2007年7月6日金曜日

今季‘初出走’のヨバンマツイが2ラン決勝弾で初カーテンコール~松井をヒーローにしたのは‘shaky’ 井川?~

私が以前書いたヤンキース戦観戦時の‘一喜一憂度’だ。

A:松井の直接的な活躍でチームが劇的勝利
B:松井はそれなりに活躍してチームは勝利
C:松井の活躍は皆無だがチームは勝利
D:松井は大活躍するもチームは敗退
E:松井が期待に応えられずチームは敗退
F:松井が戦犯になりチームは敗退

松井の活躍=松井のHRではないが、打者として最も分かり易い活躍はHRであることも事実だ。
松井は昨日の試合で今季の9本目のHRを打ったが、試合には負けた。

実は9本のHRを打っているがその試合結果は3勝6敗なのだ。

チームが負けると‘一喜一憂度’で言えば途端に‘ランクD’に落っこちてしまう。

今日の松井は4番DHでの出場だった。
エー・ロッドがやはりハムストリングの問題を抱えていてMRI検査を受け、
今季初めてスタメンを外れた。

エロ無しのヤンキースで戦力低下と考えがちだが、実はエロは直近19タコ中と不振だった。

松井が4番を打つのは今季初めてだ。

以前競走馬の名前に因んだ記事で‘ヨバンマツイ’という馬について書いたことがあるが、
まさに今季‘初出走’ということになったわけだ。

その4番松井が8回裏の5-5の試合で決勝となる2ランHRを放った。

2アウトランナー無しから3番ジーターが歩いた。

ピッチャーは岡島同様ファンキーな投球フォームのネシェックで、
ASの32番目のシートを岡島と争った男だ。

松井に対してボールが先行、3-0となると場内にはお決まりの運命の効果音
‘ジャジャジャジャーン♪’が鳴り響く。
ここで‘グリーンライト’の松井は果敢に打ちに行った。
ところが強引に引っ張った打球は弱々しく転がり、1塁コーチャーのペーニャを襲うファウル。

なんかあんまり雰囲気を感じないな・・・(-_-;)

ところがその瞬間だった。
バシャという音がしたが、打った瞬間誰の目にもわかるディープな当たりが右中間に飛んだ。
ピッチャーも打たれた瞬間その‘運命’を悟った様子だった。

先にホームインして待っていたジーターが松井の頭をナデナデ。

一旦ベンチに戻ったが、鳴り止まぬ拍手に引き戻されて、松井らしい謙虚なカーテンコール。

久々に寒気がするほど感動した・・・(^O^)

9回表はリヴェラが登場。
ジーターの拙い守備もありノーアウト1,3塁のピンチを招くが1失点に抑えて7-6で試合終了。

今日は久々に観る文句無しの‘ランクA’の試合だった・・・(^O^)/

決勝弾を打った松井のヒーローが決定した。

但しYESのヒーローインタヴューはカノー。
勿論言葉の問題もあるからだが、井川がしっかり投げていれば、
2回に2アウトランナー無しから挙げた5点の立役者達が脚光を浴びて当然の試合だった。

そういえば、今日のヤンキースの7点は全部2アウトRBIだ・・・(*_*)

井川は立ち上がりで2点を失うがそれは仕方が無いとしても、
味方が逆転して3点リードしてくれた後にあっさり追いつかれるのでは使うほうも疲れる。
勿論観ているファンも同様で、何度もブーイングを浴びていた。

試合後の記事を読んでも、もう‘IGAWA’と言えば‘shaky’が枕詞のように使われている。

でも考えようによっては井川が同点に追いつかれて‘お膳立て’をしたからこそ、
松井の2ラン・ショットが決勝弾になり、松井がヒーローになれたとも言える。

( ;∀;) イイハナシダナー

単なる決勝HRというだけでなくエー・ロッドの代わりに務めたクリーン・アップで決めたのは、
より高い評価を得られやすいと思う。

実際向こうの記事の見出しにもそんなニュアンスを感じさせるものが多かった。

Hideki shows he can go 4th

Matsui Proves to Be a Capable Stand-In for Rodriguez

これでヤンキースはMIN相手に3勝1敗と勝ち越した。
実はNYYはMINに対して‘得意意識’がある。
2002年以来の対戦成績は28勝10敗、ヤンキースタジアムでは16勝3敗と圧倒しているのだ。

明日からは逆に‘苦手意識’のあるLAAとの3連戦。

エー・ロッドのMRI検査は‘normal’だったらしいから戻ってくる可能性もある。
松井が何番を打つかわからないが、明日の先発コロンに対しては12-4、
4安打のうち2本がHRというマッチ・アップだから3試合連続HRとかも期待したくなる。

チームの置かれているポジションを考えると、冒頭の‘一喜一憂度’も正直‘8掛け’と
言った感じだが、今日のような試合なら逆に‘5割り増し’にもなる。

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