2008年5月3日土曜日

Matsui has hit safely in 12 straight games~‘safely’にヒットを打つ松井秀喜に更なる期待~

むこうの記事を読んだり、実況を聞いたりしていると‘hit safely’という表現にしばしば出くわす。

Matsui has hit safely in 12 straight games.

Matsui has hit safely in 24 of 28 games this year.

松井が連続安打を12に伸ばし、今シーズンはタコ試合が4試合しかないことを言っている。

ここで使われている‘safely’の意味がわかったようでわからない。
簡単な単語‘safe’の副詞だが、この場合はどんな意味を持たせたがっているのだろうか。

‘危なげなく’とか‘無難に’とかでいいのだろうか?

何故こんなことに拘るのか。
松井は依然として打率、出塁率、OPS等でチーム内のトップの成績を維持している。
過去のシーズンと比べても文句無しの数字だ。

私もファンとしてもそれを素直に喜んでいるが、じゃあ満足しているかというとそうでもない面もある。

コンスタントにヒットを打つ松井と自分が思い描く理想の松井との間にギャップがあるのだ。

ヤンキースの番記者がやや皮肉を込めてこんな事を書いていた。

・マツイは連続ヒットを続けているがその間打率は下がっている。
・RISPでのチーム打率が低いがマツイはそれをさらに下回っている。

実際に試合を観ているとここぞという時に打てなくて、点に絡まないヒットが多いという印象がある。

DETとの第2戦でノーアウト満塁のチャンスで浅いセンターフライに倒れた時は、
ファン全員がため息をついた筈だ。

好打者でも10回に6回か7回は失敗するのは承知しているが
あそこは是非とも決めて欲しかった場面だった。

松井の真骨頂はチームにとってどう‘productive’であるかということだろう。
それは意味のあるoutを含めて、いわゆるclutch situation での貢献だと思う。

そういう意味では、今日の試合の第1打席の2アウトRBIは良かった・・・(^。^)

カノーのファンからは‘おまえの要求は贅沢すぎる’と言われそうだが、
好調な松井だからこそファンとして貪欲に更なる期待をしてしまうのだ。

因みに松井が月間MVPに輝いた去年の7月はこうだった。

Matsui had an 18- game hitting streak (July 3-19) and hit safely in 25 of the 28 games in July.

DETにスィープを喰らったヤンキースだが今日はSEA相手に完勝した。
先発の王はこれで今季負けなしの6勝目、対SEA戦では7連勝だ。

でもこれを‘pitch safely’とは言わないみたいだ。

ファーンズワースが凌げばあとは盤石のチェンバレンとリヴェラだから、
‘safely’にリードを守れた。

そうそう、数日前にチェンバレンの親父さんが‘safely’に退院したそうだ。

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