この煮詰まった時期、内容なんかどうでもいい、試合に勝てばそれでいい。
いち早く勝敗優先主義を採用していた筈のナリポンだが、今日の引け味は良くなかったなぁ。
4点入れた後、昨日命名した‘C.C.ボーイズ’が二人揃って、守備でやらかす。
カノーは怠慢、クロスビーはまるで初めてメジャーに上がってきた選手のような判断ミス。
先発の不敗投手スモールも、フルカウントになる事が多く、ストライクを取りにいくと打たれる。
‘なんか、ピリッとしないなぁ’
クロスビーがバントをして1塁を駆け抜ける時に、セカンドのロバーツと接触し、
ロバーツはメジャーリーガーとしては珍しく痛みを露にしたが、結局脱臼をしていた。
ボールはインプレイで1点を入れた。
‘善人ぶる気もなければ、そもそも善人でもないが、なんとなく後味が悪いな’
5回を終えて、スコアは10-3だ。
‘4試合連続で、1点差ゲームをしているが、今日はさすがに楽勝だろ。’
しかーーーーーーーーーーし、6回1アウトも取れず100球を超えたスモールが降板。
この回、1失点は仕方ないとしても、その後も2点、1点と失点する。
8回表を終って10-7の3点差。
‘なんか、おまいら、また1点差ゲームをやりたがってるのか’
5回を最後に無得点だったが、8回裏に2得点し再び5点差。
‘さすがに、これは勝ちだな’
5点差になった9回のマウンドには、あのエンブリー。
BS1の福沢と辻は
‘5点差になりましたからね、リヴェラは昨日も投げていますから・・・’
それを聞いた、ナリポンは
‘おまいら、甘いな、エンブリーの‘実力’をしらねぇーな’
実際、エンブリーは‘期待’を裏切らなかった。
いきなり、ダブル、タイムリーの連打を浴び、1失点、アウトをひとつも取れないまま
結局ははリヴェラの登場だ。
ベンチに戻るエンブリーに激しいBoooooooooooooooooooooooooooooooooooo!
ここで、実況が名言
‘ベンチも呆れた顔をしていますね’
福沢も辻も間違うのだが、リヴェラはセイブ・シチュエーションではない。
もし、セイブがつくのなら‘エンブリーの仕事’にもある意味、価値があるのだが・・・。
トーリが何故エンブリーを使い続けるのか、私には全く理解できない。
ちょっとした出血が致命的になるかもしれないこのタイミングで、
エンブリーを起用する事自体が‘暴挙’‘愚挙’としか思えない。
‘あいつが出てくるだけで、球場全体の雰囲気が変わる’
‘あいつの被打率は0.333だぞ。首位打者を9人並べた打線にしてしまうマモノだぞ’
エンブリーの起用を巡って、オーナーと揉めたことで意地になっているようなことは、
賢明なトーリに限ってないと思うが、試合後のコメントも懲りてなさそうだ。
9失点を救ったのはオフェンスだ。
初回、1アウト3塁のチャンスでジオンビが三振に倒れたが、シェフがタイムリーのダブル。
‘おぉ、2塁まで走れるようになったか’
松井が内野安打でつなぎ、ポサーダが3ラン。
2回はシェフが、打った瞬間は全然雰囲気の無かったが、なんとグランドスラム。
結局シェフはこのゲーム、3安打、6打点だった。
ほぼ同時進行のBOSは、猛打爆発。
オルティーズが5打数4安打、2HR,4打点、ラミレスが4打数4安打、2HR、3打点。
‘仮想対決でも15-12でヤンキースが負けてしまう。’
勢いの止まらないCLEと落ち目のCWSは接戦になった。
CWSが1点リードしていながら、9回、センターがバンザイをしてしまう拙守で同点になり、
流れはCLEと思えたが、延長10回、9番バッターのクリーディが、
この日2本目のHRを放ちCWSがサヨナラ勝ち。
WCも一応0.5ゲーム差になった。
負傷で今季絶望となったロバーツだが、打率0.314で充実したシーズンを
送っていただけに可哀想だ。
実はクロスビーとは個人的にも友達で、来週BALで一緒にランチでもしようと話していたらしい。
2005年9月21日水曜日
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