2008年5月21日水曜日

It's all A-Rod's fault~自分だけ復帰の祝砲を放ってもヤンキースは惨敗じゃないか~

低迷を続けるヤンキースにA-Rodが復帰した。
戦列を離れている間のチームは6勝11敗、誰もがエロとポサーダがいないことを
不振の理由に挙げていた。

エロなんて居れば居たで、肝心な時には役に立たない奴とか言われるが、
帳尻といわれながらもあれだけの数字を挙げるMVP男の復帰を待望するのは当然のことだ。

ところがエロが戻ってもヤンキースは勝てなかった。

このところ5連勝中で大いに株を上げていたムースだが、今日は初回に大乱調。

と言っても実は1失点で終了の筈がジーターのエラーでさらに6失点してしまうのだ。

記録上はジーターのエラーで、確かに1塁へ普通に送球すればアウトに出来たのだが、
実はジーターは2塁でフォースアウトを狙ってプレイしたのにカノーがベースに入っていなかった。

2回の表にも2アウトからデーモンがフライを落球し2失点。

そこまでの9失点の内自責点は1点だけという異常事態になった。

今日のジーターは散々だった。
1回にエラーをして大量失点への道を開き、その裏にはいきなり併殺打で反撃の扉を閉じた。
そしてついには死球を左手に受けて退場する。

レントゲンの結果は骨には異常がなく本人は明日の出場は大丈夫と言ってるらしいが、
下手をするとエロと入れ替わりでDL入りの可能性があった。

ヤンキースの得点はエロが自ら放った復帰を祝う2ランHRだけだった。
メッツとの第2戦の松井みたいなもんだ。

終わってみればスコアは12-2の大惨敗。

敗因が何かと言われても、打ってもダメ、投げてもダメ、守ってもダメじゃ話にならない。

そうだ、こういう時は、お決まりの‘It's all A-Rod's fault’にしよう・・・(^。^)

‘It's all A-Rod's fault’ほど便利なものはない。

あちらのオンライン投票でもしばしば目にすることがある。
今やっているのはジラルディの評価についてだが、5番目の選択肢が‘これ’なのだ。
まったく設問と関係ないところが素晴しい。

‘電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、み~んなエロがワルイのよ’のノリだ・・・(^。^)

テーマと関係ないのに‘根強い基礎票’があって必ず5%前後の数字を確保するのは、
ある意味スーパースターの‘証し’とも言える。

A-Rodが戻ってくればなんとかなると思っていたがその初戦はどうにもならなかった。

実はエロがいない間大きく負け越していると言うが、その前にも欠場した試合は3試合あり、
それを入れるとエロ無しで8勝12敗になる。

逆に言えばエロ有りでも今年のヤンキースは12勝13敗と負け越しているのだ。

エンズバーグやゴンザレスの代わりにA-Rodがいて彼が4番を打つことは
チーム力を格段にアップさせるが、それだけで勝てる訳ではない。

まあ、不調と言いながらも去年のヤンキースに比べたらまだマシだろう。
なんて思っていたら大間違い。
それは地区首位を走るBOSとの差が今年はまだこれでも小さいからそう感じるだけ。

今日で20勝25敗と5個の借金だが、去年は21勝24敗と今年より良かったのだ。

明日は個人的には‘第2のスモール’を期待するラズナーだ。

‘It's all A-Rod's fault’と言われないためにはチームが勝てばいい、というかそれしか無い。

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