2008年6月28日土曜日

注目された松井秀喜の‘D’の後は‘H’ではなく‘L’~ DL may change the world.~

ヤンキースの番記者のブログでラインナップの‘早刷り’をチェックするのは、
もはやルーティンになっている。

ただ普段は気紛れなタイミングでチェックするのに今日は一体何度リロードしたことだろう。

そしてやっとメンバーが発表になったのを確認した。
DHはジオンビーだ。

その瞬間、松井のDL入りを確信した。
記者も第1試合終了後、ポンソンの枠を確保するために松井のDL入りをほぼ確実視する
コメントを書いていた。

松井秀喜の‘D’の後は‘H’ではなく‘L’か・・・(-_-;)

松井ファンとしては大きな溜息が出そうだが、実はそうでもなかった。

ブログにも書いたがレッズ戦の走塁を見た時にこの日を予感し、
その後の耳や目に入ってくる情報で覚悟を決めていたからだ。

去年は痛みを抱えながらも強弁していた松井も、今回は休むことの重要性に言及していた。
メッツ戦にDHで出場できればいいいがそれが‘the best interest of the team’か
どうかはわからないと発言した。
それを聞いて体調がどれだけシリアスなのかを容易に再認識できた。

相場の世界でロスカットの重要性は誰でも知っている。
それでもロスを確定させることは容易ではない。
人はこのままポジションを抱えていれば何とかなるかもしれないと考えたがるものだ。
そして多く場合、どうにかできるところでは動かず、何とかなるどころか
どうにもならないところに追い込まれてロスカットに走る。
マネージできるロスで留めていれば、次のチャンスはいくらでもある。

松井も試合に出たいに違いない。
ファンも試合に出ている松井を目にしたい。
出場のチャンスがあるオールスター・ゲームも難しくなるかもしれない。
規定打席をクリアできないことになるかもしれない。

しかし目先の小さな不幸に耐えることが、将来の大きな幸福につながると考えよう。

DL may change the world.・・・(>_<)

2006年はシーズン中に復帰できるかどうかわからない松井を4ヶ月も待っていたではないか。
それに比べたら、今回なんてへっちゃら、へっちゃら。

と日記には書いておこう。

2008年6月26日木曜日

Joba Rules、試合を支配し勝つだけ~チェンバレン先発初勝利はfist pumpも必要ない安定した投球~

監督も唖然とした前夜の惨敗から一転、ヤンキースはパイレーツに10-0で大勝した。
素直に主役は‘5度目の正直’で先発初勝利を挙げたジョバ・チェンバレンだろう。

‘5度目の正直’と書いたが、そもそも今までの4回は厳格すぎる球数制限があった。

今日のジョバ・ルールは文字通り試合の上で‘Joba rules.’を実現することだけだ。

7イニングをきっちり投げ終えていれば美しかったが、
今は敵に回ったミンケイビッチの邪魔に合い、62/3で降板。
球数は114、被安打6も無失点の内容に文句をつける人はいないだろう。

デビュー以来常にスポットライトを浴び‘ジョバ・ルール’と称して色々な制限を受けてきた。
時には‘fist pump’(ガッツポーズ)までやり過ぎだと批判されてきた男が、
今日は純粋にマウンドの上で、自分の実力を遺憾なく発揮することに専念すればいいだけだった。

相手チームの実力がどの程度のものかは正直実感が湧かない部分はある。

‘海の物とも山の物とも知れず’かというと、そこはパイレーツだから‘海の物’だよね・・・(^。^)

ただ、今日の好投は次回以降に夢を持たせるものと考えていいだろう。

今日はピンチらしいピンチも無かったから‘fist pump’の必要もなかった。
今後、完投勝ち、完封勝ち、或いはノー・ヒッターの時は遠慮なくやればいいし、
大ピンチを切り抜けた時は好きにやればいい。

かもめはかもめ、ジョバはジョバなのだ・・・(^_^)

ただ1イニングを全力勝負するセットアッパーやクローザーと違い、
スターターはそこまでの場面は少ないかもしれない。

そう言えば、前回のジョバ登板時に、マイケル・ケイが
‘全米オープンのタイガー・ウッズのガッツポーズは称賛されるのに、
ジョバにはケチをつけるのはおかしくないか’
と疑問を投げかけた。

これには普段、超が付くほど素直で温厚なフラハティも
‘あっちは全米オープンのあのシーンだよ、比較にならない’と一蹴した。

ジョバがパーフェクトを達成したらあのタイガー並みのガッツポーズが見られるかも・・・(^。^)

2008年6月25日水曜日

試合前に不敗神話のスモールが降臨するもヤンキース惨敗~松井秀喜に続きデーモンも守れない人に~

今日、ヤンキースが勝っていれば、私は嬉々として記事のタイトルを‘スモール不敗神話健在’に
できたのだが、それは残念ながら叶わなかった。

今日からパイレーツのホームでの3連戦となったが、試合前のクラブハウスには、
あの2005年のヒーロー、10勝0敗のアーロン・スモールの姿があったそうだ。

市内の子供たちを集めて教会が主催する野球教室に参加するために、
偶々ピッツバーグに居合わせたらしい。

まさに‘Small World’だな・・・(^。^)

普段住んでいるのはテネシー州のLoudon郡でやはり教会が主催する野球教室で野球を教えながら、
家族と引退後の人生を楽しんでいるとのこと。

スモールは極めて信心深く、社会的な貢献にも熱心だというのは前にも読んだことがある。

さて、今日のヤンキースの先発はラズナーだ。
私がほぼ1ヶ月前に書いた記事だ。
ダレル・ラズナーは無傷の3連勝で2005年のアーロン・スモールになれるか

その後は思惑とは違い中々勝てなかったが、今日はゲーム前にスモール先輩とも話をして
“I’m proud of you. Keep doing it.”と励まされた。

その‘スモール効果’を期待したがまったく効き目がなかった。

途中YESの放送(正確にはmy9)の中で‘ラズナーは第2のスモールになれるか’という
視聴者アンケートがあったが、その質問自体が虚しく響く内容だった。

やはりスモールの後にスモール無しなのか。
いや、ダン・ガイスに期待しよう。

ヤンキースは12-5で惨敗した。

予想された通り松井秀喜はスタメン落ち。
ケン・シングルトンも試合前の様子は余り芳しくなく、アイシングをしていたと話していた。
膝の痛みの他に首にも張りを感じていたらしい。

松井が守れないのはチームにとってもある意味想定内のことだったが、
想定外のことが起こって首脳陣は慌てた。

デーモンが左足の土踏まずに激しい痛みを感じたのだ。
日曜日にはまったく動けなかったそうだ。
本人はDL入りの可能性を否定しているが、どうなることか。
急きょ、トリプルAからクリスチャンという選手を引き上げた。
今日は初エラーもしたが2安打、2打点と活躍した。
世間ではガードナー待望論の方が強いが、相手先発投手にレフティが続くことを考慮したとのこと。

結局、代打の場面は2度あったが、モリーナとベテミットだった。

明日は先発初勝利を目指すジョバが登場する。

2008年6月23日月曜日

髭を濃くしたジオンビーが蘇生してヤンキース勝利~松井秀喜は価値ある1安打を放つも気になる痛々しい走塁~

ヤンキースは4-1でレッズを降し、スウィープを免れた。
本当はこっちがスウィープ、少なくとも勝ち越しできる相手だったとも言えるが、
そこは勝負の難しさ、面白さだ。

