2005年12月1日木曜日

引き上げゆばを家庭で味わう乙なひと時~‘ゆばのIT革命や~!!!’(ヒコマロ風)~

広尾にある、箱根暁庵という蕎麦屋をよく利用していた時期があった。
蕎麦屋といえば、古い造りの店を訪れることが多かったが、ここは箱根湯本ホテルがオーナーで、
中々おしゃれな雰囲気だった。
(観月ありさと遭遇したこともある)

蕎麦は、あの「翁」の高橋邦弘氏が山梨にいた頃(現在は広島に移ったみたいだ)、
弟子入りして修行した人が打っていた。

蕎麦屋では無論、一杯やってから蕎麦になるが、
その酒肴で気に入っていたのがここの‘生ゆば刺し’だった。

オーダーをする時に、先ず‘今日はゆば刺しあります?’が口癖だった。

確率的には5割と言った感じで、無いと多少めげ、あればそれだけで、
ちょっと幸福な気分になったものだ。

それが、最近では簡単にしかもメチャ安で、自宅で楽しめるようになった。

我が家では数年前から、タイシというメーカーの500mmペットボトル入り(無調整豆乳)を
使って、自宅でゆばを作るようになった。

卓上コンロに、小さいな土鍋をつかい、ゆばを一枚ずつ作っては、家族がかわりばんこに食す。
当時は、息子も無邪気な頃で、作ることも楽しんでいた。
実際、たこ焼きをひっくり返すがごとく、コツをつかむ楽しみはある。

ポン酢か本わさび醤油で頂く。

今年の夏になって、紀文から‘ゆばにゅう’という新製品が出た。

早速、試してみたが、中々良い感じだった。

というか、恐らく豆乳そのものはタイシのものと大差がないと思われるが、
ゆばの作り方についての説明が優れていたのだ。

‘表面にゆばが張り出したら火を止め、そのままにします。’

それまでも、弱火にはしていたが火を止めるまではしていなかった。
そのせいで、最初のうちは、いいのだが、次第に焦げ臭くなってしまっていたのだ。

ゆばを楽しんだ後は、おぼろ豆腐を作ったり、豆乳鍋を作ったりできる。
紀文のほうは豆腐を作る際、にがりを準備する必要あり。
タイシは、にがり付きとにがり無しの両方がある。

我が家は基本的に、豆乳鍋にする。
出し汁を加えて、豚肉と野菜で豚しゃぶとして食べる。
豆腐をいれると、周りがレアチーズクリームのようになって‘ともあえ’状態になる。

若い頃は、ヘルシーという謳い文句を聞くと、逆に拒否反応もあったが、
いまや加齢とともに、食の嗜好そのものが自然とヘルシーなものになっている。

タイシにせよ、紀文にせよ値段は約200円と家計にとってもヘルシーだ。

引き上げゆばを家庭でこんなに簡単にできるなんて‘ゆばのIT革命や~!!!’(ヒコマロ風)

スーパーへの普及度はイマイチの感もあるが、売り場は、豆腐売り場にあるのが基本。

興味のある人は、是非お試しあれ!
少なくとも、豆乳鍋の素を買うくらいなら、絶対にこっちだ。

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