サッカーは国際Aマッチだと嬉々として観るが、Jリーグはたまにしか観ない。
Jリーグで特に応援するチームは無い。
むしろ個人的に親交のある、岡田審判が笛を吹いているのを見つけると、その試合を観たりする。
彼とは、異業種の会で知り合い、1ヶ月に1回会っていた。
フランスW杯の時は、壮行会と慰労会をやったし、私が穢土を離れる時は送別会に来てくれた。
まあ、Jリーグに対しては、その程度の思いしかないのだが、そもそもスポーツ観戦狂だから、
今日の大混戦優勝争いには、当然のように飛びついた。
すると、なんのことはない、ガンバ大阪vs川崎フロンターレは
その岡田審判が笛を吹いているじゃないか。
ガンバはイケメンのツネ様(宮本)に加えて、W杯予選で大ブレイクした大黒のおかげで
チームとしても相当ファンを増やしたのではないか。
‘そういえば、なぜか「大黒様」って流行語大賞の候補にもなってなかったな’
試合はガンバが先行するが、川崎もしぶとく追いつく。
2-2の同点から、決勝点になるのは、なんとPKだった。
岡田審判を知っているせいで、どうしても彼のジャッジが気になるが、あのPKは文句なし。
一方のセレッソは終始リードを保っていたのに、なんと終了3分前に同点に追いつかれた。
ガンバは逆に決定的な追加点をあげ、4-2にする。
そして、長居には非情のホイッスルが響き、直後には等々力に歓喜の声が轟く。
アトランタ五輪でブラジル戦で勝利しても、クールなイメージだった西野監督もインタヴューでは、
泣きっぱなしだった。
宮本も日本代表で見せる顔とはまったく違い、情緒溢れる表情だった。
ユース時代からのガンバ一筋、本人も言っていたように‘次元の違う喜び’だったのだろう。
長すぎたかどうかは別にして、初めての春を味わったガンバ、
それにたいして、桜色の夢が寸でのところで破れ、5位に散ったセレッソ。
それぞれの熱いファンにはそれぞれの感慨があるだろうが、私も一スポーツファンとして、
今日の5チーム大混戦は想像以上に堪能できた。
思えば、MLBのア・リーグだって、上位4チームのうち3チームの勝敗数が
まったく同じという劇的なものだった。
ところで、今日気付いたふたつのこと。
チョッと前、高校生だったと思っていたら(笑)、松波ってもう31で引退するのね。
あと、Jリーグ発足の時、各チームのネーミングの由来は覚えたつもりだったのに、
(コンサドーレは笑った)ガンバは盲点だった。
単純に、がんばれの意味だと思っていたら、それ以外に
ガンバ(GAMBA)はイタリア語で‘脚’を意味するとか洒落をきかせていたのね。
私の昔のディーラー仲間に、野球は阪神、サッカーはガンバという、
当時は辛い思いばかりしていたマニアがいるが、今年はさぞかし良い年になったことだろう。
2005年12月3日土曜日
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