先発のペティットは6回無失点、19イニング連続無失点となり、連敗ストッパーの面目躍如。

オフェンスで目立ったのは何と言ってもジオンビーだ。
3打数3安打、2打点、2得点、おまけに盗塁1のオマケ付きだ。

パドレス戦で1試合2HRを打ってから、ミニ・スランプに陥っていたが見事に蘇生した感じだ。

どうみてもきっかけは濃くした髭だろう・・・(^。^)

YESが前日と今日の髭写真を並べて比較していたが明らかに色が濃くなり、
両サイドが伸びていた。

監督になれなかったマッティングリーの髭に似ているは何かの暗示だろうか。

試合後もご機嫌なジオンビーは口も冴えていて、HRと盗塁に関しても大目標を設定した。

"I might go 40-4 this year," he joked.・・・(^。^)

しかしそのMr. Mustacheに繋げたのは松井だった。
6回裏、雨の中断再開後の攻撃で、先頭のジーターが出塁しながら、後続なく2アウトになったところで、
貴重なライト前シングルで3得点に繋げた。

今日の松井はこの価値あるヒット1本の他は、三振、三振ゲッツー、1塁ゴロ併殺と散々だったが、
なーに値千金の1本があれば問題は無い。

問題は走塁だろう。
1塁からの生還はまだしも、併殺打の時の1塁への走塁は明らかにおかしかった。
いや、実際に痛みを抱えているからおかしくて当然なのだが、その深刻さを想像させる感じだった。
どうせアウトだったから、無理しなかっただけだろうが見ていて痛々しい。

明日はオフでその後はナ・リーグのホームが6日間、途中変則ダブルヘッダーが
ヤンキースタジアムであるが、その試合を除くと先発出場は難しいかもしれない。

それにしても約1時間中断した直前の6回の表だが、
どうせ中断必至なのにあの強風、雷雨で強行するかね。

マウンドにエドワー・ラミレスがいたら風でどっかに飛ばされていたに違いない・・・・(>_<)

2008年6月22日日曜日

ダン・ガイス、唯一の‘失投’は2塁への悪送球~観客はなぜこの負け投手をスタンディング・オベーションで迎えたか~

ヤンキースはレッズに連敗した。
今日のヤンキースの先発投手はダン・ガイス、王が故障したために空いたスポットに
ある意味実験的に当てられた男だ。

年齢は31歳、スターターは初舞台だ。
6回までは完璧、投球数は62、被安打2、無四球、無失点だ。
相手を封じるだけでなく見ているものを完全に魅了した。

個人的にこの男に注目し、
~ジョバの‘付属品’ダン・ガイス(Dan Giese)のメジャー初勝利を祝す~
を書いている私は勿論虜になった。

YESのフラハティもスモールの再来を期待していた。

7回表、先頭のK.グリフィJr.を出塁させてしまう。
次のバッターはピッチャーゴロ、マイケル・ケイが‘should be two’と軽やかに実況した。

ところがあああああああああぁ、ガイスが2塁へ悪送球。

おいおい、あれだけホームへは良い球を投げていたのに、
慌てる必要もないタイミングだったのに・・・(-_-;)

その後エロの緩い守備もあって1アウト2,3塁のピンチ。
しかしここで三振を奪う。
マイケルが‘Big out!’と絶叫する。

そして次のバッターも2ストライク、ノー・ボールに追い込むと、
球場は三振を求めて大歓声が起こる。
この大歓声は後押しというより妙なプレッシャーになったかもしれない。

そして歓声は、打球がレフト前に飛んだ瞬間ため息に変わった、2失点。

Big Outの後によくある光景だな・・・(-_-;)

そこでジラルディがマウンドに向かい、ガイスは降板となった。

ベンチに戻る彼にファンはこれでもかというスタンディング・オベーションだ。

心から讃えたいピッチング内容だった。
無死満塁を含め4イニング連続で先頭打者出塁しながら、
1点の援護も出来ないオフェンスの不甲斐なさ。
それに同情するファンの気持も込められていたに違いない。

試合は結局後続のピッチャーも失点し、終わってみれば6-0の完敗。

こうしてガイスの先発初舞台は自責点ゼロの負け投手で幕を閉じた。
唯一の失投は2塁への悪送球と言ってもいいかもしれない。

スタンドには奥さんとふたりの子供たち、実と義理の親父さんもいたそうだ。

今日のピッチングは勿論高い評価を受け次回メッツ戦での先発も決まった。
問題は今日の初舞台が一世一代の好投だったかどうかだ。

処女作が結果的に人生の最大傑作になる場合も世の中少なくない・・・(>_<)

2008年6月21日土曜日

ふたつの4-2~ヤンキースは敗れたが、松井秀喜は打った~

4-2でヤンキースは敗退、連勝は7で止まった。
左膝痛で2試合欠場していた松井秀喜は‘復帰後’の初戦で4-2だった。

いつもは松井の成績よりチームの勝敗を優先するが、今日はやや例外的な気分。

それにしてもたった2試合、松井の姿を見られなかっただけなのに、
今日その雄姿を拝めた時は自分が想像していた以上の感動があった。

やはり‘会えない時間が愛育てるのさ~♪’は正しいのだ・・・(^。^)

トレンドが持続するためにはマイナーなコレクションが必要だし、そっちの方が健全だ。
明日から再び‘常勝’トレンドへ。
その流れを個人的に応援したいガイスに期待しよう。

2008年6月20日金曜日

Run & Run、足で稼いだ2 Runsを死守してヤンキース7連勝~ジラルディが明日の松井秀喜先発出場を示唆~

昨日と今日の対パドレス戦ではヤンキースらしからぬ光景が見られた。
それは盗塁だ。
2試合で8個成功、失敗は1個だけだった。
71試合でチームの盗塁数が33しかなかったことを考えるとこの2試合8個は異様だ。
普段は足で‘凌辱’されることはあっても逆はない。

今日の2得点にはどちらにも盗塁が絡んでいた。

特に同点にした1点は1アウトからカブレラが歩き、走って2塁へ、さらに走って3塁へ。
そこでモリーナがきっちりとセンター犠牲フライ、ノーヒットで挙げた得点だ。

決勝点になった1点も、ジーターの盗塁を活かしたものだ。

Run & Runでゲットした文字通り2 Runsを投手陣が死守した。
先発はチェンバレン、2回の無死満塁を無得点で逃げ、4回1点を失った後の1アウト2,3塁も凌いだ。

ピンチの時は三振を取れるピッチャーは魅力的だな・・・(^。^)

同点のまま6回2アウトになったところでジラルディがマウンドへ向かう。
私もおいおいと思ったが観客も大ブーイング。
ジラルディはブーイングにめげることもなく(空気を読むことなくとも言う)、
マウンドに到着する前にブルペンに指示。

ベンチへ戻るジョバに観客は絶大なオベーション。

球数はちょうど100球、今日の球数制限は私が読んだ記事では105球となっていたから、
あと1アウトだしランナー無しだし投げさせてもいいと思ったが、打者が粘った場合途中で
代えるわけにもいかないから早目に動いたのか。

しかしこの采配がマーフィー君を目覚めさせ、その裏ヤンキースが勝ち越した。

ほら、ジョバを投げさせていたら先発初勝利になったのに・・・(-_-;)

ブーイングをしたファンの多くがそう思ったに違いないが、
マーフィー的には続投させていたら多分勝ち越し点は入らなかったと思う。

さあ勝ち越したのはいいが、1点をジョバなきブルペンで守り切れるか。

昨日はラミレスとファーンズワースが被弾したが、今日はベラス、ファーンズワース、リヴェラで完封リレー。
このシリーズ3連投になったリヴェラは圧巻の3連続K〆だった。
実はこのシリーズに入る時点で、リヴェラのセーブは通算で461個、一方パドレスのクローザー、
ホフマンは539個、2人合わせてちょうど1000個という別に記念すべきでもなんでもない数字遊びが
あったが、リヴェラが2個増やしたのに対しホフマンは出番すらなかった。

