女子フィギュアスケートと言えば、素直に札幌オリンピックのジャネット・リンだ。
当時高校生だった私は、素直にあのブロンドのショートヘア―、あの笑顔に魅了された。
フリーの演技で、転倒した後も満面の笑みを見せながら、演技を続け、かえって感動を呼んだ。
翌日の朝日の4コマ漫画、サトウサンペイのフジ三太郎は傑作だった。
三太郎がジャネット・リンが転んだ場所の氷を削って、
それでオン・ザ・ロックを飲むというものだった。
当時は、勿論アルコールの味は知らなかったが、極めてわかり易い感覚だった。
但し、所詮スポーツとしては余り興味がなかったから、単なる俄かファンで終った。
次に登場するのが、伊藤みどりである。
トリプル・アクセルを女子選手として初めて公式戦で成功させたように、
とにかくジャンプ技術が優れていた。
アルベールビル五輪では一度は失敗しながらも、2度目に成功し銀メダルを獲得した。
ただ、当時の口の悪いマスコミの中には、
‘伊藤みどりは、滑る前に登場しただけで、芸術点が減点される’
等と、私の言いたいことを見事に表現しているものもあった・・・(゜o゜)
その後は、オリンピックなら一応見るかなと言った程度で、フィギュアスケートに関心は無し。
それが、ここにきて、なんともミーハー的に盛り上がっている流れに、すっかり乗せられてしまった。
基本的には、浅田真央という新星の登場によるものだが、他の選手もなかなかで
‘よりどりみどり’と言える。
真央ちゃんは素直に可愛いいし、柔らかく軽い。
演技中は目の動きが歌舞伎役者並みに動くが、普段の仕草もあどけなく愛らしい。
ミキティはちょっと太り気味だが、大きな目が魅力的だ。
ただ個人的には私服の時の方が魅力的に見える。
荒川は何となくタイ人のニューハーフっぽい。
マルシアにも似ていると思ったが、今日は髭を剃って髪を切ってヤンキース入りをした
ジョニー・デーモンにそっくりに見えた(笑)
中野はどこか‘特ア風’の顔つきだ。
恩田は、どうも技術的にも芸術的にも印象が薄い。
顔は‘水曜どうでしょう’の大泉洋に似ているか。
不思議なのは村主だ。
私服で、ジャンクスポーツとかに出ているのを見ると、別にどってことのない顔だし、
しゃべりもシャープではない。
ただ、スケートをしている時の表情は情感に溢れ、妙に惹かれるものがある。
ほくろといい、半開きの口元といい、何故か見ていると切なくなる。
と言う訳で、私の‘指名’で3人選ぶとすれば、浅田真央、村主、安藤なのだが、
真央ちゃんは年齢的に足りず‘淫行’になってしまう。
世界のシニア大会で一位になったのに、ルールはルール。
諸外国からは出場を求める声がたくさん聞かれたのに、肝心の日本が協会として動かなかった。
城田強化部長が矢面に立たされたが、彼女が見た目も発する言葉も、
見事な‘叩かれキャラ’だった。
確かに霞ヶ関の官僚臭い言動だった。
‘なんか予め既定の路線が決まっていて、そうならないと困るって感じだな’
騒動の中で動揺したのか、昨日は男子の採点ミスにも絡んでいたようだ。
そして、終に今日最終選考の日本選手権が終わり、女子代表3人が選出された。
安藤、荒川、村主の3人だ。
‘そうそう、これが城田さんの描いた既定の路線か・・・(-_-;)’
既に、この3人を‘想定内’にしたように、ロッテのCMが作られ、流されていた。
感覚的に言えば、最近台頭してきた中野は不満だろう。
なにしろ、安藤との直接対決では3戦全勝だ。
フィギュアは前回のソルトレイク五輪でも、不正なジャッジが問題となった。
スポーツ大好き人間の私が、こういう採点競技は余り好きでないのはそういう理由だ。
客観的な数字で争える競技はクリアーに勝敗や順位が決するから潔い。
まあ、採点競技だからこそ、今日の私のように、顔やスタイルだけで論じても許されるかな。
どうせなら、エキジビションのひとつとして、ノーメイクで競うってのはどうかね。
スピン対決ならぬ‘スッピン対決’・・・(^o^)/
2005年12月25日日曜日
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