2008年6月5日木曜日

‘大貧民仲間’の松井秀喜、ムースが今や‘大富豪’~革命的にふたりそろってオールスター出場?~

数年前の報道だが、松井秀喜はチャーター機で移動するとき機内でトランプの‘大貧民’に
興じているというのがあった。

メンバーは広岡広報や通訳だが他にムッシーナも常連らしい。

MLB随一の金満球団の機内で‘大貧民’というのもラブリーだな・・・(^。^)

その‘大貧民仲間’の松井とムースが今や‘大富豪’なのだ。

松井はア・リーグの首位打者、ムースは今日の勝ち星でア・リーグの1位タイとなる9勝目を挙げた。
松井も2安打したが2安打目は貴重なインシュアランス・ランになるRBIシングルだった。

開幕前の松井はスタメンも危うい‘大貧民’、開幕時は打順が8番で‘貧民’だったが、
他の‘平民’達が不調で押し出されて‘平民’に昇格。
その後はまさに結果を残すことで、不動の中軸を打つ‘富豪’になった。

そしてついについに5月の初めにはリーグ首位打者に躍り出て‘大富豪’になった。
但しその後すぐに陥落し、終値ベースで一時0.345の高値を記録した打率が2週間後には
0.297まで続落した。

まあ結局は、居心地のよい0.290~0.310に収斂するのか・・・(-_-;)

ところがそこから見事なV字回復、5月末には首位打者に返り咲き、日々アップダウンを繰り返しながら、
今日現在では首位をキープしている。

一方、ムースは先発ローテ3番手の‘平民’スタートを切るが、いきなり1勝3敗と負けが先行して
‘貧民’に陥落。

ところがそこからの盛り返しが凄まじかった。

BAL戦で初回ジーターのエラーに足を引っ張られて自責点1、失点7、1回持たずに2/3で降板する負けはあったが、それ以外の8回の登板ではすべて勝利を収めているのだ。

前回の8勝目で松坂他と並んで勝ち星でトップ、昨日ソーンダース(←相場師的には最悪の名前)が
9勝目を挙げて一歩リードしたが、今日再び並んだ。

こうしてムースは‘貧民’から‘大富豪’に順調に昇格したのだ。

おまけに、このふたりの‘大富豪’は‘最期’のヤンキースタジアムで開催される
オールスター・ゲームに出場できる可能性も高まってきた。

松井はBOSの黒豚君のDL入りで‘繰り上げ当選’が濃厚だし、
監督が選ぶ投手陣もムースが今の位置をキープすれば‘当確’らしい。

大貧民というゲームのルールの中に同じ数字の4枚のカードを出すことによって、
強弱の秩序を逆転させることができるものがある、その名も‘革命’だ。

言いすぎかもしれないが、今の松井とムースはまさに‘Revolution’だ。

シーズン前にこのふたりが、タイトル争いを演じ、
オールスター出場を果たすと予想できた人は皆無に近いだろう。

日程の3分の1強を終了して‘大富豪’の地位にいるのを目の当たりにしても、
終了時に‘大富豪’でいられると予想する向きは極めて少ないに違いない。

私も例外ではないが、むしろそっちの方が良いかもしれない。

ダークホースは少しでも本命視された瞬間、価値も魅力もなくなるものだ・・・(^。^)

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