ジョバの先発転向を巡っては賛否両論があったが、王が長期離脱し、懸念されたブルペンも
むしろ良化している現在、ジョバは先発に不可欠の存在になったと思っている人が大部分だろう。

これでヤンキースは7連勝、貯金7とまさにチャート分析以上の大ブレイク中だ。

さて試合に勝ったのはいいが、肝心の松井秀喜はどうか。

今日もスタメンは外れ、代打はavailableという感じだったが出番はなかった。
ベンチにいるのも確認できず、試合終了時のハイタッチシーンでも発見できなかった。

ただESPNの記事を読むと‘Girardi expected Matsui to return Friday.’と
明日の先発出場を示唆している。

明日はNHKのBS1で中継がある。
‘松井秀喜出場予定試合’というのは機械的にやっているだけで裏は取ってないだろうが、
かといって‘未定試合’にする訳にもいかないか・・・。

ゲェ、解説はナリポンが嫌悪している高橋直樹じゃないか。
まあ、どうせ副音声しか聞かないけどイニング間は無理やり切り替えられるんだよね。

因みに長いことMLB実況をやっていた森中直樹は名古屋に転勤になったらしいので、
もう‘W直樹の悲劇’は実現しないと思われる。

2008年6月19日木曜日

嗚呼ショック!松井秀喜に再び試練~‘consistently inconsistent’なヤンキースの中で最も‘consistent’だったのに~

今朝もいつも通りにラインアップの‘早刷り’をチェック。

あれ、松井がいない。

サイ・ヤング投手ピービーとの対決を楽しみにしていたが、彼はレフティだっけ?
慌ててチェックするが右投げだし、過去に対戦していない。

好調ジオンビーの守備疲れを軽減するためなのかなと無理に自分を納得させようと思ったら、
なんと松井に関しての記述があるじゃないか。

ゲェ、左膝の腫れ?代打は可能か・・・(-_-;)

それから再び寝て8時前にチェックしたら松井の続報が2つあった。

が~~ん、今日1日じゃない、医者が来て水抜き、MRI検査?・・・(-_-;)

ヤンキースの公式にも同じような記事があった。

必死に字面を読みながら同時に行間も読もうとした。
医者でもないのに症状の程度を推測しようとする虚しい行為以上に、
我慢強い松井が発した言葉の真意を探ろうとした。

怪我については松井を含めて選手達は嘘吐きが多いからだ。

昨シーズンのような強い痛みではないと言っているが、
去年だってシーズン中は‘大丈夫’を繰り返していたような気がする。

それが今回は自ら申し出ているのだ。
実はもっと前から自覚症状があったのではと疑ってしまう。

嗚呼、ショック!松井に再び試練か・・・(-_-;)

記事の中にこういう一文がある。
‘Matsui has been a consistent contributor to New York's offense’

そうなのだ、今年の松井を形容するときに至る所で使われるのが‘consistent’だ。
ノーヒットの試合が少なく、出塁率も高く打率も一旦3割を割っても直ぐに再浮上。

ヤンキースの勝率が5割付近を行ったり来たりでピリッとしないころジーターがこんなことを言っていた。

‘We’re consistently inconsistent.’

この表現自体は平凡といえば平凡だが、実際に最近のヤンキースがまさにこの通りだから
妙に説得力がある。

落ち込むこともあるが巻き返すこともあり終わってみれば95勝前後に落ち着く。

そんなチームの中にあって、松井はここまでは実に安定していたのだが、
これからは不安定になるのだろうか。

4タコで嘆くのもスタメンを外されて嘆くのも、松井が基本的に元気であればこそだ。
身体の状態が野球をするのに耐えられないを嘆くのとはまったく次元が違う。

今日のパドレス戦は雨のために開始が遅れた。
一時は雪と見間違える程の大きな雨粒が落ちていたが、
直にきれいな虹が出て(レフト方向?)1時間ちょっと遅れて始まった。

松井の膝もあの天気のようになってくれればいいが・・・(^。^)

試合は後半ブルペンが乱れて危うくなった場面もあったが逃げ切り、久々にラズナーに勝ち星がついた。

ベンチが映し出されると必死に松井を捜したが姿は無かった。

YESの実況席もマツイはピンチヒッターの出番はありうるという広報の発表以上のことは言わなかった。

ところでTBSのJスポという番組で槙原の‘マイナスオーラ・ジンクス’というのがある。
松井が2006年に骨折した時も槙原が渡米して取材をしていたらしい。
そしてこの前のヒューストンにも奴が現れたのだ。

その日の松井はベンチスタート、代打に出て2ゴロゲッツーに倒れた。

そして翌日には王が負傷した。
ヒューストンでレフトの守備についたことが今回の膝の問題の発端かもしれないとジラルディが言っている。

槙原の‘マイナス・オーラ健在’とか脳天気にやっているのをみると、
因果関係なんて無いのを承知の上で、大人気もなくTBSや槙原を恨んでしまう。

2008年6月18日水曜日

祝ヤンキース5連勝だが楽勝すぎで書く気になれない~‘谷間のまっちゃん’存在感無し~

ヤンキースは今日からホームにパドレスを迎えての3連戦。
私のチャート分析通りに今日も勝って5連勝、貯金5、おまけに2試合連続の完封勝ちだ。

何度か劇的な逆転勝ちをした時に、もっと普通に勝つ試合の方が価値があると主張した私だが、
さすがに連続でこういう大勝、楽勝だと観ていても弛緩してしまう。
松井が何かしてくれればまだ何とかなるが前後のA-Rodとジオンビーの
‘谷間のまっちゃん’で存在感無し。
久々に廻って来た1アウト3塁のチャンスでも‘最低限の仕事’さえできなかった。

3塁のエロが突っ込めば打点がついたかもしれないのに・・・<`ヘ´>

8-0なのに最終回リヴェラが調整登板、3者連続空振りの三振〆を見せてくれるが心踊らず。

あ~ぁ、今日は余りに楽勝過ぎてまったく書く気にならない・・・(^。^)

番記者もブログに
‘ヤンキースがナ・リーグに行ったら161勝1敗?それは言いすぎだが140勝22敗だな’
と書く始末。

まあ日本シリーズの加藤舌禍事件もあるから調子に乗らない方がいいと思うけど・・(>_<)

そういえば、5月のサブウェイ・シリーズの時に6月のシリーズにはランドルフ監督はいないかもと書いたが、現実になった。

遠征先のLAAで勝った試合の後、ニューヨークのとんでもない時間に発表し、
記者会見ではGMのOmar Minaya(オマール・ミナヤ)が‘マスコミに追い込まれて解任した’
とやってしまったから大変だ。

もともと解任そのものを支持していた世論は過半数を超えていたが、
fireのタイミングについては9割近くが不適切だとしている。

やっぱり地元でしっかりメディア対応するのが筋だよな・・・(-_-;)

ランドルフは過去11シーズンに及ぶヤンキースでのコーチ経験がある。
将来的には何らかの形で関わるかもしれない。

今年は何かとメッツのゴタゴタネタでニューヨーク紙の一面が支配されることが多かったから、
それが正常化して個々の試合のヒーロー(戦犯)が一面を飾る流れになるといいのだが・・・。

