最近の2,3試合は調子が下降気味だった松井秀喜がほぼ1カ月ぶりで、第5号HRを放った。
おまけに場面は1-0とリードされた9回1アウトランナー無し、まさに土壇場で出た同点弾だった。
高めの速球をかなり強引に持っていった。
ファウルにならないように身体を斜めにして打球を追う松井、
ベンチではキャプテンのジーターがこぶしを挙げ、そのあとは両手を挙げてバンザイ。
私も久々にテレビの前で軽くガッツ・ポーズをした。
最近はガッツ・ポーズもやり過ぎると非難の対象になるから要注意だ・・・(>_<)
松井は今季の5本のHRのうち4本をTB戦で打っている。
そういえば、先月のTB戦の時にYESの実況席でこんなやりとりがあった。
ポール・オニール?が松井の打席でこう言う。
‘マツイは去年A-Rodの8本に次いで6本のHRを打っていてTB戦を得意にしている’
するとマイケル・ケイが質問を投げかけた。
‘チームとの対戦成績と言っても、毎年ピッチャーは変わっているし、
コーチや監督も変わる場合もあるのに過去の数字に意味があるの?’
マイケルは自分の野球経験の無さを利して、他の経験者に素朴な質問を投げかける時がしばしばある。
‘うーん、確かにそうだけど球場の相性とか自信とかあるし・・・(モゴモゴ)’
よく覚えていないが明快な答えはできなかった筈だ。
確かに個々のピッチャーとの対戦成績は参考になるだろうが、投手陣が毎年変わる
チーム別対戦成績が、どれだけ有効な指標となるかは議論の余地がある。
しかし松井がTB戦を得意にしているのは事実だ。
2006年9月12日、忘れもしない‘復活の日’の4打数4安打もTBが相手だった。
打率は0.326とそれほどではないがHRが凄い。
108本の内19本がTB戦だ。
アウェイの球場で最多で打っているのもトロピカーナ・フィールドの8本だ。
何故TB戦で打てるか。
勿論TBのチーム力が基本的には弱いというのが一番だろう。
TBはチーム名からDevilを無くしてRaysになってからはまさに生まれ変わった。
チーム防御率も最下位から今年はベスト4へと大幅改善を遂げている。
それでも松井にとってはお得意様なのだ。
今日のHRの相手ピッチャーはパーシバルだが、過去の対戦成績は4タコだった。
まあ打数が少ないから何とも言えないが、パーシバルがTBのユニフォームを着た途端に初ヒット、
それも今季初のBSとなるHRを打たれたわけだから何かがあるに違いない。
それが何かなんて分析は要らないからこの傾向を素直にエンジョイしよう・・・(^。^)
ところで今日の試合、松井の同点弾も空しく延長11回サヨナラ負けを喫した。
勝っていれば大いに価値あるHRになっていたが、
2試合続けて援護点に恵まれなかった王の負けを消すだけになった
まあ、今年のリヴェラで負けたなら仕方が無い。
ペテイットと王で勝てなかったのは辛いが、なにしろ相手は‘格上’のTBだ。
松井もあさっての第4戦は休養日になる可能性があるから、
明日は是非HRの‘打ちダメ’をしてもらいたいものだ。
このシリーズの後、次のTB戦は7月8日まで無い。
そこまで今日のHRで‘打ちドメ’なんてことにならないといいが・・・(-_-;)
2008年5月14日水曜日
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