2008年4月28日月曜日

松井秀喜2試合連続欠場で見出しを‘飾る’~レフティvs.レフティに拘るジラルディがブルペンに左腕ゼロの怪~

松井秀喜は前日に続き今日もラインアップから外れた。
今日のCLEの先発は去年のサイ・ヤング受賞ピッチャーのサバシアで、
松井は過去9打数ノー・ヒットとまったく打てていない。

それでも好調な松井を2試合続けて使わないのは‘奇異’に思えたのか、
公式の記事の見出しを‘飾った’。
A-Rodやジーターと違い相当なことが無いと松井が見出しになることは無い。

Matsui rests as Yanks counter lefty

そこでジラルディがこう語っている。


"We're using our right-handed hitters against C.C.," Yankees manager Joe Girardi
said. "You don't like to sit a guy like Matty for two days, but with all of the
lefties we have, it's going to happen once in a while. We're seeing five lefties
in six days, and it makes it kind of difficult. Matty's going to get a ton of
at-bats."
普段松井に対して余り好意的とは言えない現地のヤンキース・ファン達も2試合続けて
マツイをベンチに置くことには納得がいかない様子だ。

サバシアで休ませるなら昨日は逆に出場させるべきだったろう・・・<`ヘ´>

‘相手がレフティだから右打者を使う’
安易だがよくある作戦ではある。

今日もジオンビの代わりにダンカンを使い、DHにエンズバーグを起用した。
今年不甲斐無いスタートを切ったサバシアが本来の力をみせたこともあるが、
この右打者ふたりで7タコだった。

書いたもののソースはないがシーズン最初の頃のYESの放送の中で
こんなやり取り(多分マイケル・ケイとフラハティ?)を聞いたことがある。

ジラルディはブルペンに‘ベストな8人のピッチャー’を置く主義で、
それが左腕か右腕かについては特に拘りはない。

それを聞いた時はレトリックとしては面白いと思ったものだ。

唯一の左腕だったトレーバーが降格して、今のヤンキースのブルペンにレフティはひとりもいない。

ところがこのジラルディがバッティング・オーダーを組む時は
‘ベストな9人の選手’という主義ではないらしい。
相手ピッチャーがライティかレフティかによってこれだけ大きな影響を受けて、
文字通り‘右往左往’してオーダーを決定しているのだ。

凡人のナリポンにはこのジラルディの発想は単に一貫性がないとしか思えない。

まるで‘男の価値は学歴なんか関係ない、すべては実力主義’が持論の親父が、
自分の娘の結婚相手になると‘やっぱり男は高学歴じゃないとな’と言っているような感じだ。

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