2008年6月16日月曜日

ヤンキース大勝で呵呵大笑するはずが王建民故障で騒然~チャート的には貯金4で上抜けか~

ヤンキースはアストロズ相手に13-0と大勝、シリーズのスウィープに見事に成功した。
オフェンス陣はカブレラ以外大当たりで呵呵大笑だった。

ところが6回の攻撃中に大変な事件が起きたのだ。
1アウト1,2塁で打席にはピッチャーの王建民、そうDH制のないナ・リーグホームならではの風景だ。
当然送りバントを試みるが、素直すぎたのと2塁ランナーがポサーダのため3塁で余裕の封殺。
1塁でゲッツーになるかもと思われたが王もよく走ってセーフ。
続くデーモンの内野ゴロで終了かと思ったが、テハダが落球し、半ば諦めていた王が2塁でセーフ。
2アウト満塁でジーターが彼らしい右打ちでライト前へタイムリーヒット。

3塁ランナーカノーに続き、王もやってくるが3塁を回ったところで動きがおかしくなり、
途中からは右足を引きずりながらのホームイン。
なんとも痛々しい‘生還’となってしまった。

カノーが王を支えながら手招きするが、ジラルディとトレーナーが直ぐに駆け寄り、
王はふたりに両側を支えられてベンチへ戻る。

ちょうど3年前、私を半ベソにさせたカーディナル戦の松井秀喜の負傷とかぶる。
メジャーはああいう場面で必ず監督が出てくるのは素晴らしい文化だと思う。

試合はその後も加点して勝利が確定したこともあって、王の故障のショックがファンたちにとっても
最大の関心になった。

私も早速フォーラムを覗いてみたが、あるある、あるある。
王を3塁で制止させなかったコーチャーを解雇しろという‘暴論’もあれば、
ナ・リーグがDH制を採用していないからこんなことが起こったという‘そもそも論’まで噴出。

そして次の土曜日には誰が代わりに投げるのかという議論になり、
‘死んでもKei Igawaはやめて’という叫びもある。
王の長期離脱を予想する向きはサバシアを獲得するしかないと騒いでいる。

今年はムースの予想外の頑張りで‘実’は譲っているが、王は過去2シーズン19勝で
‘名実’ともにヤンキースのエースと呼ばれるピッチャーだ。

その王を欠くことは当然深刻な問題だ。

王はニューヨークに戻って検査を受ける。
松井の時も負傷した翌日はオフで、結果的には連続出場記録をキープするどころかHRをぶっぱなす
離れ業を見せてくれたが、王が何もなかったように次の登板が出来るとは考えにくい。

ところでヤンキースは今日勝って貯金を4にした。
まだまだ貯金の数として‘中流’の域に達しただけだが、
いわゆるチャート的には上抜けしたと見ることができる。

今年のヤンキースは本当に5割近辺をウロチョロするだけで、4月23日に貯金2を記録して以来、なかなかそれを抜けることができなかった。

例えば高騰した原油価格で言えば、1バレル70ドルとかをやっている時の目標が100ドルだとする。
それに向けて上値トライをするがそこで抵抗にあい反落を繰り返したとする。
但し100ドルをいったんクリアーに上に抜けると今度は100ドルが下値のサポートになる。

要するにヤンキースは貯金2の壁をクリアーしたことにより、上昇トレンドが鮮明になり、
今後何かで下落しても貯金2は‘死守’されるという解釈だ。

もちろん王の長期離脱のような‘ファンダメンタルズ’を揺るがすような要因があれば、
そのインパクトの方が大きいが、逆に言えば王の穴を埋めるような救世主が現れて、
チャートが守られるある意味‘本末転倒’なことも少なくとも相場の世界ではよくあることだ。

ベンチで泣きを見る野手がひとりいて、慣れないバッターとして登場する投手にアクシデントが発生する。
普段DH制に慣れているチームにとっては辛いことだが、まあその分勝ち星を稼げるという現実もある。

2008年6月15日日曜日

Matsui draws the short straw in the NL park~松井秀喜に貧乏くじを引かせる名采配的中でヤンキース今季最多の貯金3~

今朝6時前に一旦目覚めた私はいつもの番記者ブログでラインナップをチェックした。

ゲェ、松井がいないじゃん・・・(-_-;)

今日はアブレイユがベンチだと思っていた私の予想は大外れだ。

そこから二度寝&不貞寝をした。

8時前に再び起きて例のブログをもう一度読んでみた。

Melky Cabrera is 1 for his last 21 and is hitting .197 against lefties. … Matsui is hitting .342 against lefties but draws the short straw in the NL park.


数字はそのまんまだから問題ないが‘draw the short straw’の意味が分からない。

早速調べてみると‘貧乏くじを引く’という意味だ。
長さの違う藁を使って一番短いのを引いた人がみんながやりたくないことをやらされる。

藁ではないが、紙やマッチ棒で私も似たようなことをやったことがある。

去年までは松井に何があろうと‘ヤンキース勝て’という心境だったが、今年は若干違う。
こちらも予想できるような松井の欠場の時はまだいいが‘えっ、なんで松井がいない’という場合は、
応援が手抜きになる。

いやもっと正直に言えば‘負けてもいいぞ’‘負けてしまえ’という時さえある。

アブレイユは5タコだったが、6番に入ったカブレラは5打席で2-2、3BB、2RBIと活躍した。

一方松井は代打出場し、なんと2ゴロ併殺だった。

対左3割半ばの打者を休ませ、2割未満の選手を起用した名采配が的中したな・・・(>_<)

いわゆる伏兵達の活躍もあり、相手の敬遠策が大きく裏目に出て、8-4で完勝だった。
これでヤンキースは今季最大貯金の3となった。

先発のムースもこれで10勝目、リーグ最多タイだ。
そうそう先発のメンバー表を見て‘ムースが6番目に良いバッターに見える’という名言を
吐いた現地のファンがいた。

今や松井秀喜の‘肩書き’は外野手ではなく指名打者なのだから、
DHが使えない時は外されるリスクが高い。
ファンとしてもその現実を認識しなくてはいけないのは承知しているつもりだが、
実際はそう簡単ではない。

まあ、今日はお陰で1個英語のイディオムを覚えたが、別にどうでもいいことだ。

2008年6月14日土曜日

ジョバ先発転向の‘decision’が正しかったことを証明した‘no decision’~決勝HRはもう直ぐ34歳のキャプテン・ジーター~

ヤンキースは今日からHOUSとの3連戦。
DHが使えないので誰がベンチスタートになるか注目されたがデーモンが‘落選’という勿体なさ。

ピッチャーのマッチ・アップは写真だけみると‘Prison Break’の出演者と勘違いしそうな、
チェンバレンとチャコーンだ。

試合開始前にあった地震のせいか、それより昨日のインパクトのあった試合のせいか、
今日は実に淡々とした気分で観戦した。

試合は2-1でヤンキースの勝利。

3度目の先発となったジョバは6回1失点と初めてのQS、タイスコアのまま降板したので‘no decision’となったが先発転向の‘decision’が間違いでないことを証明した。

ジョバ不在で不安になると懸念されたレイト・イニングのブルペンも最近好結果を残して信頼を得ている
ベラスが2イニングをピシャリ。

不安図の代わりに育てているのかと思いきや、1点差リードで9回に現れたのはそのファーンズワース。

リヴェラが直近6試合中5試合も投げていたからノー・チョイスだった。

先頭打者を出塁させ‘劇場化’が懸念されたが相手の拙攻もあって2006年9月以来のSVを記録した。

8回に勝ち越しのソロのHRを打ったのはジーターだった。

昨日34歳のバースディ弾を打った松井に刺激されたか・・・(^。^)

