2005年9月24日土曜日

‘転地療法’で変わった‘山男’チャコーンが完璧でヤンキース5連勝~松井もRBIダブルと好守備~

最近のヤンキースは11戦で1敗しかしていないが、その相手がトロントでその時のピッチャーが、
今日先発のリリィーだ。

ところが、このリリィーは典型的な‘内弁慶’でホームでは8勝しているのに、
アウェイでは1勝7敗の成績だ。

チャコーンは対トロント戦、過去2勝していて、防御率も1.2と完璧だ。

そのリリィーが、1回裏いきなりジーターにHRを打たれる。

♪好きよ~好きよ~キャプテン♪
リリィーズで~~す。

って、今の若い人は分からないよな(笑)

続くカノーもHR。
ふたりとも逆サイドへのHRだ。

その後、松井のライト線へのダブルでさらに1点、2アウト後チノのタイムリーで合計4得点。

‘松井のHRも勿論いいけど、あのライト線のダブルも興奮するな~’

2回裏、再びノー・アウト満塁のチャンスを作り、結局シェフと松井で無得点という、
いや~な流れになるが、それでも今日のチャコーンのピッチングには安心感があった。

打つほうではスランプ気味のエー・ロッドも守備では良い働きをしているし、
3回には、松井も背走して向こう向きでキャッチをするファインプレイでチャコーンを支援する。

結局、8回を被安打3、無失点の完璧な内容だった。

しかし、このチャコーンは7月の28日に、ロッキーズとのトレードでやって来たのだが、
トーリ監督もリーグも違うし全くノー・アイディアの存在だった。

勿論、ナリポンにとっても知っている事は皆無。

まあ、こういう時‘海のものとも山のものともつかない’という言い方をするが、
コロラドからやって来たから‘山のもの’だな(笑)

さっそく、プロフを調べると、先ず写真の顔では髭を生やしている。

‘おいおい、こりゃマジに山篭りしてたみたいな顔だな’

で、みなさん、チャコーンの年齢って分かりますか?
なんと1977年12月生まれ、だから今まだ27歳ですよ。
クロスビーより若い。

‘完全なる年齢詐称顔だよな’

生まれはアラスカ州、アンカレッジ(おぉ、ナリポンが最初に踏んだ外国の地だ)
コロラド・ロッキーズに入団し一筋、今季コロラドでは1勝7敗でトレード要員になった。

‘まあ、苦し紛れに取った感じだな、期待できないだろうなぁ’

チャコーンの入団で、野茂の昇格が遅れるという情報もあった中、
期待せずにその初登板を見た。

初登板は6回1失点で勝ちを持っていたが消され、2戦目も6回2失点と力投しながら、
勝ちに結びつかず、初めて勝敗が付いたのは、CWS戦で、7回1失点で負け投手になる運の無さ。

因みにこの3戦、全部に‘貧乏神エンブリー’が登板している。

その後、持ち直し6勝3敗。

コロラドの本拠地は、打者有利といわれるクアーズフィールド。
数字の上で、どれだけの影響があるか具体的にはわからないが、少なくてもチャコーンには、
コロラドからニューヨークへ移った‘転地療法’は見事に奏功したようだ。

‘多分食事も、缶詰とレトルトだけだったのが(??)、今はウマーだろうし・・・’

シーズン前に期待した、ブラウン、パバーノ、ライトが全く外れた中、
7月から加わった、スモール、チャコーン(一応ライターも)の活躍がなかったら、
今のリーグ1位は絶対実現していない。

明日は、そのライトがどう意地を見せるか。

BOS相手に善戦していたBALだが、変な噂に晒されているテハーダが痛恨のエラーを犯し、逆転負け。

CLE相手に8回やっと追いついたKCだが、9回連続エラーで自滅した。

‘だから、BOS戦までは‘最低でも全勝’する必要があるな’

因みに、そんな展開にならずリーグ1位を決めるのが望ましいが、
もしBOSと全く同じ勝敗になった時は、1ゲームプレイオフを実施する。

その時の先発は、ローテーション通りならばチャコーンになる。

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