ほら、8点差を1点差にされるくらいだから、6点差を1点差にされるくらいじゃ
もう驚かない体質が段々出来てきた。
ヤンキースは、最近11試合の内10試合に勝利しているが10勝のうち7勝が1点差、
負けた1試合も実は1点差だから、合計8試合が1点差。
‘こりゃあ、偶然というよりはもう完全に狙ってやってるな(笑)’
ヤンキースファンは、1点差のリードをしぶとく守った時は、よしよしと思うが、
大量リードを守れず、ぎりぎり1点差に迫られると、試合に勝ってもその不甲斐無さを嘆く。
勿論、私も例外ではなく、勝ちゲームなのに苦言を呈していたりした。
しかし、考えてみれば8試合の内7試合は勝っているのだ。
負けた1試合は、エンブリーの誤作動が原因で、そうでなければ同点でもつれた筈だ。
(まてよ、エンブリーの場合は打たれるのがデフォだから誤作動とは言わないか)
こういうヤンキースの戦いぶりを、ライヴァルチームやそのファンが見ているとどう感じるか。
あと、もう一歩で負けそうになりながら、結局は勝つヤンキースを見て
苛立ち、フラストレーションを感じるに違いない。
‘まるでピンそばにピタリと寄せるような、正確な試合運びだな(笑)’
まあ、試合後のトーリは‘毎晩タフなゲームで身体には悪い’と、とぼけているが
すべては、巧妙に計算されているのだ・・・(^。^)
さてその今日の試合だが、ほぼ1ヶ月振りに登板のムッシーナ、
正直、試合前はかなり不安を感じていた。
いきなりいい当たりをされるが、そこは松井が見事なスライディング・キャッチ。
最終的には‘他責点1’だけの見事すぎるピッチングで6回を投げ、笑顔の降板だった。
1回、敵からもらったノー・アウト1,3塁で、クリーンアップが‘最低の仕事’で無得点。
逆に、相手にあげたチャンスではしっかり1点を失い、好投のムースが報われない。
と思っていたら、今月に入りやっと打撃の存在感を示し始めたポサーダが5回にソロHRで同点。
6回には、松井が超久々にクラッチ振りを発揮して、勝ち越しのタイムリー。
3連投のリヴェラ封印だと1点差は辛いな~、と思っていたら、
ポサーダが今日2本目の3ランHRを放ち、5-1となった。
‘いいよ、いいよ、これでムースに勝ちもつくし・・・’
さらに7回には、保険でシェフのHR等で2点追加し、7-1。
後は8回に予定通りに1点差ゲームを目指して、ライター、スターツが見事に4失点。
9回はゴードンが登場し、これ以上無い全力疾走の1塁ベースカバーで2アウト。
‘ありゃ、フラッシュ・ゴードンじゃなくてダッシュ・ゴードンだな’
そのまま終ると、2点差のままで‘脚本家’や‘監督’に怒られるので、
全力疾走の疲れもあって、軽くソロHRを打たれておく。
これで、終に1点差、しかも迎えるバッターは現状チーム最強のテハーダ。
今日試合の無い、ボストンの関係者もファン達も固唾を飲んで期待する。
最後は、今日手痛いエラーと帳消しのファインプレイをしているジーターへのゴロで終戦。
ヤンキースファンはホッとし、アンチはガックシ。
試合が終った時は、松井が勝ち越しタイムリーを打ったなんて、
みんな忘れてしまう展開だったのは残念だが・・・
‘大勝’は出来なかったが、今日の1勝は‘大きい勝ちだ’
とは言え、明日、こっちが負けてあっちが勝つと並んでしまう。
(要するに毎日勝てってことでしょ)
ムースはこのままのローテでいくと、ボストンとの第3戦、
要は今年のレギュラー・シーズンの最終戦に登板になる。
先発投手が1人余るが、どうらやスモールがブルペンにまわるようだ。
今日の解説の大島(あの笑い声が結構好き)が言っていたように、
ライトを先発から外すのが良いような気もするが、ライトは中継ぎをする器用さが無さそうだ。
何しろ‘不敗神話’のスモールをブルペンに持ってくることで
‘脆弱体質’を変えることが出来るなら、それはそれで良い配置かも知れない。
それにしても、ア・リーグ。
ちょっと前までは、安泰の中地区、激戦の東地区、並びの西地区だったのが、今や・・・。
言われなくても、ナリポンは目を離さないが、本当に目が離せない。
2005年9月23日金曜日
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