因みにジーターは6月26日に34歳になる。

地味だが着実な野球で得た1勝、今季最多タイの貯金2になった。

あすのHOUのピッチャーはレフティ。
デーモンが連日休む訳はないので誰が‘落選’するか。
ローテ的にはアブレイユのような気がするが・・・。
その場合は今日しぶとく2安打した松井がライトを守るか。

最近5試合で21-1と悲惨なカブレラを休ませる発想はないのだろうか・・・(-_-;)

明日勝てば‘未知の領域’の貯金3になる。

2008年6月13日金曜日

34歳になった松井秀喜の初仕事は逆転のグランド・スラム~ケン・シングルトンの‘タンジョウビ・・・’四段活用?を堪能~

どこもかしこも6月12日の松井秀喜の誕生日で大騒ぎだ。
日本のマスコミは日本時間で12日の昨日から盛んにやっていたが、
本人にとっては飽くまでも現地12日が誕生日だ。
おまけに今は西海岸での試合だから日本との時差は16時間。
松井が何時に生まれたか分からないがひょっとしたら34歳と1日経過していたかもしれない。

ただ毎年こうして誕生日で盛り上がるのは、恰も毎年幼稚園児のイモ掘りをネタにする
ローカルニュースのようでもある。

ラインナップを見ると5番DH、誕生日にスタメンを外れるという悲劇は避けられた。

1回の表に早速松井の第1打席が回ってきた。
2アウト1,2塁の先制のチャンスだ。

マイケル・ケイがいないYESの実況はケン・シングルトンとジョン・フラハティだ。
ナリポンの個人的印象では二人とも松井シンパで、特にレギュラーのケニーは
かなり松井を評価している。

松井の誕生日を知っていて、打席に入る時には‘Birthday Boy’と紹介し、
その後には何処で仕込んできたのか‘タンジョビオメデト’と日本語で祝福した。

松井にフレンドリーな彼ならではの健気な努力に少し感激した。

驚いたのはYESが松井の過去の誕生日の打撃成績(14-4、0.286)まで紹介していたことだ。
他の選手の時にもやっているかは余り記憶にない。

しかし、34歳になった松井の初めての打席は巷では‘伝家の宝刀’とも揶揄されるセカンドゴロ。

2回の裏にOAKに1点先制される。

松井の第2打席は4回表1アウト1塁の場面だ。
シングルトンは再び‘タンジョウビオメィデトウ’

さっきと微妙に違う・・・(>_<)

ストライクゾーンの判定が不安定な今日の球審は松井を福福する気も全く無いらしくあえなく三振。

う~ん、33歳最後の方のミニスランプを引っ張ったままだな・・・(-_-;)

そして松井の第3打席、フラハティが松井への‘nice perfect present’と称した
ノーアウト・満塁のチャンスが回ってきた。

だがここでナリポンの弱気の虫が騒ぐ。

今年の松井は‘Bases Loaded’では弱いんだよな・・・(-_-;)
(後で調べてみたが6タコだった。)

最低でも打点1を挙げて同点にしないと戦犯確定、最悪の誕生日になってしまいそうだ。

松井は1-1からの3球目、高めの球を打った。
快音ではなかったが外野に飛んだ、と思ったらなんと途中からもうひと伸びして
右中間のフェンスを越えたのだ。

実況のシングルトンも一呼吸置いてから慌てて‘・・・Gone!’
そして今日3度目の‘タンジョウビオメビト’

段々遠ざかってるし・・・(-_-;)

フラハティは松井からファンへの‘great birthday present’と称賛した。

このところジオンビーの豪快な1発を見せつけられながら、HRの出そうな予感が一切しなかった松井が
誕生日に逆転となる(4-1)グランド・スラムとは驚いた。
そして最近冷めていた私も久々に熱くなった。

松井をホームで待っていたのがジーター、アブレイユ、A-Rodというのもなかなか絵になる。
今季は1試合のRBIは最大で2だったのが一挙に4というのも100打点を目指す意味では大きい。

34歳になって成長した松井秀喜は今シーズン苦手の満塁も克服したな・・・(^。^)

勝ちに飢えていたペティットもこの逆転をきっかけに締まった投球を見せる。

8回の第4打席、松井の名前がアナウンスされると歓声とOAKファンのBooが入り混じった。
オークランドはヤンキースファンも多いらしく、だからこそ移動を前にしたシリーズ最後の試合を
営業上の目的でナイト・ゲームにしたらしい。

結局、ペティットは8回1失点、9回はリヴェラが抑えて4-1のままヤンキースが勝利した。

松井がグランド・スラムを打った時に絶対勝ちゲームになってくれと思いながら、
他の選手が目立たないように全打点松井も捨て難いと思っていたが、まさにその展開になった。

試合が終了した瞬間、数多くのチームメイトやコーチにハイタッチを求められる松井、
その後方に広岡広報の姿があったのでNHKのインタヴューが来るかと思ったが、
なんとその行き先はYESのキンバリー・ジョーンズだった。

松井が呼ばれる実際の映像を見たのは初めてだ。

インタヴューの最後、ケン・シングルトンが日本語で誕生日を祝福しようして苦労していたという
話になると、松井は‘もっと日本語を勉強するように・・・’とコメント。

典型的な‘楽屋落ち’だがこれがキムに馬鹿ウケ、話を振られたケニーが苦笑いをしながら再び挑戦。

‘タンジョウビオデメド’

完全に混乱してドツボにはまったな・・・(@_@;)

結局ケン・シングルトンの4度の‘タンジョウビ・・・・’は全部違った。
そして、この‘四段活用’を耳にする私の心境もその都度異なっていたが結果が結果だけに堪能できた。

本来なら誕生日には松井にプレゼントをあげなくてはいけない立場だが、
逆に大きなプレゼントを貰ってしまった。
但し真のファンなら恐縮する必要もないと思う。

真のファンは誕生日に限らず常に情熱をもってこの男を応援しているではないか。
それが松井にとってはなによりのプレゼントになるに違いない。

2008年6月11日水曜日

何とも‘他人事’に感じた完勝~‘時差ボケ’だし、松井秀喜もマイケル・ケイもいないヤンキース戦なんて・・・~

ヤンキースは昨日の痛い敗戦の後、西海岸へ飛び今日からOAKとの3連戦だ。

試合開始は現地西部時間の夜7時、こちらの午前11時だ。
SEAファンには馴染み深い時間だろうが、私には不慣れな時間帯だ。

特にKCとの最後の3試合は連続でデーゲーム、こちらの夜中の2時スタートだったから、
9時間も違うと一種の‘時差ボケ’に襲われた感じだ。

この時間帯が好きでないの理由は他にもある。
夜出かけることは最近では年に5回もないが、逆に昼飯は週に3~4回は外で食べるのが私の日常だ。
それが‘禁足’される。

そして早々に手に入れたスターティング・ラインアップに松井秀喜の名前が見つけられなかった。

確かに直近は15-2と大スランプだ。
松井が止まっているだけでなく、他が6月のチーム打率が0.325と爆足で走っているから、
‘相対速度’で言えば、松井はまるで‘逆走’しているようにすら見える。

試合が始まった。
ハイ・ビジョン放送なので映像は極めて美しい。

ところが副音声が聞こえてくるとまたまたショック。
‘YESの声’とも言うべきマイケル・ケイがこのシリーズはお休みなのだ。

マイケル・ケイの実況がないヤンキース戦なんて・・・(-_-;)

