スコアを見れば逆転、逆転の‘点の取り合い’で面白そうだが実際に観戦していると
‘点の取られあい’と言った感じで疲れた。
球審Tim Mcclellandの‘slow call’‘ late call’もグダグダの一因。
あれじゃ、ファンも選手も苛立つだけだ。
両チームの先発投手が締まらないとあんな感じになるのだろう。
特に今年は絶好調で前回のBOS戦の登板では完封勝ちした王が1週間も経たないうちに
‘別人’になってしまったのは驚いた。
キャッチャーが‘初対面’のモーラーだったのが影響したかとも思ったが、
それ以前に投球内容が悪すぎた。
試合の経緯を細かく書く気がまったくしないが、結果的には15-9でヤンキースが勝った。
松井秀喜のチーム内四冠については、ナリポンの予言通りに‘1日天下’になってしまった。
1回裏の攻撃でアブレイユが2ランHRを打って打点を9とすると、
すかさずA-RodがソロHRを打ってHRを4、打点を9とした。
松井は4打数2安打しながらチームの先発メンバーの中で唯一の‘無打点男’だった。
8回の攻撃、1アウト2,3塁という‘よだれジュルジュル’の場面で
打点は追いつけるかと思ったが敬遠されたしまった。
デーモンが代走になったためにこの日の3得点目も幻となった。
しかし‘無打点男’は他の場面で魅せてくれた。
先ずは下の写真にある‘イナバウワー・キャッチ’だ。
そしてもうひとつは1塁からポサーダのダブルで一挙にホームインした‘韋駄天松井’だ。
3塁を回ると実況のマイケル・ケイも興奮してくる。
Here comes Matsui.
タイミングは際どかったが華麗にスライディングすると
He is…………..SA------FE!!
‘aggressive base running by Matsui’‘ aggressive coaching by Bobby Meacham’
松井が打ってマイケルの絶叫を聞くことはたびたびあるが、
走塁でここまでマツイの名前が連呼されるのは極めて稀だ。
大変なのは思いがけない激走を強いられた松井だ。
ベンチに戻ると、相撲で取り終えたばかりの力士がインタヴューを受けている時と同じように
完全に息があがってゼーゼー状態だった。
ヤンキースの投手陣は6回以降無失点に抑えたが、目立ったのは勝ち投手になったホーキンスだ。
最初の頃メタメタに打たれて一時はERAが30点台だったが、その後は無失点で使える奴になっていた。
それでもファンからブーイングされていたのは‘背番号21’に問題があったのだ。
‘#21’はポール・オニールがつけていた番号でファン達にとっては‘準・永久欠番’らしい。
ややファンのエゴを感じるが、ホーキンスも無視できずに今日から‘#22’に変更した。
今日の観客達の歓声は彼の好投だけではなく、この‘改心’に対するものも含まれていたかもしれない。
乱戦を制して今季の対BOS戦は2勝2敗のイーブンになった。
明日の試合も勝って是非勝ち越したいものだ。
次の対戦はなんと7月の上旬までない。
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