私は、年中ビールは美味いと思うし、冬、あったか~い部屋でつめた~いビールもイケる。
ただ、冬場はまだいいが、夏場に気をつけなければならないのは、ビールの温度だ。
私は、学生でひとり暮らしの頃も、冷蔵庫は2個あり、先輩からお古を譲ってもらった、
小型冷蔵庫をビール専用にしていた。
その後は、いわゆる大型冷蔵庫を利用するようになったが、ビールのスペースは常にじゅうぶんに
確保されている。
私が30年以上続けているのは、ビールを冷蔵庫で一晩は冷やすということだ。
‘こちとら、宵越しの、ビールしか飲まねぇー’
‘よぉ!江戸っ子だね(←どこが?)’
家では、そのポリシーに則って、ビールが‘管理’されているが、外へ出ると色々な目に合う。
‘あのう、ビールが冷えてなくて、ぬるいんですが’
‘あ~あ、そうですか。ちゃんと冷やしたんですけどね’
まるで、悪いのは店ではなく、‘怠け者の冷蔵庫’君とでも言いたげな責任転嫁。
こういう店は、サーヴィスは勿論、料理もハズレの可能性が高い。
冷えてないぬる~~いビールを平気で出す店は、即日‘営業停止’にすべきだろう(笑)
で、冷えてない生ぬるいビールを出された時、ナリポンはどうするのか。
‘じゃぁ、氷を持ってきて下さい’
‘えっ、氷ですか’
シンガポール仕込みの、‘ビア・オン・ザ・ロック’作戦だ。
味が薄くなるだろうと思われがちだが、往時の元気な私は氷が解ける前にサッサと頂く。
一度、羽田のイタメシ(ファミレスチック)でもめた時は、客あしらいの上手な支配人が登場、
シャンパンクーラーに、氷水を入れそこにスーパードライの中瓶を三本打ち込んだ。
これが、意外な効果でビールは短時間に冷え冷えになったが、
事情を知らない周りのテーブルの人間の目も、
‘あいつら、ビールでシャンパン気分かよ。バッカじゃないの’
と、かなり冷たかった(笑)
この時期になると、気の利いたお店がそうするように、我が家でもグラスを冷凍庫に入れて、
フロスト状にする。
今は酒量が激減したから、グラスは最初の1回だが、昔はグラスを複数個冷やして、
適宜、フロストの感激を味わったものだ。
この冷凍庫フロストグラスは、是非みんなにもオススメだ。
専門家はビールを冷やしすぎると、‘寒冷混濁’という現象が発生して味が劣化すると主張する。
確かに、間違って凍らせたビールなんて飲めたもんじゃない。
でも、論理がうんぬんではなくキンキンに冷えたビールが好きなのは一生変わりそうにもない。
将来、ベッドで伏せたまま、吸い飲みで‘最期のビール’を飲んでも、言いそうだ。
‘冷えがあまいんだよ、一晩冷やしてねぇーだろ、あと吸い飲みもちゃんと冷やしておけよ’
0 件のコメント:
コメントを投稿