身体が慣れてない時間帯、松井もいないし、マイケル・ケイもいない。

この段階で私はかなり冷めてしまった。

病人のナリポンにとってMLB開催期間の6~7ヶ月は、ヤンキースの勝敗、松井の成績が
基本的には毎日の‘メイン・イベント’だ。

淡々とした試合展開でヤンキースが3-1と完勝だった。
1か月以上勝ちがなかった王に伝家の宝刀のシンカーが蘇り‘ゲッツーはピッチャーの友’を具現した。
同点以外では完璧なリヴェラが無事セイヴを稼いだ。

試合時間2時間58分。

ヤンキースが勝ったのに、これだけ‘他人事’と感じたのも覚えがないことだ・・・(>_<)

明日は‘松井此処にあり’と思わせる活躍をして‘自分事’と痛感出来るヤンキースの快勝を望む。

今月後半はDHの使えないインターリーグ戦が数多くある。
誰を‘sit’させるか、直近の好不調も大きな判断材料になるのは当然だ。

2008年6月9日月曜日

ヤンキース今季3度目の野手最強布陣で順当勝ち~ジョバの‘付属品’ダン・ガイス(Dan Giese)のメジャー初勝利を祝す~

これが今日のヤンキースのラインアップだ。

Damon DH
Jeter SS
Abreu RF
Rodriguez 3B
Matsui LF
Giambi 1B
Posada C
Cano 2B
Cabrera CF


打順やポジションを無視すれば実によく見なれた9人だ。

しかし実はこの9人が揃い踏みをするのは、今日を含めてたったの3度しかない。
63試合中3試合ということになる。

A-Rodとポサーダの長期離脱を含めた怪我人の影響だが、やっと最強布陣が整った。

このオフェンスで負けたらしょうがないな・・・(^。^)

今日の先発ピッチャーはスターター2度目のチェンバレンだ。
球数制限75前後で臨んだ。
4.1/3をポサーダのパスボールと昨日から打ちまくっているギーエンの2ランHRで3失点。

マウンドを降りるジョバに観客は拍手を送っていたし、YESの解説のパーフェクト男デービッド・コーンも
今日のピッチングを評価していたが、私のような素人目には物足りなさがあった。

ジョバの後を受けて登板したのはDan Giese だ。
Gieseのカタカナ表記は色々あるが、私は自分の耳を信じてダン・ガイスとしておく。

彼は31歳、メジャー経験は2007年にSFで8試合にリリーフ登板しているだけだ。

ジョバ先発転向計画の中でその2番手を務めるロング・リリーバーとして昇格し、
前回は3.2/3を投げて1失点、負け投手になってしまった。

彼は所詮ジョバの‘付属品’扱い、100球投げられるようになったらお役御免になるのかな・・・(-_-;)

そう考えると、妙にこの男を応援したくなった。

この時点でヤンキースは2-3と1点リードされていた。

5回の裏の攻撃の先頭は昨日6-6だったデーモンだ。
今日はそれまでノー・ヒットだったが、ジョバが降りた直後いきなりレフト線にトリプルを放った。

ジョバの先発転向を疑問視しているデーモンの‘言行一致’だな・・・(^。^)

ここで同点に追いつき、6回にジオンビーのソロHRで勝ち越し、
その後もA-Rodの3塁暴走付2ランダブルで加点。

ジョバの後のピッチャーは無失点に抑えて6-3で順当勝ちした。

最近は‘不必要に’劇的な勝ち方しかしてなかったが、こういう安定感のある勝ち方こそが
長いシーズンを戦うには必要なことなのだ。

これで久々に貯金1、ガイスはメジャー初勝利を挙げた。

思いっきり表舞台を歩くジョバの陰で地味な1勝だが、勝ちが近づくとベンチで笑顔を見せ、
勝利が決まってみんなから祝福されている姿は美しかった。

それぞれの人生にそれぞれの一瞬がある・・・(^<^)

今日の最強メンバーが記入されたラインナップカードとリヴェラがクローズしたウイニングボールは
ガイスにとって一生の記念になったに違いない。

個人的にはロング・リリーバーとしてしばらくブルペンに置いていいと思うが・・・(^。^)

決勝HRを打ったジオンビーだが守備でもひとつ見せ場があった。
強烈なライナーを横っ飛びでナイス・キャッチ。
その後は、五輪出場を決めた直後の男子バレーの植田監督のように大の字に倒れた。

ナイス・キャッチと言えばKCのセンター、ガスライトだ。
ポサーダ、カノー、そして松井が彼の‘餌食’になった。
特に松井の打球をダイブして捕球したシーンは何度もVTRで流していた。

同時にガスライトがSTで1塁へ走る途中で野手と交錯し、野手を‘飛び越えて’行くシーンや、
地下駐車場で助走をつけて車を‘空中横断’するシーンが流された。

あの身体能力じゃ諦めるしかないな・・・(-_-;)

明日は4ゲームシリーズの最終戦、明日も順当に勝って
今季最多タイの貯金2(サビシイ)にしようではないか。

2008年6月8日日曜日

ジョニー・デーモン、髭剃って靴下上げれば6-6~ヤンキースが馬鹿試合を目出度く逆転サヨナラ劇で制す~

2日前の代打逆転サヨナラ劇を‘今季のベスト・ゲーム’だと認定したジラルディは
今日の試合をどう表現したのだろうか。

今日は2度も4点リードされながら追いつき、1点勝ち越しされたその裏に逆転してサヨナラで
勝った訳だから、こっちのほうが‘ベスト・ゲーム’に相応しいかもしれませんぞ。

‘この試合’を観戦しながら、私は‘あの試合’を思い出していた。
覚えているだろうか、私を激しく打ちのめした5月27日の対BALの敗戦。

ヤンキースが2度も4点リードしながら同点にされ、延長に入って松井が勝ち越し打を放った裏に
逆転サヨナラ負けを喰らった試合だ。

今日のKC戦はある意味まさにあの試合の‘雪辱’になった。
BAL戦で凹んだ分、凸っていい筈だ。
ところが観ていた私は勝ったのは勿論目出度いと思ったが、実はどこかで確実に冷めていたのだ。

点の取り合いと言うより‘点の取られ合い’のイメージが強い馬鹿試合だった。
去年のペテイットは勝ち星に恵まれない不幸を乗り越えて仕事をする頼もしい奴という印象があったが、
今年はここぞという時に当然のように打たれる。

ナリポンが個人的に推奨しているラズナーが、昨日の試合で8回2失点の好投をしながら
負け投手になってしまったことへの‘哀悼’の意識もある。

あとはヒルマンに悪いが相手がリーグ最低勝率をSEAと争っているKCだということだ。

こっちだって地区最下位チームだから大きなことは言えないが、
今の状態のKC相手にこれだけ苦戦するのが情けない。

5割をキャップにしてピリッとしない巨人だって交流戦の対ロッテはきっちり4連勝したじゃないか。

今日のヒーローは文句なしにデーモンだろう。
固め打ちの得意な男だが6打数6安打4打点、最後の逆転タイムリーを決めたのも奴だ。

2日前のジオンビーに続きまた‘ミスター髭’がサヨナラを決めたと思いきやそうではない。

昨日のデーモンは5タコで連続ヒットも14でストップした。
多分、そのせいだと思うが今日は髭を剃って登場した。

その分ソックスを上げてクラッシック・スタイルで臨んだのだ。
2003年の松井も同じ方法をして5-4(1HR、3ダブル)だった。

モンデシーからメールでも貰ったのかね・・・(>_<)

