2005年10月11日火曜日

ヤンキース敗れて秋を知る~2005年秋、松井秀喜に捧げる言葉~

2005年のヤンキースは167試合目で幕を閉じた。
私はその全ての試合をライヴで観戦した。
そしてその試合全てに、松井秀喜がいた。

一日のほとんどをベッドで過ごすノー・イヴェントな私の人生で、
日々のヤンキースの戦いぶり、松井秀喜の活躍こそは、常にメイン・イヴェントだった。

今年から始めたブログのお陰で、より多くの人々と気持ちを共有することが出来た。

松井がHRを放ったり、ヤンキースが劇的な勝利をした時の喜びのシェアは勿論だが、
私は、寧ろヤンキースの低迷を嘆き、松井の不振を心から憂慮して
悲しんでいる人々の記事を目にすると、より共感した。

全試合を観る事によって、或いはより多くのファンと知り合うことによって、
今年の私は、よりディープにヤンキースと関わりあった。

明日、ヤンキースの試合は無い。

ヤンキースの秋が終った事を知り、突然、私も秋を感じている。

2005年秋、松井秀喜に捧げる言葉


更なる高みを目指し
それが宿命づけられて
運命づけられて

しかしながら今年も
到達できなかった

終盤にみせた力は
期待以上にたくましく
粘り強く

しかしながら
到達できなかった

高みを極めようとするが故に
敗北感に苛まれて
いるかもしれない
君を

戦いの最後の役を演じ
自分を責めて
いるかもしれない
君を

麓から見守っていた
わたしは
こころからの敬意と謝意をもって

透明な秋の薄暮に佇んでいる

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