普段は、書くネタを探すのに苦労をすることも多いが、
今日は逆にどれをピックアップしようか迷った。
最後まで残ったのは‘ホリエモンVSおじゃまもん’の‘悶々対決’だが、
昨夜の書き込みに常連のふたりからリクエストがあったでホリエモンに決めた。
ふたりにお願いされたのは‘ホリエモン考’だとか‘ホリエモン論‘だが、
‘考’や‘論’と呼ぶためにはそれなりの研究も必要だし、バックグラウンドの把握も必要だ。
そんなものは持ち合わせていないので、
適当に思いつくままの‘感’或いは‘観’でいきたいと思う。
今までの私の記事をずっと読んでくれている常連さんなら、
私が彼に対して一貫して嫌悪感を抱いていることは、行間を読むまでもなく分かることだ。
何しろ‘六本木蛭’ですから・・・(^_^)
ホリエモンが生まれたのは1972年だが、生まれる以前の1964年、東大の卒業式で、
時の総長大河内氏の式辞の予定原稿に(実際は話さなかった)、後に有名になった言葉があった。
“太ったブタになるよりは、やせたソクラテスになりたい”というイギリスの経済学者ジョン・スチュアート・ミルの言葉があるが、諸君がやせたソクラテスになることを決意した時、日本は本当にいい国になる。
一部では豚エモンとも呼ばれているホリエモンだが、彼をみていると、
あの総長の言葉とは対極にある。
この男の言葉を聞いていると、まるでシャープさを感じない。
語る言葉のバックグラウンドの知識にも光るものが無い。
外国人プレス相手に披露した英語のスピーチも失笑レベルだった。
ただ思いつきだけで実行する行動力はある。
球団経営、テレビ局買収、国会議員・・・何れも成就させることはできなかったが・・・(>_<)
‘豚もおだてりゃ木に登りたがるが、猿でもないから落っこちる’
そんな彼が成し遂げる事ができたことがあった。
600万円⇒7300億円の錬金術だ。
‘豚はブヒブヒ言いながらトリュフを見つける嗅覚は持っている’
ライブドアの異常な肥大の実情は、ぶよぶよの‘贅肉体質’で
おまけに肥大化するのに使用したのは‘禁止薬物’だったのだ。
自分では‘株主第一主義’を謳いながら、自社株に関しては無配当を続け、
先の株主総会では嘘っぽい涙で言い訳をしていた。
一方で、社員にはストックオプションを与えているから、
社員も一丸となって‘株価の吊り上げ’には熱心だ。
ナリポンは自慢じゃないが、終始ホリエモン・ヘイターを貫いている。
その点、マスコミや政治家の彼への距離感は節操が無い。
現代の勝ち組の代表の称号を与え、時代の寵児として位置づけた。
ヒルズ族という言葉も生み、それは子供の憧れの存在になり、
女性たちは身近な男と比べ非婚となる。
マスコミが煽るから、大衆も直ぐに影響される。
汗っぽい、脂ギッシュな彼としきりに握手したがり、携帯であの姿を写したがる。
すると彼も当然勘違いをして、どんどん本業以外のものに熱心になる。
広報担当のあの女も同じだ。
ある意味、マスコミがホリエモンと言う存在を‘偽計’し‘風説の流布’で‘奉った’のだ。
政治家は、フジテレビの買収騒ぎの時は非難の声が多かったのに、
選挙では‘準公認の刺客’として、彼の人気を利用しようと謀った。
典型的なマンガは、武部幹事長だがどんなオポチュニスト振りを発揮するか楽しみだ・・・(^_^)
今回の一件が、一体どの程度のダメージをホリエモンに与えるかは全くわからない。
夏の選挙を戦っても殆ど痩せなかった彼が、
今回は痩せる思いをしてソクラテスに近付くのだろうか。
それとも、無反省に今までの遣り方を変えず、
太り続けるために更に‘巧妙な技’を使おうとするのだろうか。
或いは、犯罪者の烙印を押され‘頓死’する可能性も否定できない。
‘寵児’と言う言葉の響きは不安定なもので‘凋落’と言う結末を伴うことが多いような気がする。
今後、気紛れで無節操なマスコミや政治家が、ホリエモン叩きに出てくるかも知れない。
先ずはその前に、株で肥大化した豚は株の世界で評価され裁かれる。
今日、ライブドア・グループ銘柄がストップ安は当然だ。
ライブドア・グループは1日で、時価総額で1500億を失ったと言われている。
日経平均も前場に妙な頑張りを見せた分、後場になって大暴落した。
主婦まで巻き込み‘根拠なき熱狂’状態にあった株式相場が、
健全化されるためには、ちょうど良い‘解毒剤’になったと気楽に言えるのは、
何もホールドしていない人間の強みか戯言か・・・(―_―)!!
上で紹介した40年以上前の言葉だが、今しみじみと読むと、
‘諸君がやせたソクラテスになることを決意した時、日本は本当にいい国になる。’
の‘いい国’が心に沁みる。
ナヌッ?ジジクサイ発想?
しょうがないよ、ジジイだもん・・・\(-o-)/
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