デーモンは勿論偉いが、個人的には9回裏に同点HRを打ったポサーダも偉い。
9回表に勝ち越しソロHRを浴びたリヴェラは、4月のTB戦で負け投手になったことがある。
あの時は淡々とした感じだったが今日は明らかに神妙な表情だった。

マイケル・ケイが‘shocking home run’と言ったように一瞬にして球場内が静まり返った。
それがポサーダの同点弾で歓声が戻り、サヨナラへの流れを生んだのだ。

今日の松井はスタメンを外れた。
8回には‘代打・松井’を促すようにYESのカメラがしきりに松井の大顔面を捉えるが、
結局この‘wild party’に参加することは無かった。

私が今日の勝利に妙に冷めているのはそのせいもあるかもしれない。

2008年6月6日金曜日

The Giambino~代打の一振りで‘9二死一勝’を得たヤンキース、救われた多くの戦犯候補~

9回裏8-6でTORが2点リード、マウンドにはBJライアンが上がった。
ヤンキースの攻撃は2番ジーターからだから打順的には悪くは無いが、
慌てて対戦成績を調べて唖然とした。

ジーター(0.167)、アブレイユ(0.250)、A-Rod(0.000)、松井(0.095)

確かに苦戦しているイメージは強いがここまで悲惨だったとは・・・(-_-;)

あっさり2者凡退した後、エロが三遊間をしぶとく‘抜ける’ヒットで出塁、
すかさずdefensive indifferenceで2塁へ進む。

ここでバッターは松井だが今日のヤンキースはRISPで10-1、そのうち3回の失敗は松井自身だ。

あ~あ、これで松井が凡退してゲームセットだと辛い1日だな・・・(-_-;)

しかしそこは松井も意地を見せてセンター前にRBIシングルを放ち1点差にした。

マイケル・ケイが‘Yankees still alive.’と叫びながらも、
9回表にファーンズワースが失った1点を恨めしそうに語った。

ここで登場したのが代打のジオンビーだ。
今日スタメン復帰したポサーダが代走を出されて、その後キャッチャーを務めていたモリーナの代わりだ。

ライアンとの対戦成績は14-2(0.143)と厳しいがHRを1本打っている。

1球目は超フルスイングの空振り、2球目は1塁線へぎりぎりのファウル。
そして3球目だった。

思いっきりのスイングで弾けたボールは文句無しの角度でライトスタンドへ飛んだ。
問題はフェアなのかファウルなのか。

実はボールがどこに飛んだか私にはよくわからなかった。
頼りにしたのはマイケル・ケイの実況だったが、彼の‘癖’から判断すると最後は
‘Foul’で溜息を吐くパターンだと思った。

ところが‘Gone! See Yah!’だったのだ。

9回2アウトランナー無しからの見事な逆転劇だ。

こういうのを‘9二死一勝’を得ると言うんだよな・・・(^。^)

ホームでジオンビーを迎える選手達、負け試合だったら明らかに戦犯扱いされていた面々がズラリといた。

そうなのだ、今日のヤンキースは投げてもダメ、打ってもダメ、そして5失点につながったカブレラの
致命的な守備のミス、戦犯候補だらけだった。

ファンとしては目にしたくないプレイをこれでもかと見せつけられてヘトヘトっだったが、
それに耐えて最後まで観戦した者だけが味わえた歓喜の勝利だった

マイケルは‘the best win of the season’と絶叫していたが、本当にそうだろうか。
土壇場で負けを勝ちに変えたという意味では確かにそうかもしれないが、
dramaticではあるがbestとは言えない気がする。

‘勝ちゲームに戦犯はいない’は私の口癖だが、ファンダメンタルな部分で
反省すべき点は大いにあるゲーム内容だった。

‘The Giambino’とはベーブ・ルースの愛称‘The Bambino’を真似たジオンビーの愛称だ。
彼の今日の一振り、あの打球はさすがHRバッターだと唸らせるものがあった。

最近のジオンビーには別のニックネーム‘Mr. Mustache’もある。
口髭を生やし始めてから打撃が好調になった。

それにあやかったデーモンはまさに絶好調だ。
2003年の松井のソックス上げじゃないが、何がきっかけになるかわからない。

鬚を生やして成績が上がるならみんなでやってみようか、先ずはカノーだな・・・(^。^)

借金2になるところを再びイーブンにした。
もう借金生活には戻りたくない。

2008年6月5日木曜日

‘大貧民仲間’の松井秀喜、ムースが今や‘大富豪’~革命的にふたりそろってオールスター出場?~

数年前の報道だが、松井秀喜はチャーター機で移動するとき機内でトランプの‘大貧民’に
興じているというのがあった。

メンバーは広岡広報や通訳だが他にムッシーナも常連らしい。

MLB随一の金満球団の機内で‘大貧民’というのもラブリーだな・・・(^。^)

その‘大貧民仲間’の松井とムースが今や‘大富豪’なのだ。

松井はア・リーグの首位打者、ムースは今日の勝ち星でア・リーグの1位タイとなる9勝目を挙げた。
松井も2安打したが2安打目は貴重なインシュアランス・ランになるRBIシングルだった。

開幕前の松井はスタメンも危うい‘大貧民’、開幕時は打順が8番で‘貧民’だったが、
他の‘平民’達が不調で押し出されて‘平民’に昇格。
その後はまさに結果を残すことで、不動の中軸を打つ‘富豪’になった。

そしてついについに5月の初めにはリーグ首位打者に躍り出て‘大富豪’になった。
但しその後すぐに陥落し、終値ベースで一時0.345の高値を記録した打率が2週間後には
0.297まで続落した。

まあ結局は、居心地のよい0.290~0.310に収斂するのか・・・(-_-;)

ところがそこから見事なV字回復、5月末には首位打者に返り咲き、日々アップダウンを繰り返しながら、
今日現在では首位をキープしている。

一方、ムースは先発ローテ3番手の‘平民’スタートを切るが、いきなり1勝3敗と負けが先行して
‘貧民’に陥落。

ところがそこからの盛り返しが凄まじかった。

BAL戦で初回ジーターのエラーに足を引っ張られて自責点1、失点7、1回持たずに2/3で降板する負けはあったが、それ以外の8回の登板ではすべて勝利を収めているのだ。

前回の8勝目で松坂他と並んで勝ち星でトップ、昨日ソーンダース(←相場師的には最悪の名前)が
9勝目を挙げて一歩リードしたが、今日再び並んだ。

こうしてムースは‘貧民’から‘大富豪’に順調に昇格したのだ。

おまけに、このふたりの‘大富豪’は‘最期’のヤンキースタジアムで開催される
オールスター・ゲームに出場できる可能性も高まってきた。

松井はBOSの黒豚君のDL入りで‘繰り上げ当選’が濃厚だし、
監督が選ぶ投手陣もムースが今の位置をキープすれば‘当確’らしい。

大貧民というゲームのルールの中に同じ数字の4枚のカードを出すことによって、
強弱の秩序を逆転させることができるものがある、その名も‘革命’だ。

言いすぎかもしれないが、今の松井とムースはまさに‘Revolution’だ。

シーズン前にこのふたりが、タイトル争いを演じ、
オールスター出場を果たすと予想できた人は皆無に近いだろう。

日程の3分の1強を終了して‘大富豪’の地位にいるのを目の当たりにしても、
終了時に‘大富豪’でいられると予想する向きは極めて少ないに違いない。

私も例外ではないが、むしろそっちの方が良いかもしれない。

ダークホースは少しでも本命視された瞬間、価値も魅力もなくなるものだ・・・(^。^)

