イチローがドラマ・古畑任三郎SPで役者デビューをした。
昔、映画‘恋におちたシェイクスピア’を観たときに、
やけにイチローに似ている役者が居るなぁと思ったことがある。
ジョセフ・ファインズという俳優だ。
その後、ちょいエロの‘キリング・ミー・ソフトリー’も観たが、やはり似ていると思った。
ジョセフ・ファインズは双子の弟だというから、兄はイチローかも知れないと思ったが、
イチローは英語ができないから違うなぁ~(-_-;)
‘そうだ、イチローには腹違いの兄弟が多そうだから、彼も腹違いだな・・・(^_^.)’
役者としてのイチローはよく頑張っていたと思う。
なによりも、好きな物以外には極端に冷淡なイチローは、逆に好きな物には愛情を注ぐタイプで、
この古畑シリーズは本人も認めているように‘大好きなモノ’なので熱が入っていた。
但し、製作者側も色々と気を遣っているように感じた。
先ずは設定上、イチローが演じるのはイチローそのものだということ。
だから、イチローは別段役作りをする必要もなく、素でやればいい。
打席に入った時に見せる、あの目つきで凝視すればいいし、
インタビューに答える時の、あの口調でしゃべればいい。
超個人的な印象だが、レギュラー以外のキャスティングにも配慮していたように思う。
兄貴役、恐喝者役の演技が、デフォなの作為的なのかは別にして、かなり‘大根’なのだ。
それによって、イチローの役者振りが‘相対的’に‘上手く’見える効果があった。
イチローの演技はまあ合格だったが、シナリオ的には、かなり‘穴だらけ’だったように思う。
以前も書いたように、三谷氏のテレビ作品では‘王レス’が一番好きだ。
松本幸四郎の‘王様のレストラン’~すばらしぃ、実にすばらしい~
注目の視聴率は、前夜の‘今、甦る死(石坂浩二・藤原竜也)’が21.5%で、
イチローは27%だった。
そういう意味では‘イチロー効果’はあったと思われるが、
世界のイチローなら3割のクリアーはマストだろう。
松井秀喜は、どう間違ってもこんなオファーは受けないと思う。
いやぁ、今シーズンは、イチローにこんな台詞を吐かせたいなぁ~。
‘そんなに凄いのか、松井秀喜は・・・’
あぁ、もちろん野球のことでね。
2006年1月5日木曜日
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