割は絶対無い、下手すると3割くらいじゃないかと思う。
今日のヤンキースにしても、1アウト満塁で0点、ノーアウト1,2塁でバント失敗、0点なのだ。
相手のトロントもノーアウト1,2塁で0点、ノーアウト2塁から1アウト3塁にしたチャンスも0点、
もう1度ノーアウト2塁を作るが、これも0点だった。
これだけ失敗率が高いのに、カビの生えた表現では‘最低限の仕事’だ。
前にも書いたことがあるが、チームの全員が‘最低限の仕事’を確実に果たしたら、
そのチームは絶対に強い。
‘最低限の仕事’は実際には成功率が低いのに、
失敗すると‘勝負の流れ’が相手チームに行ってしまう。
例えば、ノーアウト2,3塁のチャンスで無得点に終れば、‘よし、いけるぞ’と思うし、
味方のPは頭の中で、1,2点は‘計算’してしまったショックを引きずる可能性がある。
そういう意味では‘最低限の仕事’を確実にやってのけるのは極めて価値のあることなのだ。
第4打席、ノーアウト満塁のチャンスにエー・ロッドは空振りの三振。
続く松井が、2ボールから、狙い澄ましたライト前タイムリーで2打点。
‘ナリポンな人’はダメ押しになったこの2打点よりも、勝負の行方がフラフラして時点での、
あの犠飛の方が嬉しかった。
試合後の松井がこう言っている。
"I don't really focus on whether it's a clutch situation or not," Matsui said. "I handle situations and make sure I know what to do at the plate, and try to accomplish it."
あれだけ不調だったのに、ホームに戻っての今日の‘蘇生’は素晴らしい・・・(^。^)
今は、ヤンキースの勝利が最大のプライオリティで、松井が活躍しなくても構わないと
‘豪語’していたナリポンだが、矢張り、今日のように松井の活躍を目にすると、
素直に一日中気分が良い。
と言うか、松井が活躍すればチームの勝つ確率がググ~~~ンと高まるのだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