2008年6月4日水曜日

Joba Mania~チャンバレンのスターター転向に伴う熱狂と試練と代償~

ヤンキースのジョバ・チェンバレンの初めての先発登板を巡って
現地では‘Joba Mania’という言葉が生まれるほど熱狂していた。

或る者はThe Beatlesがアメリカにやって来た時以上の大騒ぎだとジョークを飛ばしていた。
ニューヨーク・メッツのペドロ・マルチネスの復帰登板と重なるこの日を‘Super Tuesday’と
一面で扱ったところもあった。

それほど人気のあるジョバだが先発転向へのファンの支持は意外と冷静な数字だった。

セットアッパーの役割を続けるか先発転向をするか、シーズン前からファンの投票をやっていたが、
いつも50:50の近辺をうろついていた。

ジョバの先発転向の方針が公になった後でもそれを支持するファンは私が知る限りでは
高々55%だった筈だ。

セットアッパーとしてのジョバからクローザー、リヴェラへの盤石リレーを好むファンが
根強くいたということになる。

別にジョバに代わるセットアッパーがいればいいのだが、ファーンズワースでは無理だと
ファンは知っているのだろう。

実際、ジョバがブルペンから実質外れた後のファーンズワースの成績は良くなかった。

昨日の試合では同点の場面で登板して案の定敗戦投手になってしまった。

根がペシミストで何かと物事の流れを読みたがるナリポンとしては昨日のあの段階で、
今日のジョバの失敗を予想するのが至極当然のことだった。

If anything can go wrong, it will.

いとも簡単にマーフィーの法則が発動したのだ。

65球という球数制限があったから勝ち負けの対象になる5イニングは難しいと思ったが、
2.1/3(62球)での降板は自責点が1点とはいえ大きく期待を裏切った。

実際にオンライン投票の5段階評価ではこんな感じだ。

What grade would you give Joba Chamberlain for his first start?

A 1%
B 5%
C 27%
D 39%
F 28%


せめて昨日か今日の試合に勝っていればまだしも、連敗してしまったから
代償を伴うシーズン中の‘実験’を批判する向きもある。

スプリング・トレーニングじゃねーぞ・・・<`ヘ´>

ハンクが夢見るようにジョバはヤンキースを担うエースとしてこの先15年間チームに
貢献するかもしれない。
その可能性は十分あるし長期的には望ましい絵だ。
そう考えれば今日の1試合も試練に過ぎない。

ただスターターとしての価値がセットアッパーとしての価値をいつになったら上回るのか、
そういう短期的な問題もある。

昨日打たれたファーンズワースに関してはこの先も不安が大きい。
セットアッパーとしての力が足りないから、ジョバに任せていたのだ。
そのジョバがスターターになるからと言ってセットアッパーに戻しただけで急に機能する筈もない。

かもめはかもめ、不安図は不安図なのだ・・・(>_<)

去年の今頃のヤンキースもある熱狂に包まれていた。

そう‘Rocket’ことクレメンスだ。
調べてみたら、6月9日のシーズン・デビュー戦で勝っている。
スコアは今日と同じ9-3でチームの成績は29勝31敗、借金2というのは
今日終了時点の成績と同じだ。
但し去年はこのクレメンスの登板を挟んで9連勝していて、借金2も最大借金8からの
盛り返し過程であり、今とはモメンタムが全然違う。

‘Joba Mania’のmaniaには医学用語で‘躁病’という意味もある。

このまま弱いヤンキースが続けば間違いなく熱狂は冷めて‘鬱状態’に突入だ。

今日の松井はね~、第1打席はマイケル・ケイが‘big’を何度も連呼するほど
価値あるヒットだったんだけどね~。

2008年6月1日日曜日

ヤンキースは連日の1点差ゲームを制す~首位打者松井秀喜の打率に‘連動’する我が体温?~

昨日はヤンキースが接戦を制し、松井秀喜も3安打2打点の活躍でブッチギリの首位打者キープ。
嬉々として記事のアップがあって当然な地合いだったし、実際アクセス数も多かった。

無駄足を踏ませてしまって大変申し訳ない。
実は金曜の夜からやや体調を崩していた。

このところ何気に好調だったので、久々に病人のidentityを回復した感じだが、
別に心臓ではなく、どちらかというと風邪に似た感じだ。

最近の松井の記事を読んでいると‘heat up’とか‘redhot’とか‘on fire’とかの文字に
ぶち当たってしまうから、その影響で熱っぽくなってしまったのかもしれない。

それでも勿論ヤンキース戦は観戦。

ただダンカンのいきなりのエラーを見せられ悪寒が走り、松井の2打点目の内野安打でワクワクし、
ヴェラス投入でヒヤヒヤし、不安図が被弾して背筋が寒くなり、リヴェラが最後ピシャリとやるまでは
大変だった。

相手選手の名前もマウアーだのモルノーだけじゃなくモンローまで出てきて、
やや‘朦朧’とした意識に襲いかかる。

野球を最後まで見守る体力はあったが、その後は泥のように寝てしまった。
起きても頭はさっぱり動かず書くのはあっさり断念した。

松井の打率は3割3分9厘か、俺の体温に連動すれば3割8分も狙えるな・・・(^。^)

ここでナリポンの発熱時の‘三種の神器’が登場。

‘CCレモン(自分で果汁を搾る)’‘鍋焼きうどん’‘ハーゲンダッツ(カップ)’

CCレモンは普段は飲まないのだが、病気になると無性に欲しくなる。
ビールの中ジョッキに氷をどっと入れて、レモン果汁を搾る。
その昔、正月に高熱にうなされた時に威力を発揮した記憶が残っているせいか、
いまだに‘ご利益’があるような気がする。

昼あれだけ寝たのに、病気の時はいくらでも寝られるし、寝た分それなりに快復する。

さすがに寝過ぎで今朝は早めに起きたが熱は幾分下がっていた。

う~ん、これはヤバイ、松井の打率も下がりそうだ・・・(>_<)

8時過ぎからネットでライブ観戦開始。
松井はいきなりあわやHRのダブルをレフトへ放った。

おや、俺の体温に逆行してるじゃん・・・(^。^)

試合は相手に2点先行されるが、3回の相手エラーにつけこみ逆転した。

2アウト2,3塁、バッターはA-Rod、世が世ならあっさり歩かされてもおかしくない場面だが、
リーディングヒッター松井が‘背後霊’になり勝負せざるを得ない。
これがエロのタイムリーに繋がったとも言える。

その後、点の取り合いになり6回を終わって6-5の1点差のリード。
最後はリヴェラがいるとは言え‘Joba-less’のブルペンは辛い。

そして唯一信頼できるラミレスが同点弾を浴びてしまう。
今季初失点だ。

但し、そこから奇跡のヴェラス、不安図リレーで無失点、延長戦に突入する。

10回裏、打たれた瞬間目を覆いたくなる大きなフライがライトを襲うが‘フェンスGJ’でHRではなく、
トリプルになり結局は無失点に抑えた。

12回表についに勝ち越したヤンキースがその裏リヴェラのあっさり‘1-2-3イニング’で勝利。

連日の1点差ゲームを制した。

試合時間4時間35分、
病人には長過ぎたが、まあ勝てばどうってことは無い。

と言いながらも相変わらず頭は動いていないので駄文にて失礼。

松井は6打席4打数1安打1得点2四球で打率は0.337、首位打者は余裕でキープも
打率はやや下げた。

う~む、俺の体温に連動するならここは身体を張るしかないかな・・・(@_@;)

因みに今日の試合で最大の‘癒し系’はジオンビのタッチアップシーン。
両手を思いっきり高速で左右に動かして、前進するのはピョコピョコ、ドタドタ・・・(^。^)