昨日の記事を書いた後、ブログ検索のテクノラティでライブドアで検索して驚いた。
検索ランキングでも1位なのだが、関連ブログの数が異様に多いのだ。
次々に新規のエントリーが現れる。
全部を読むなんて無理だが、それでも精一杯読んでみた。
そこでまた驚いたのは実際にライブドアの株を持っている人々が多いこと、
或いは直接ライブドアは持っていなくても、何らかの株式投資(取引)をしていて、
暴落で酷い目にあったと嘆いている人の多さだ。
ブログを書くような層とダブルのかも知れないが、
個人の株取引は本当に浸透しているなぁと実感した。
ただ、私のようなホリエモン・へイターは極めて少ない。
むしろ擁護派が多く、タイミングを含めて捜査当局を批判している。
中には‘日本経済を守るためには見逃してやれよ’なんて乱暴な意見もあった。
そして今日になってライブドア本体に粉飾決算の可能性の報道が・・・。
一旦売買が停止され、再開後も結局値が付かずになった。
というか、そもそも東証そのものがシステムのキャパ懸念で、
午後2時40分で全銘柄の売買停止という異常事態に陥った。
通常大引けで行われる、比例配分も無しだった。
情報開示が不十分、リクイデティーが確保できず・・・最悪のマーケットコンディションだ。
ライブドアが上場しているのは、東証マザーズだ。
トップページにある‘The Fairest, the Most Liquid and the Fastest Growing Market of Japan’
が何とも皮肉たっぷりの状態だ。
説明を読むと、こう書いてある。
‘マザーズ上場会社には市場1・2部の上場会社よりも高いレベルの
ディスクロージャーを要求し、市場の透明性の確保に努めています。’
♪ママァ~~、ドゥ ユ~ リメンバ~♪←かなり古い・・・(―_―)!!
マザーズ上場第1号は‘インターネット総合研究所(IRI)’だった筈だ。
公募価格が11,700,000円、初値がなんと53,000,000円、あっという間に
最高値の77,410,000万を記録するが、数ヵ月後には公募価格を割り込み、
その後は1~2百万で低迷した。
ある時、当時参加していた異業種の会で、IRIの関係者と会ったことがある。
悪意もなく思わず彼女に言った一言は・・・
‘いやぁ、十何年間ディーラーをやってるけど、あんなチャートみたことありませんよ’
私が仕事で取引したものには、そんな極端なチャートは実際存在しないが、
株の世界では珍しくない。
‘光通信’もそうだし‘ソフトバンク’もそうだった。
値動きは、天国と地獄だが、上記の3社は今も存在するし上場会社である。
今回のライブドアの最大の問題は、上場廃止のリスクが充分に予想される点だ。
そうなると、ホリエモンはまさにマザーズの‘豚児’ということになる。
‘かあさん、僕のあのライブドア株はどこへいったんでしょうね’
そもそも今日の一連のシャレ元は、1977年の角川映画‘人間の証明’なのだが、
今回のライブドア・シンドロームでは、一体‘○○の証明’になるのだろうか。
2006年1月18日水曜日
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