2008年4月14日月曜日

Clueless Joe~Torreに続きGirardiが2代目を‘襲名’~

‘clueless Joe’という呼び方は、1995年のオフにヤンキースがJoe Torreを次期監督に決定した時に.
ニューヨークのマスコミが‘命名’したものだ。

clueless
[形] 1 ((略式))〈人が〉無知な, どうしようもない. 2 手がかりがない, 跡を残していない(trackless).

シーズン途中でSTLを解雇され、NYM,ATLに続き監督としての実績に乏しい男を
何故起用したのか大方の世論としては理解できなかったのだろう。

そのTorreの後任として今季からヤンキースの監督に就任したJoe Girardiを
2代目の‘clueless Joe’と呼ぶ動きが出てきた。

Daily NewsのBill Madden氏がBOSとの第2戦目の敗戦を受けて、
勝手に2代目を‘襲名’をさせたのだ。

6回の裏、2-1でヤンキースが1点リード、1アウト2,3塁の大ピンチで
先発のムースは絶不調の黒豚君から三振を奪う。

2アウト2,3塁で迎えるバッターはマニー・ラミレスだ。

実況のFOXも私もそして多くのファンが敬遠の可能性、いや‘必要性’を感じたに違いない。

ここでジラルディがマウンドに行きムースと話をした。

その会話の結果が何であるかはっきりしないまま、マニーは‘結果’を出した。

初球をいつもの大きなスウィングで叩くとセンターの右への文句なしのダブル、
あっさり逆転されてしまった。

だから、歩かせろよ・・・<`ヘ´>

世界中の多くのヤンキースファンがそう思ったに違いない。

試合は途中2時間20分の降雨中断を経て4-3でヤンキースが負けた。

試合後、誰もが知りたがったのがジラルディとムースが何を話したかだ。

どっちと勝負したい?と監督に聞かれて、ムースはマニーとの勝負を選び、
ジラルディがそれを‘尊重’した。

これが‘clueless Joe’を‘襲名’する大きな理由になった。

ラミレスの後のユーキリスも恐いバッターではあるが、マニーの持つ数字、
そして何より先制の‘VOLVO直撃弾’を打たれていることを考えれば、
監督が敬遠を決断して指示すべきだったと批判している。

そもそもピッチャーが自分で敬遠したいとはなかなか言わないだろ・・・(-_-;)

因みにdaily newsのオンラインの投票でも監督を支持している人は少数派だ。

Poll Results
Should Joe Girardi have let Mike Mussina pitch to Manny Ramirez?

Yes 18%
No 82%


確かに攻撃では犠牲バントも多用する木目細かさを見せているのに、
あの場面での‘勝負’は結果論ではなく解せない。

まあ、歩かせていたらユーキリスが打っていたような気もするが・・・(>_<)

個人的にはdaily newsのこの記者はジラルディがヤンキースの監督に就任した時から、
ある種の‘予定稿’として準備してこの日を虎視眈々と狙っていたような気がする。

デイリー・ニューズは、初代‘clueless Joe’のゴッドファーザー?としての意地もあったに違いない。

せっかく全米中継された松坂登板の第3戦が行われたのに、何故1日遅れでこんなネタを書いているか。

いや、今日の試合の‘予定稿’はあったが、使い物にならなかったからだよ・・・(>_<)

因みに初代は、メディアの批判を‘裏切る’ように1年目はワールドシリーズまで駒を進めた。
2代目のお手並みは如何?

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