2005年8月25日木曜日

ヤンキースよ、‘ワイルドでいこう’~イージー・ライダー作戦もありでしょ~

‘飽くまでも、地区優勝が目標、ワイルドカードはターゲットではない’
ヤンキースのトーリ監督の、前日ワイルドカードで首位に立った事を受けての発言だが・・・。

まあ、これは指揮官としては当然の話。
選手の心にスキができないようにし、勝つためのモチベーションを維持するためには当たり前だ。

1997年にワイルドカード狙いを公言して、スタインブレナー・オーナーに
こっぴどく批難された‘過去’も踏まえての発言だったのだろう。

そのヤンキーだが、2連勝を受けての先発は、ムース。
ところが、4回まで順調に‘零封’だったが、5回に一挙に乱れた。

‘ナリポンな人’で言えば、1アウト後、ランナーを一人出しての3球目を
HPアンパイヤーのクーパーにボールと判定されて、高学歴ムースがキレた。

そのキレた瞬間の目の動きははっきりとわかった。
結局、この1イニングでヤンキースは9点を失った。

このまえのR.ジョンソンの時といい、あの1イニングさえなければの展開となった。

攻撃面でも、松井だけが一人‘蚊帳の外’の大活躍。
4打数3安打、打点2だった。

今日は、打順が2番だったが、確か2番での打率は、今まで2割そこそこだったと思う。
そんなジンクスをも吹き飛ばすほど、フォームの修正後、バットが触れているのだろう。

9回、今日はお休み日の‘本来の2番打者’バーニーが代打で登場。
ライトへ3ランHRを放つが、あの魔の5回の9失点は余りにも重く5-9で敗戦。

ヒット数は13-12でヤンキースの方が多かったが・・・Orz

‘仕方が無い、敗戦は敗戦だ’

そうなると、当然のことながら、他のライヴァル・チームの動向が気になる。

最近不調だったOAKはDETに勝った。

最近絶好調のCLEはTBに3-13で大敗した。

これでワイルドカード争いは3チームがゲーム差無しで並んだ。

一方ボストンはあの19連敗したロイヤルズとの試合。
途中から、MLB.TVで観戦したが、雨の中断もあり延長11回、4時間の熱戦だった。

昼飯に出掛けるのも止めて観ていたが、これが、お互い満塁のチャンスの潰しあいで、面白い、面白い。

9回の裏の1アウト満塁のチャンスを生かせなかったKCが11回に再び、
1アウト満塁をつくり、レフトのラミレスへのあさ~~いフライで3塁ランナーがタッチ・アップ。

本塁でかなり際どいタイミングだったが、審判が大きく腕を横に広げセ=====フ
KCがサヨナラ勝ちをした。

また陽気なリマちゃんが踊っていた。

終ってみれば、最低勝率のKCが0-3から、去年のワールド・チャンピオンを倒した。

‘う~む、野球は面白い’・・・(^。^)

ただ、これだけ面白く感じるのはやはり観る側に‘気合’が入っているせいもある。

去年までのヤンキースなら、まあ地区優勝がほぼ確実視されていたり、
早々に、ワイルドカードの出場は確保していたりで、今年のような緊張感がなかった。

それが、今年は、プレイオフ進出そのものが実現するかどうかの‘真剣さ’があるし、
対象になるライヴァルチームが色々とあるから、追っかけるナリポンの‘真剣さ’も凄まじい。

加えて、他の試合も自由に観戦できるMLB.tvを得た事で、
ある意味、過去2年より‘数倍’楽しんでいる。

‘ワイルドでいこう’というタイトルだが、これは映画イージー・ライダーの音楽
Born to be wild (by Steppenwolf)の邦題だ。

イージー・ライダーはナリポン世代の映画だが、いわゆるアメリカン・ニュー・シネマの
代表的な作品でもあるから、若いひとでも映画好きなら観た事があるかもしれない。

ヤンキースファンで有名なジャック・ニコルソン(でも今年はを見てないような)の若い頃も拝める。

勿論、トーリだって表向きはああ言いながらも、ポスト・シーズンに進めるなら、
ワイルドカードでも良しとしているだろう。

因みに過去3年間のワールドチャンピオンは、
2004年ボストン、2003年マーリンズ、2002年エンジェルズと
すべてワイルドカード組みだ。

2002年はワイルドカード同士の戦いだった。

‘そうだよ、いまやワイルドカードがリングへの王道だな’

何れにせよ、できるだけ多く勝ち星をあげるしかない。

歌詞の中にあるが・・・

We were born, born to be wild We can climb so high I never wanna die

替え歌では

Yankees were born to be World Champion.(by Naripon)

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