2008年4月25日金曜日

雨降って‘ジラルディ’固まる~ヒューズ降板の陰にマーリンズ監督時代のトラウマ?~

スイープを狙ったヤンキースはチェンバレンで9回裏にサヨナラ負けを喰らった。

今日の試合を観ていた多くの‘素人’には先発のヒューズの降板が解せなかったに違いない。
勿論私もそのひとりだ。

雨で開始が遅れたが2イニングを被安打1の無失点、投球数は23、
おまけにチームは3点先制していたから待望の初勝利のチャンスだった。

それが再び雨で中断し51分後にマウンドに上がったのはヒューズではなくオーランドルフだった。

少なくともSTでの使われ方を見れば彼はロング・リリーフ担当ではなかった。
ラズナー、カーステンズ、或いは井川がその候補だったが、彼らがいないので仕方なく
その役を担っているという感じだ。

その彼が最初のイニングは軽快に抑えたが、2イニング目につかまり5失点、
あっさりと逆転されてしまった。

こうなるとヒューズの降板に疑問を抱いていた連中は一斉にジラルディ批判を始める。

あのままヒューズで良かったじゃん、ヘボ監督め・・・<`ヘ´>

私が愛読しているヤンキース番記者のブログでも、読者からのメールが殺到したらしい。

それに答える記事の中に興味深いものを見つけた。

ジラルディがマーリンズの監督を務めていた2006年、9月12日のメッツ戦で当時22歳の投手、
ジョシュ・ジョンソン‘Josh Johnson’を雨で82分間の中断の後も‘続投’させた。

ジョンソンはこの登板を最後に故障してこのシーズン(12勝7敗)を終えた。

2007年の6月に復帰するが一度も勝つことなく夏場にはトミー・ジョン手術を受けなければいけなくなる。

この時にマーリンズのオーナー、ジェフリー・ ローリア‘Jeffrey Loria’がジラルディを批判したらしい。

雨の中断後の登板であいつは壊された・・・(-_-;)

ジラルディとこのオーナーとの間には確執があり、それが監督を1年でやめる原因になっている。

だからこのオーナーの謗りを鵜呑みにするのは禁物だが、
事実として‘近因’となってしまっているから無視もできないとも言える。

まあ今日のヒューズ交代がジョンソンの二の舞を避けるためだったのかどうかは知る由もない。
ただ、これは傾向としてあるのではないか。

雨降って‘ジラルディ’固まる・・・(>_<)

覚えているだろうか。
試合前から雨の懸念があったKC戦。
ジラルディは試合の成立を危ぶみ急遽先発予定のケネディに代えてブルーニーを登板させた。
結果的にはケネディに途中から3イニングを投げさせるから、チグハグに見えた。

因みにケネディは23歳、若手には優しくするのが流儀なのだろうか。

若手の先発投手、降雨でトラウマが蘇り色々と考えてしまう?・・・(@_@;)

あの試合で言わば‘捨て駒’にされたブルーニーとファーンズワース。
ブルーニーは前の試合の守備で右足を痛めてDL入りの可能性が高い。
ファーンズワースは今日の試合1イニング投げたが、最後マウンドで滑りながら三振を奪い、
笑いを誘ったまではよかったが、試合後肘に違和感を覚えたとのこと。

ピッチャー関連のロスターで動きがありそうだ。

因みにこれはナリポン流妄想の極致だが、
ジョシュ・ジョンソンの背番号は‘55’で誰かさんと同じだ・・・(>_<)

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