私にも中学生の息子がひとりいるが、特に何かを言われるわけでも、されるわけでも無い。
幼稚園の頃は、幼稚園で素直に‘調教’されて、‘肩たたき券’だの
‘似顔絵プリントのTシャツ’だのを、貰った記憶がある。
そもそも、バレンタイン・ディや母の日に較べても、父の日の認知度は低い。
歴史的にみても、最も‘新参者’のようだ。
別に何か確たる調査結果がある訳でないが、子供達がオヤジに言われて
最も不快に感じるセリフは、この辺だろう。
‘誰のおかげでメシが食えると思っているんだ’
‘それが、親にむかって言う言葉か’
昔のオヤジ達は、なんの抵抗もなく平気で吐いたセリフだが、
そう言われて、育った世代が親になると、吐けなくなった。
自分が感じた不快感を味あわせたくないと言う、‘善意の解釈’も成り立つが
基本的には‘家族の力学’の変化のような気がする。
民主教育や人権意識の浸透によって、そういう言葉を口にすることに抵抗を感じるように、
なったのかも知れない。
そういうセリフを浴びせられた自分の子供たちが、キレて非行に走ったり、挙句の果てには、
とんでもない犯罪を犯したりすることに危惧を抱いているのかも知れない。
ただ、そういった小賢しい説明以前に
単に、オヤジ達が弱くなったのだ
私も例外ではない。
若い頃から、上司に平気で噛み付いていたし、相手が外人だろうと日本人だろうと、
攻撃的になればそれ相応の‘実力’を発揮できるのに、
息子は、恐らく最大の苦手な相手なのかもしれない。
妻は、一応気を遣って、今夜のメニューを考えてくれた。
これも、飽くまでも、ノーイベントだと微妙に不機嫌になる私を意識した‘危機管理’の一環だ。
虎の子の、キャビア30g、いつもきっちりと3人で牽制しあいながら、10gずつ等分にしているのが、
今日は、オヤジへの敬意を表して私の取り分は13g(目分量だけど)、
15gを主張したが、見事に却下された。
父の日の‘威光’は、キャビアの取り分3g増量だった。
因みに、日本で父の日の普及に努めたのは、簡単に想像がつくが、ネクタイ業界だそうだ。
今年は、クールビズで大苦戦だろうな。
ヤンキースの松井は、母の日は、ピンクのリボンにピンクのリストバンドをつけて出場。
絶不調だった時期だが、その日は3打数2安打、打点1。
父の日は、ピンクではなくブルーに変えて出場するらしい。
父親が観戦している時の、打率、HR率が異常に高い松井選手・・・
またまた活躍して欲しいものだ。
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