2008年6月6日金曜日

The Giambino~代打の一振りで‘9二死一勝’を得たヤンキース、救われた多くの戦犯候補~

9回裏8-6でTORが2点リード、マウンドにはBJライアンが上がった。
ヤンキースの攻撃は2番ジーターからだから打順的には悪くは無いが、
慌てて対戦成績を調べて唖然とした。

ジーター(0.167)、アブレイユ(0.250)、A-Rod(0.000)、松井(0.095)

確かに苦戦しているイメージは強いがここまで悲惨だったとは・・・(-_-;)

あっさり2者凡退した後、エロが三遊間をしぶとく‘抜ける’ヒットで出塁、
すかさずdefensive indifferenceで2塁へ進む。

ここでバッターは松井だが今日のヤンキースはRISPで10-1、そのうち3回の失敗は松井自身だ。

あ~あ、これで松井が凡退してゲームセットだと辛い1日だな・・・(-_-;)

しかしそこは松井も意地を見せてセンター前にRBIシングルを放ち1点差にした。

マイケル・ケイが‘Yankees still alive.’と叫びながらも、
9回表にファーンズワースが失った1点を恨めしそうに語った。

ここで登場したのが代打のジオンビーだ。
今日スタメン復帰したポサーダが代走を出されて、その後キャッチャーを務めていたモリーナの代わりだ。

ライアンとの対戦成績は14-2(0.143)と厳しいがHRを1本打っている。

1球目は超フルスイングの空振り、2球目は1塁線へぎりぎりのファウル。
そして3球目だった。

思いっきりのスイングで弾けたボールは文句無しの角度でライトスタンドへ飛んだ。
問題はフェアなのかファウルなのか。

実はボールがどこに飛んだか私にはよくわからなかった。
頼りにしたのはマイケル・ケイの実況だったが、彼の‘癖’から判断すると最後は
‘Foul’で溜息を吐くパターンだと思った。

ところが‘Gone! See Yah!’だったのだ。

9回2アウトランナー無しからの見事な逆転劇だ。

こういうのを‘9二死一勝’を得ると言うんだよな・・・(^。^)

ホームでジオンビーを迎える選手達、負け試合だったら明らかに戦犯扱いされていた面々がズラリといた。

そうなのだ、今日のヤンキースは投げてもダメ、打ってもダメ、そして5失点につながったカブレラの
致命的な守備のミス、戦犯候補だらけだった。

ファンとしては目にしたくないプレイをこれでもかと見せつけられてヘトヘトっだったが、
それに耐えて最後まで観戦した者だけが味わえた歓喜の勝利だった

マイケルは‘the best win of the season’と絶叫していたが、本当にそうだろうか。
土壇場で負けを勝ちに変えたという意味では確かにそうかもしれないが、
dramaticではあるがbestとは言えない気がする。

‘勝ちゲームに戦犯はいない’は私の口癖だが、ファンダメンタルな部分で
反省すべき点は大いにあるゲーム内容だった。

‘The Giambino’とはベーブ・ルースの愛称‘The Bambino’を真似たジオンビーの愛称だ。
彼の今日の一振り、あの打球はさすがHRバッターだと唸らせるものがあった。

最近のジオンビーには別のニックネーム‘Mr. Mustache’もある。
口髭を生やし始めてから打撃が好調になった。

それにあやかったデーモンはまさに絶好調だ。
2003年の松井のソックス上げじゃないが、何がきっかけになるかわからない。

鬚を生やして成績が上がるならみんなでやってみようか、先ずはカノーだな・・・(^。^)

借金2になるところを再びイーブンにした。
もう借金生活には戻りたくない。

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