‘勝負は下駄を履くまでわからない’と言うが、アメリカではそもそも下駄を履く人なんて
皆無に近いから、ますます‘勝負’はわからない。
今日のヤンキース対デビルレイズ戦。
ここ2戦、本来のピッチングをみせていたランディ・ジョンソンが2回に5失点。
まあ、回は若いし、逆にこういう展開は勝負のあやとして、逆転もあると思っていたが、
4回を終って、2-10の8点差。
さすがにこれは負け試合だと覚悟した。
‘まったく、ア・リーグ最低勝率のTBに連敗かよ、おまけにRJで・・・’
途中経過では、BALもBOSも大量リードで楽勝ムードだし・・・。
加えて、NHKの解説の佐野慈紀のウダウダ解説が、神経を逆撫でする。
終には、音声をサブ・チャンネルに変えてしまった。
松井は、しぶとく出塁を続けるし、自己ベストの12試合連続安打も放つが、
所詮負けムードの中では、盛り上がらない。
ヤンキースの負けが許されないとしても、負けるとしたら、まあ野茂君の
勝ちがある訳だし・・・と思っていたら、5回にヤンキースが反撃。
野茂は4回2/3で降板して、勝ち投手の権利を得られず降板。
P交代でBS-1はニュースへ。
ニュースが終わり、さあ、どうなるかと思いきや、なんと画面はNBA。
えっ?
野茂降板で放送中止?
慌てて、番組表をチェックするとBS-hiでは中継続行もBS1は最初から
NBAファイナルを中継の予定だった。
さっそく、MLB.TVを起動させるが、もうヤンキースの攻撃は終了済み。
結局、追加点は無く6-10のまま。
なんか、すべてがオレを不幸にするために仕込まれたような流れだった。
1点追加して、3点差に迫ると、すかさず切り返され、また4点差。
そして8回裏の攻撃。
なんだかんだで、2点入れて、なおも1アウト1,2塁でバッターは我らが松井。
‘う~む、昨日の8回のスリーランを右クリックで切り取って、貼り付けられたらいいのになぁ’
心の中では、打ってくれと念じながらも、ゲッツーもあるなぁとマイナス思考も・・・。
ところが、今の松井に期待し過ぎて裏切られることは無い。
オーバーフェンスはかなわなかったが、ライトオーバーのダブル。
ただ、得点は1点。
またまた、松井が8回に1点差に迫る一打。
カメラはスタンドにいるタイガー・ウッズを仕切りに映している。
ジアンビ敬遠で打席はバーニー。
なぜかこの時は、バーニーが打ってくれる確信があった。
走者一掃の、3点トリプル。
ウッズの白い歯が見える。
もうその後は、なにがなんだか画面を観ててもワケワカメ。
そして、終に迎える、3連続ホームラン。
シェフ、エーロッド、松井、まさにクリーンアップの3連発。
松井の一撃を現地実況が大絶叫!
“OHHHH, Black Seats! Oh, my Goodness!”
実際、あのバックスクリーンのブラックシーツに入ったHRは20本くらいしかないらしい。
それにしても、同じイニングに10点目と20点目の打点をあげるってスゴスギ。
1イニング35分20秒に及ぶ攻撃、MLBの公式ページにいって、TOP PLAYのところで
13得点のシーンが1分40秒に凝縮されて観られますよ。
タイガーチャージで有名なウッズも目を白黒させる凄まじ過ぎる攻撃だった。
ウッズも先の全米オープンで、ランキング80位の伏兵に敗れた直後の観戦。
逆転してニコヤカだったから、ヤンキースファンだと思うが、諦めずに最後まで観た
甲斐があっただろう。
5打数4安打(1HR)2打点4得点の松井が、ある意味全然目立たなかった。
自己新の7打点のシェフ、勝ち越し打を含め5打点のバーニーが主役。
ジーターも5安打だし、松井の連続週間MVPの敵は身内にありかも・・・。
しかーーーーーーーーーーーーーし、
今日は負けてはいけない、勝って当然の試合に勝っただけ。
明日以降も頼むぜ、ヤンキース、頼むぜ松井。
えっ、昨日の日記でスポーツネタを書きすぎないとか言っていながら、
連日のヤンキースネタはどうしたかって?
仕方ないでしょ、8点差をひっくり返して、9点差で勝つ試合なんて一生に何回あるか
わかりませんよ。
2005年6月22日水曜日
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