2006年1月11日水曜日

元祖tabacoの国スペインでも禁煙法が実施されたぞ~あ~ぁ、日本は最低の後進国に成り下がる~

今年の1月1日からスペインでも禁煙法が実施されていた。

スペインの職場などが全面禁煙に

 スペインでは、年明け1日から職場などで全面的に喫煙が禁止されました。

 対象となるのは職場やレストラン、スポーツ施設や交通機関などです。
ただし、100平方メートル以上のバーやレストランなどでは、喫煙ルームの設置を認めています。

 スペインでは最大の死亡原因が喫煙と言われ、毎年、5万人が喫煙が原因と見られる病気で死亡、受動喫煙でも700人が死亡しているということです。


コロンブスが新大陸を発見し、そこから持ち帰ったことによりヨーロッパに広がり、
結局は世界に蔓延したものがある。

他にもあるかもしれないが私が知っているのは‘梅毒’と‘タバコ’だ。

tabacoと命名したのも彼で、Torinidad y Tobago島のTobagoから来ているという説と、
メキシコの地名tabascoから来ている説がある。

たばこの栽培に成功したのもセビリアの医師で、タバコの喫煙習慣はスペインを発端にして、
あっという間にヨーロッパに広がり、世界中に拡大した。

そういう意味でも、スペイン人はタバコに愛着を持っているかも知れない。

梅毒にも愛着を持ってるのかは知らないけど・・・(-_-;)

私の知っている限りの印象では、スペイン人はTPOを考えずにタバコを吸い捲くる。

そばに灰皿があるかどうかなんておかまいなしで、シュボっとやり、灰は平気で床に落とす。

私の勤めていた銀行の東京支店が、新築のオフィスビルに移転した直後に、
本店からスモーカーのオエラさんがやってきた。

床には真新しいカーペットが敷いてあったが、彼はまったく気にせず灰をポンポンと落とした。
しかたがないので、秘書が灰皿を持って張り付いて、灰が落ちそうになると差し出していた。

まあ、バル(bar)でも床に紙ナプキンだの食べ物の残骸が散乱しているのを、
ある種の‘美学’にしている国だからな・・・(^o^)/

逆にスペインに行って驚いたのは、エレベーターの中にスタンド式の灰皿があることだ。
もちろん、エレベーター内にはNo Fumar(禁煙)のシールが貼ってあるが、灰皿の中には、
吸殻が山のようにある。

スペイン人に質すと、エレベーターに乗るまで吸っていたタバコを捨てるためだと言うが、
直ぐには消さずに吸いきってから捨てる人もいる。
さすがに、新たに火をつける人は見たことが無いが・・・(>_<)

とにかく、こんな感じで歴史的にも、国民性から言っても、禁煙法とは程遠いイメージがある。
実際一人当たりのたばこの消費量は、ヨーロッパでギリシャに次いで第2位だそうだ。

そんなスペインでさえ、世界的な禁煙化の潮流を意識した動きを取っている。

新人議員達から部会の禁煙化の要求がありながら、それすら実施できない自民党は
いつになったら、世界スタンダードに近づけるのだろうか。

一時期はG2と呼ばれていた大国日本だが、そのうちG10からもはみ出されそうだ。

えっ?
法律が施行されて、実際はどうかだって?
会社で吸えなくなった連中は、寒空の下、屋外で吸っているらしいが、ちっちゃなバルとかでは、
完全に無視されているらしい。

まあ、国民性から言っても、直ぐにピシャリと言う感じではないが、日本のザル法、
健康増進法と違って、罰金制度もあるみたいだから、ジワジワと効果を発揮すると思われるが・・・。

さあ、イタリア、スペインにも先を越された日本はどうする。

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