2008年6月20日金曜日

Run & Run、足で稼いだ2 Runsを死守してヤンキース7連勝~ジラルディが明日の松井秀喜先発出場を示唆~

昨日と今日の対パドレス戦ではヤンキースらしからぬ光景が見られた。
それは盗塁だ。
2試合で8個成功、失敗は1個だけだった。
71試合でチームの盗塁数が33しかなかったことを考えるとこの2試合8個は異様だ。
普段は足で‘凌辱’されることはあっても逆はない。

今日の2得点にはどちらにも盗塁が絡んでいた。

特に同点にした1点は1アウトからカブレラが歩き、走って2塁へ、さらに走って3塁へ。
そこでモリーナがきっちりとセンター犠牲フライ、ノーヒットで挙げた得点だ。

決勝点になった1点も、ジーターの盗塁を活かしたものだ。

Run & Runでゲットした文字通り2 Runsを投手陣が死守した。
先発はチェンバレン、2回の無死満塁を無得点で逃げ、4回1点を失った後の1アウト2,3塁も凌いだ。

ピンチの時は三振を取れるピッチャーは魅力的だな・・・(^。^)

同点のまま6回2アウトになったところでジラルディがマウンドへ向かう。
私もおいおいと思ったが観客も大ブーイング。
ジラルディはブーイングにめげることもなく(空気を読むことなくとも言う)、
マウンドに到着する前にブルペンに指示。

ベンチへ戻るジョバに観客は絶大なオベーション。

球数はちょうど100球、今日の球数制限は私が読んだ記事では105球となっていたから、
あと1アウトだしランナー無しだし投げさせてもいいと思ったが、打者が粘った場合途中で
代えるわけにもいかないから早目に動いたのか。

しかしこの采配がマーフィー君を目覚めさせ、その裏ヤンキースが勝ち越した。

ほら、ジョバを投げさせていたら先発初勝利になったのに・・・(-_-;)

ブーイングをしたファンの多くがそう思ったに違いないが、
マーフィー的には続投させていたら多分勝ち越し点は入らなかったと思う。

さあ勝ち越したのはいいが、1点をジョバなきブルペンで守り切れるか。

昨日はラミレスとファーンズワースが被弾したが、今日はベラス、ファーンズワース、リヴェラで完封リレー。
このシリーズ3連投になったリヴェラは圧巻の3連続K〆だった。
実はこのシリーズに入る時点で、リヴェラのセーブは通算で461個、一方パドレスのクローザー、
ホフマンは539個、2人合わせてちょうど1000個という別に記念すべきでもなんでもない数字遊びが
あったが、リヴェラが2個増やしたのに対しホフマンは出番すらなかった。

ジョバの先発転向を巡っては賛否両論があったが、王が長期離脱し、懸念されたブルペンも
むしろ良化している現在、ジョバは先発に不可欠の存在になったと思っている人が大部分だろう。

これでヤンキースは7連勝、貯金7とまさにチャート分析以上の大ブレイク中だ。

さて試合に勝ったのはいいが、肝心の松井秀喜はどうか。

今日もスタメンは外れ、代打はavailableという感じだったが出番はなかった。
ベンチにいるのも確認できず、試合終了時のハイタッチシーンでも発見できなかった。

ただESPNの記事を読むと‘Girardi expected Matsui to return Friday.’と
明日の先発出場を示唆している。

明日はNHKのBS1で中継がある。
‘松井秀喜出場予定試合’というのは機械的にやっているだけで裏は取ってないだろうが、
かといって‘未定試合’にする訳にもいかないか・・・。

ゲェ、解説はナリポンが嫌悪している高橋直樹じゃないか。
まあ、どうせ副音声しか聞かないけどイニング間は無理やり切り替えられるんだよね。

因みに長いことMLB実況をやっていた森中直樹は名古屋に転勤になったらしいので、
もう‘W直樹の悲劇’は実現しないと思われる。

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