東証はシステム対応の甘さで再三のトラブルに見舞われた。
先日の全面売買停止の失態は世界中のマーケット関係者からも、激しくブーイングを受けた。
取引量の急拡大に見舞われたとはいえ、後手後手の対応のイメージが強い。
ところが、今回のライブドア騒動でグループ銘柄に関しての対処は先手先手を打っている。
東京地検の捜索を受けた2日後には‘上場廃止を示唆’と報じられ、
その翌日には、もっと断定的なニュアンスで‘上場廃止を検討’と報じられ、
慌てて否定の声明を出す一幕もあった。
もちろん、何かと先走るマスコミのせいもあるが、
一方で東証の社長も早くこの‘不良息子’を‘勘当’したがっている印象がある。
市場関係者も次第に‘狂豚病’銘柄を‘隔離’して考えるように努めている感じだ。
東証としては、ライブドア株の取引が成立すると、
それだけでシステムの処理能力限界に多大な影響があるから、
比例配分でチョコチョコっとやっている分にはいいが、本格的に取引が活発化されるとヤヴァイ。
‘まあ、これが異常な分割をしたしっぺ返しだな’
東証の西室社長は、今日中に要求した質問への回答がなければ、
来週からの監理ポスト入りの可能性をほのめかした。
これはこれで、東証主導だから、まあいいが、地検の捜査で言えば、
まだ‘疑惑’であり‘嫌疑’の域を出ない。
普通ならば‘進捗状況を冷静に見極めた上で・・・’と慎重な発言をするのが適当だと思うが、
今回は、かなり‘踏み込んだ’発言が目立つ。
株価の形成上、システム不安の払拭と言った観点からも、早いところ‘屠殺’したいのだろう。
もうひとつ、今回の騒動で目立つのはフジテレビの動きだ。
ライブドアと提携関係にあり、第二の大株主で、さぞかし頭を抱えているかと思いきや、
日枝会長もニュースを伝えるキャスターもどこか嬉々とした表情に見えるのだ。
昨年、ライブドアに狙われた時には、他局が連日トップニュースで伝える中、
フジは実に消極的に3,4番手のニュースとして申し訳程度に流していた。
それが今回はどうだろう。
いろいろなビッグニュースがある中でも、連日のトップニュース扱いだ。
独自入手したメールのコピーまで持ち出して、ライブドア及びホリエモンの不正を‘立証’しようと、
極めて熱心な報道姿勢だ。
自宅を出て、報道陣に囲まれる日枝会長の姿も、約一年前とは随分違う。
言葉は‘神妙’だが、口元は‘ほくそ笑んでいる’ように見える。
いち早く、ライブドアに送り込んでいた、取締役の引き揚げも決めた。
そもそも、望んでいなかった提携を無理矢理させられ、
今回の一件で‘溜飲が下がる’のは容易に想像できるが、
株主としての経済的な打撃はどうするのか。
フジテレビのライブドア株取得価格は329円で、
契約上2007年の9月まで手放す事ができない条件だそうだ。
今のままならば、巨額の損失が発生する可能性が高い。
しかし、これも実はニンマリなのだ。
私がお気に入りの永沢弁護士によれば、
‘もしライブドア側に粉飾決算などの事実が認められれば、
契約を解除して出資した440億円の返還を求めることができる’と言うのだ。
大嫌いな‘舎弟’とも縁を切りことができるし、経済的なダメージも無い。
そのためには、むしろライブドアが‘真っ黒’で、違法性が認められたほうがいいのだ。
東証からは、親子の縁を切られ、フジからは兄弟の縁を切られる、
そういえば、選挙の時、日和見・武部は絶叫していたなぁ。
‘ホリエモンは私の息子です、ホリエモンは私の弟です’
‘ほらほら、親として兄として面倒みてやれよ’
終始一貫して、ホリエモンのビッグ・ヘイターのナリポンとしては、
みんながみんなで叩き始めると、やや白ける。
少数派として、叩いていた頃の方が‘味わい’があったな・・(^_^)
いや、かといって間違っても彼を擁護なんかしないけどね(笑)
いよいよ、宮内氏をはじめとする側近の事情聴取が始まった。
‘ホリエモン’の周りの‘堀’が埋められていく。
‘堀’と言う字は‘塀’に似ている・・・(-_-;)
2006年1月20日金曜日
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